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瀬尾まいこ / 文春文庫 (1499件のレビュー)
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総合評価:
yuki
子育て中の気持ち
梨花さんが森宮さんに「子育ては人生が未来が二つになるなんて素敵」 みたいなことを言ったセリフが心に響きました。今、私は子育て中で毎日の生活を回すのにいっぱいいっぱいでなかなか楽しめていなかったし子供…のこれからの成長を「大丈夫かな?」と不安になったりしてたので。このセリフで私はちょっとポジティブになれました。子育てや毎日がしんどくなった時に思い出せるように手帳にセリフを書き写したぐらいです続きを読む
投稿日:2022.11.04
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老眼の本読み
まさに本屋大賞に相応しい作品です
「暗い展開の種がいくつもあるのに、そうはならない」不思議なストーリ展開。 重い話題にも、軽いタッチで読者の心をポジティブに導く。 まさに本屋大賞に相応しい作品です。
投稿日:2021.10.11
thutomu
読後感、最高!
主人公の女性が、多感な時期に実の親から血の繋がらない複数の親と次々と暮らすことになるという一見すると辛い現実の中でも、ちょっとずれてる親たちの愛情を受け、全く不幸を感じさせずに育っていく。 最後は主…人公自らが新たな家族を得ることになるんだけど、主人公を含め周りの人たちがずれてても善人ばかりで、読んでいて嫌な気持ちになることがなく、読後感も凄く良い。続きを読む
投稿日:2020.11.23
haribo
分かるけれど
物語はとても感動的で、どんどん読み進められるのだけれど… 個人的には設定がありえない状況すぎるのか、なかなか入ってこなかった。 主人公が小学生の頃の気持ちを書いているのだけれど、正直そんなに記憶に…残る時期ではない。 ちょっとした事が気になり、なかなか感動まで至らず… 素直な気持ちで読めたら良かった。 続きを読む
投稿日:2020.11.08
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ERI.
てっきり不幸な話になるのかと思ったら終始愛に満ち溢れたストーリーだった! 私も子供の頃、両親だけでなく沢山の大人に可愛がってもらった記憶がある。 近所の人や学校の先生、友達のご両親、習い事の先生など…これまで出逢ったすべての大人に影響を受けて成長してきたのだと実感。 正面から向き合ってくれた大人たちのことは今でもよく覚えているし、その人たちのセリフを思い出して今でも元気をもらえたり勇気づけられることがある。 これからも自分に本当の愛を与えてくれた人たちへの感謝の気持ちを忘れず、また自分もそういう大人でありたい。 誰に対しても、優子のように裏表なく素直に誠実に人と向き合っていきたい。続きを読む
投稿日:2024.05.06
りき
このレビューはネタバレを含みます
とても好きな作品が増えました。 母親は幼い頃に亡くなり、再婚した父は海外へ。継母である梨花に引き取られ、梨花の再婚で新しい父と暮らす。さらに離婚した梨花は次に森宮さんと再婚し、また離婚。全く血の繋がらない父森宮さんと暮らす高校生優子。どこか淡々としているのは、「誰かと離れて新しい環境」を受け入れるために自然に身に付いたスキルだろう。 うーん。確かにこれで悩みがないわけない。担任の先生も心配して当然の生い立ちなのだか、悩みも困っていることもない。大人に振り回されている様な人生だけれど、2人の母親と3人の父親は優子をそれぞれ大事に想い、強い愛情を持って育ててきた。 梨花の勝手な思いつきのような行動も強い愛情から。 血の繋がらない娘を育てる森宮さんの淡々として、ちょっとズレているけど愛情深いところも最高だった。 みんな、ちゃんと親子で愛に溢れる一冊。
投稿日:2024.05.04
たいが
優子ちゃんが、どんな状況下でも悲観的にならず物事を対処していく姿に学びを得た。幼いながらの客観的な考え方に少しのやるせなさを感じてしまう。森宮さんはいつまでも森宮さんの生き方をしてほしい。
投稿日:2024.05.02
Yasu
可もなく不可もなくいい小説。 不遇な境遇から主人公が成長していく話。 しかし主人公は結果的に晴れやかな気持ちでこれからの人生も過ごしていくだろうと思った。
投稿日:2024.05.01
まな
子に対するそれぞれの親の愛情深さに触れるたびに、涙が出そうになった。 主人公は確かに複雑な家庭環境にあるのに、悲観的にならずに、どこか達観しつつ明るく過ごしているようだった。 自分が同じ状況になった…ら、主人公のようは楽しく過ごせていなかったのでは無いだろうか。 寂しい気持ちを心から追い出すために敢えて考えないようにすることもあっただろう。子どもなりに動揺していただろう。それでも、冷静に自分の置かれた状況に慣れていく努力をする主人公には憧れるしかなかった。続きを読む
投稿日:2024.04.30
はーばる
「親から子に命のバトンをつなぐ」といった内容の、ありきたりな感動小説だろうと正直あまり期待していなかった・・・ それぞれの親が主人公である娘(優子)に限りない愛情を注ぐ一方、さまざまな事情を抱え葛藤…する。それに対し、優子が子どもながらに物事を理解しようとしたり、時には驚くほど冷静な捉え方をするのが印象的。親の職業や性格も多様で、中には側から見れば眉をひそめてしまうような者も出てくるが、優子に対する気持ちが率直に描かれており、綺麗事を並べられるよりもよっぽど腑に落ちるものがあった。 形は違えど親は親であり、親子を定義づけするのは無意味だと思わされた1冊。まもなく第一子を迎えるというタイミングで、この物語に出会えてよかった。続きを読む
投稿日:2024.04.29
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