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三浦しをん / 新潮文庫 (1469件のレビュー)
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総合評価:
thutomu
箱根駅伝は見ないけど
オンボロ学生寮に住んでいる陸上未経験者が多数の学生10人が箱根駅伝を目指して、出場を果たすというあり得ない設定や、登場人物のキャラが立っていることからも漫画チックだと思ったけど、終盤のハイライトに向か…って、シリアスさもある極上の青春小説になっている。 ボリューム感を感じさせず、惹き込まれた。続きを読む
投稿日:2023.02.19
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あきら
『舟を編む』に続き、しをん作品三作目。この感動を表す言葉を、わたしは知らない——。毎年(×2)つまんねぇ「箱根駅伝」なんか放送しやがって(好きな方ゴメンナサイ…)——と、いつも苦々しく思っていたのです…が・・ "走る"ってこんなにも美しいものだったのですね。初めて知りました…。まだ読んだことない貴方が羨ましい、そんな作品です(^^) excellent.続きを読む
投稿日:2024.04.27
2063476番目の読書家
アニメの方を見たことがあったと思うけど、多分アニメの100倍くらい原作が良かった。箱根本番が始まった後からは、一気に読んでしまいたくて、結局数日で読み切ってしまったし、ところどころ泣いてしまった。小説…でも漫画でも、こういう直向きに向き合ってそこに向けて全力の努力をし、きらきらと輝くような話に弱い。全部自分に無いものだから。 もっと寛政大のチームの走りを見てたかったな。 毎年放送だけはついている箱根駅伝の面白さは、私には今まで全然わからなかったけど、長距離の奥深さや、そこに打ち込んで走る人たちの努力や葛藤や挫折をこの本で感じて、次の箱根駅伝はちゃんと見てみようかなと思った。 続きを読む
投稿日:2024.04.20
ティモ
自分も走っている気分になって、すいすいと読んでいきました。 特に箱根駅伝本番の1区から10区までは手に汗を握りながら(本がしわしわになりました…笑)、ドキドキしながら読むことが止められなかったです。 … 毎年箱根駅伝を観ているけど、それぞれの区間の特徴なども初めて知ることが多かった。 来年の箱根駅伝の前にもう一度読みたいです! レースが終わって「やったー!」という気持ちと、終わってしまったさみしさ… その後の彼らの話をもっと読みたいと思いました。 キングは就職できたのかな? ニコチャン先輩は卒業できたのかな? 次の年はどんなメンバーで出場したんだろう? 走と双子はどの区間を走ったのかな?続きを読む
投稿日:2024.04.15
ぽさ丸
ただ走るというシンプルな競技がこれほど奥深いものとは…箱根の知識が詰まっている名著。寄せ集め集団で箱根を目指す青春疾走物語。 生きてきた環境や考えが違う竹青荘のメンバーがそれぞれの想いを持って襷を繋…ぐ場面は迫力満点。三浦しをんさんの筆力をありありと感じ、見せつけられた。 できるできないの基準ではないなにかを築けるか、がこの作品のテーマであるそうだが、これから生きてゆく人達への指針ともなる小説であろう。 因みに私は清瀬推しです。続きを読む
投稿日:2024.04.06
かわい
疾走感あるお話で面白く、とても感動した。 現実的なことかどうかなどは色々議論があると思うが、それよりも、清瀬の言う、「強く」という意味を考えながら読むのが面白かった。 陸上競技は、個人でやるものという…イメージがあるが、駅伝やリレーのお話を読むたびに、仲間と共に走っているんだという感覚にとても暖かさを感じる。 清瀬のような、指導者と巡り合えたら素敵だなとも思った。続きを読む
投稿日:2024.04.02
りんご
「走る」とは。 ほとんど陸上素人のメンバーが箱根駅伝出場目をざし一念発起! 時には喧嘩したり、励ましあったりしながら箱根を目指す。そんな青春が詰まったお話。 「走る」とは苦しい。 「走る」とは自分との…戦い。 「走る」とは美しい。。。 「走る」ってなんだろう。 その問いを求めて、なんだか走り出したくなるような素敵な作品でした。続きを読む
投稿日:2024.03.29
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