はなゆきさんのレビュー
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史記 5 呉越燃ゆ 中
久松文雄, 久保田千太郎 / ゴマブックス
呉と越が知と勇を尽くして戦います
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「呉越燃ゆ」の中巻は、呉と越の復讐戦の物語です。
越王勾践(こうせん)は、呉王夫差(ふさ)を破りますが、伍子胥は呉王夫差を薪の上に寝かせて復讐を遂げます。"臥薪"
呉に敗れた勾践は、妃を呉王夫差(ふさ…)の側室とされ、范蠡とともに呉に囚われますが、2人は復讐を心に誓います。"嘗胆"
呉王夫差と伍子胥、越王勾践と范蠡の戦いがどうなったのか、とても解りやすく描かれています。 続きを読む投稿日:2014.06.17
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史記 4 呉越燃ゆ 上
久松文雄, 久保田千太郎 / ゴマブックス
中国歴史ロマンが分かりやすく描かれています。
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史記4~6の「呉越燃ゆ」は、中国の戦国時代を舞台に呉の伍子胥(ごししょ)とそのライバルの范蠡(はんかい)の活躍を中心に描かれています。
上巻では、楚から呉へ伍子胥が逃亡するところから始まり、伍子胥は軍…師の孫子と組んで、公子光を呉王にします。
大国の楚に復讐するためには、呉はどうすればよいのか?
そして伍子胥のライバルの越の范蠡の動きはどうか?
呉と越の虚虚実実の戦いが続きます。
小説で読むと複雑な人間関係なのですがコミックなので解りやすいです。 続きを読む投稿日:2014.06.17
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史記 3 項羽と劉邦 下
久松文雄, 久保田千太郎 / ゴマブックス
項羽と劉邦の戦いの決着、そして虞美人の運命は、いかに?
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項羽と劉邦の戦いは、ついに決着します。そして悲劇のヒロイン・虞美人はどうなるのでしょうか?
ずいぶん古いコミックですが、歴史ドラマをわかりやすく描き切っています。私は、上・中・下巻を一気に読んでし…まいました。 続きを読む投稿日:2014.06.10
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史記 2 項羽と劉邦 中
久松文雄, 久保田千太郎 / ゴマブックス
秦朝滅亡と項羽と劉邦のせめぎ合い
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項羽と劉邦は、秦の首都である咸陽に迫ります。どちらが先に咸陽の都に入るのでしょうか?そして、二人は始皇帝が築き上げた阿房宮というハーレムで、絶世の美女・虞美人というヒロインと出会います。
歴史ドラマ…は、まだまだ続きます。
ホントに癖になります。 続きを読む投稿日:2014.06.10
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史記 1 項羽と劉邦 上
久松文雄, 久保田千太郎 / ゴマブックス
中国歴史ドラマの定番が読みやすい
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史記は、中国歴史ドラマの定番中の定番ですが、その中でも有名なのが、項羽と劉邦です。英雄豪傑の項羽と人望抜群の劉邦の二人が、それぞれの軍師や仲間とともに天下を争います。
上巻は、名家出身の項羽と小役…人出身の劉邦の生い立ちから始まります。始皇帝の行幸を見て、項羽は、「いつか俺があのようになってやる。」といい、劉邦は、「立派な男は、ああでなくっちゃ。」といいますが、この二人がやがてどうなるのか、コミックならではの読みやすさで、中・下巻へと続きます。
癖になりますよ。 続きを読む投稿日:2014.06.10
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増補版 松田聖子論
小倉千加子 / 朝日文庫
山口百恵を対称軸に松田聖子を考える
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1970年代の山口百恵をベンチマークにして80年代の松田聖子を論じたジェンダー論の本です。
日本的、農村的、土俗的な山口百恵に対して、松田聖子は、無国籍、都市的、色彩豊かです。
百恵は、「秋桜」…で、明日嫁ぐ私に縁側で話しかける母を歌いましたが、松田聖子が「ボン・ボヤージュ」で歌うのは、ママに嘘をついてボーイフレンドと旅行に出かける少女です。
聖子が歌うのは、「醒めた演技者」としての少女であり、そこには「ママのようなつまらない生き方はしない」という聖子の決断があります。
私は、松田聖子と同年代です。松田聖子のデビューから、同時代的に年を重ねてきました。この本が書かれたのは、1995年で今から20年近く前です。百恵は、結婚・引退して、日本的な女房になりましたが、聖子は、50代ですが現役のアイドルを続けています。私は、これからも聖子を聴き続けたいと思います。 続きを読む投稿日:2014.01.03