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伊坂幸太郎 / 実業之日本社文庫 (490件のレビュー)
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総合評価:
thutomu
怒涛の展開
作者の作品では何度か出てくる兄弟愛。 単なる血の繋がりということだけではなく、辛い体験を共有してきたことで絆が強くなっている。 その兄弟の過去の話だけでも十分面白かったんだけど、終盤の作者得意の伏…線回収をしながらの怒涛の展開には圧倒された。 ハッピーエンドではないかもしれないけど、読後感も良かった。続きを読む
投稿日:2021.12.27
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ちーたん
続きが気になって、読み進めやすくはあったけど、不幸な生い立ち比べをしているような話で、どこか嫌な気分を残す作品だったかな…。 もう一度読みたい感じはしない。 他人のどうでもいい不幸に首を突っ込んで、…さらに不幸になっている感じもする。 伊坂さんの作品、何作か読んだことあるけれど、男目線の主人公が多いような…。 今作に出てくる女性は、みんな少しアホすぎる。 実際、現実の女は、もっとしたたかです。 過去の嫌な記憶の元となる"汚れた白くま"も、家出をするような小学女児なら、くれた相手が見えなくなったら即効捨てると思う。 続きを読む
投稿日:2024.05.28
ぴろりきん
読みやすく、設定もわかりやすい。個人的に普段は読まない内容や設定で新鮮さがあった。 主に過去の話が主体で後半まで少し飽きつつあり、そこまで意外な展開もなく全体的に退屈だった。
投稿日:2024.05.25
さおりんご
伊坂幸太郎さんの作品大好きですが、これはあんまり、、、。 あとがきの「優しいは人に親切にするというイメージを持っていたが、にんべんに憂とかくから、人の嫌な気持ちをわかってあげるのが優しさなんだ。別に特…別なことをしなくても人の嫌なこと、辛いことをわかってあげるのが優しさだ」っていうのが良かった。続きを読む
投稿日:2024.05.11
シバ
このレビューはネタバレを含みます
さすが伊坂さん!!!って感じの作品です。 重いシーンも多いですが最後は爽快な気分になります。 でも、、、最後悲しいです。ユーガ、、、
naribooklog
「俺の弟は、俺よりも結構、元気だよ」 伊坂さんらしい不思議な能力を持った双子の物語。いつも通りある程度の暴力描写はありますが、今回は対象が子どもたちだったりするのでその点は読んでてしんどい、、 た…だ、フーガとユーガという名前がうちの長男次男の名前と同じ韻なこともあってか、2人のやりとりに息子たちを重ねてしまいます。日常からはほど遠いけどどこか近くも感じる物語でした。続きを読む
投稿日:2024.05.07
kurukurukenken74
伊坂作品は、向かっている先が分からず、予測不能で不思議な魅力がある。 久しぶりに手にした彼の作品は、哀しくも不思議な物語だった。 常に敵と戦わざるをえない暮らしの中で、双子はお互いの存在が支えになって…いる。 兄弟であり、友であり、同士である彼らの絆。 そして不思議な不思議な「アレ」の事。 見事に伏線が回収され始め、伊坂ミステリーの向かう先が見えると、胸と目頭が熱くなった。続きを読む
投稿日:2024.05.02
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