【感想】フーガはユーガ

伊坂幸太郎 / 実業之日本社文庫
(487件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
121
206
133
9
0
  • 怒涛の展開

    作者の作品では何度か出てくる兄弟愛。
    単なる血の繋がりということだけではなく、辛い体験を共有してきたことで絆が強くなっている。
    その兄弟の過去の話だけでも十分面白かったんだけど、終盤の作者得意の伏線回収をしながらの怒涛の展開には圧倒された。
    ハッピーエンドではないかもしれないけど、読後感も良かった。
    続きを読む

    投稿日:2021.12.27

ブクログレビュー

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  • naribooklog

    naribooklog

    「俺の弟は、俺よりも結構、元気だよ」

    伊坂さんらしい不思議な能力を持った双子の物語。いつも通りある程度の暴力描写はありますが、今回は対象が子どもたちだったりするのでその点は読んでてしんどい、、

    だ、フーガとユーガという名前がうちの長男次男の名前と同じ韻なこともあってか、2人のやりとりに息子たちを重ねてしまいます。日常からはほど遠いけどどこか近くも感じる物語でした。続きを読む

    投稿日:2024.05.07

  • kurukurukenken74

    kurukurukenken74

    伊坂作品は、向かっている先が分からず、予測不能で不思議な魅力がある。
    久しぶりに手にした彼の作品は、哀しくも不思議な物語だった。
    常に敵と戦わざるをえない暮らしの中で、双子はお互いの存在が支えになっている。
    兄弟であり、友であり、同士である彼らの絆。
    そして不思議な不思議な「アレ」の事。
    見事に伏線が回収され始め、伊坂ミステリーの向かう先が見えると、胸と目頭が熱くなった。
    続きを読む

    投稿日:2024.05.02

  • werasd

    werasd

    伊坂作品の定番の様な、胸糞の悪くなる悪役に翻弄され、ささやかに抵抗する双子が主人公の物語。
    途中で、この先の展開が読めなくなってきたが、そこからが本筋といえる。一つずつ伏線を回収しながら、少年ジャンプの様な?バトルシーンを経て完結。
    シーソーモンスターを読んだ次にこの作品を読んだ感じ、こっちの方が伊坂作品のテイストを楽しめた。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.29

  • もっかもか

    もっかもか

    このレビューはネタバレを含みます

    2時間おきに入れ替わる、特殊な体質を持つ双子のフーガとユーガ。
    取材記者に幼少期の頃の事や、虐待する両親、凄惨な事件など過去を語る。

    えー!死んじゃうんや。
    でもギリ飛べちゃうんや。
    向こうにはいかへんのか。
    少し気になってしまったけど、この辺りの事についていろんな方の感想見てまわりたい。

    そしてこいつ犯人やったんか!
    伏線の回収もスッキリ。

    ただ個人的に当て馬みたいな女子の諸々をもう少し肉付けしてほしかった。
    何やったんやあの子。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.04.23

  • tktk0720

    tktk0720

    見事な伏線回収です。
    よくこんな設定を思いつくなあ、と感心してしまいます。
    3分の2ぐらいはたんたんと進んで、なんの話なんだろう、という感じですが、後半にかけて一気に畳み込まれていきます。

    投稿日:2024.04.23

  • まる

    まる

    虐待の描写が読んでいて辛い。
    前半はなかなか読み進めれなかったけど、後半はあっという間だった。
    面白い内容だけど、あんま好きじゃないかな。

    投稿日:2024.04.20

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