通りすがりの読書好きさんのレビュー
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78
このユーザーのレビュー
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しゃべれども しゃべれども
佐藤多佳子 / 新潮文庫
楽しい!
3
映画化もされていたので面白いのかなと思い読み始めました。もう10年以上も前の作品だけど思っていた以上に面白かった。
対人恐怖症の青年、口下手な女性、いじめにあっている少年、あがり症の野球解説者の4人が…落語を習う事で成長していく姿が泣き笑いありで楽しめました。映画化するだけの理由はあるかもしれないね。
続きを読む投稿日:2014.03.23
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グラスホッパー
伊坂幸太郎 / 角川文庫
単なる殺し屋の物語ではないところがいいな
2
伊坂幸太郎作品をの中でも、全然旗色が違うかも。
三人の殺し屋と主人公の鈴木が段々と繋がっていく後半は凄く面白い。
殺人や、自殺する場面の描写が生々しいのが痛いな。投稿日:2014.04.02
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フィッシュストーリー
伊坂幸太郎 / 新潮社
どこかで誰かが繋がっていて。。。
2
四篇からなる短編集ですが、表題作の『フィッシュストーリー』がとにかく面白い。
どこかで誰かが繋がっていて、それぞれ人助けをしているという設定が良い。伊坂作品ならではの楽しさ。投稿日:2014.04.07
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憑神
浅田次郎 / 新潮社
最後まで読まないと感動を味わえないかも
2
『憑神』と言うタイトルなだけあって、貧乏神、疫病神、死神に憑かれてしまう侍の話ですが、明治維新間近の侍の心意気や、人情を持った神様達が繰り広げる物語が面白い。ラストは感動して涙が出そうになった。彦四郎…や貧乏神を映画で演じていた妻夫木聡、西田敏行を想像しながら読んでいたから余計に感情移入してしまいました。
映画版より先に読んでいて良かった。残念ながら映画はイマイチだったので。。。 続きを読む投稿日:2014.04.02
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アヒルと鴨のコインロッカー
伊坂幸太郎 / 創元推理文庫
とにかくオススメ!
2
やられた。見事な仕掛けにすっかり嵌ってしまいました。
伊坂作品に共通する魅力ある登場人物達のセリフや行動などがとても良かった。
映画化もされているみたいだけど、あの仕掛けを映画で表現で出来るのかな。
…読み手に想像させる事が出来る小説ならではのストーリーではないかと思うけど。。。
続きを読む投稿日:2014.03.23
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モップの魔女は呪文を知ってる
近藤史恵 / 実業之日本社文庫
女性清掃人キリコのシリーズ第三弾
2
『水の中の悪意』、『愛しの王女様』、『第二病棟の魔女』、『コーヒーを一杯』の4編からなる作品です。
今回も謎解きとキリコの魅力が満載のストーリーになってますが、一番面白いのは『第二病棟の魔女』。小児…病棟で噂される深夜に現れる魔女の正体は? 新人看護婦が出会った深夜の女性清掃人。
しかし、病院では深夜に契約している清掃作業員は居ないと分り、謎が深まるばかり。。。
続きを読む投稿日:2014.04.07