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凪良ゆう / 講談社タイガ (416件のレビュー)
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総合評価:
thutomu
誰にでも秘密がある
事故死した夫の幽霊と一緒に暮らす主人公。 他の人には見えないけど、生きていた頃と同じような何気ない日常の会話に二人の愛情を感じた。 その主人公に、いろいろな秘密を抱えた人物が絡んでくる。 作者ら…しい人間の内側にある(時に恐ろしい)感情を描いていて惹き込まれた。続きを読む
投稿日:2022.11.28
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リコル
鹿野くんはうる波ちゃんと一緒に歳をとっていくのか?おじいちゃんになっていくのか? 50年後を想像してみました。 庭で一緒に草取りしてたらいいな。
投稿日:2024.05.21
おかむらSC
今の時代にこそ読まれる本。朝井リョウの『正欲』のように、多様性・心の中の自由みたいなものが描かれている。 静かで、とても読みやすかった。登場人物たちの生き様に諸手を挙げて賛同するわけではないし、むし…ろどうかと思うものもある。けれどもその意志や思想には惹かれた。当人たちで完結している世界に、人がとやかく言うべきではないと思うから。 真っ直ぐに貫くその姿勢に憧れる。続きを読む
投稿日:2024.05.08
sonica00
「今夜も、明日も、明後日も、わたしも、みんなも、秘密と決意に満ちた暮らしを守っていけますように」 こんな風に生きなくてはダメだ、などという正解はない。 自分の幸せ、自分の人生は、自分で選ぶ。決める。 …その強さを持ちたいなあ、と読んで思った。 うる波と鹿野くんの日々が穏やかに続きますように。続きを読む
投稿日:2024.05.06
2090268番目の読書家
古本屋さんで見つけた本の途中に挟まれた栞。 少し汚れているけれど、綺麗なマーガレットが描いてあるその栞のページの目に付いた段落から読み始めても内容って意外とわかったりするけれど。最初から読んだらまた…違った印象を受けたりするよね。 なんだかそんな感じの時間をくれる物語。続きを読む
のん
好きな作品だった。 亡くなった夫とともに暮らしながら、様々な人と交流する。 そして、普通とは違う自分の愛のかたちを信じ、受け入れてゆく話。 この物語にでてくる人は皆、少し変わった愛のかたちが描かれ…ている。 でも。「普通」ってなんだろう…? 本人が幸せであれば、それが愛であり、他人がどうこう言うことではない。外から見て、人の幸せを判断することなんて、できないのだ。 本編でも、亡くなった夫(すなわち幽霊?)と共に過ごすその日々は、穏やかでとても幸せに溢れている。 それをどうして他人が否定できるのか。 自分とは違うかたちの関係や幸せを本当の意味で認めることは、私も含む多くの人にとって、きっととても難しい。 しかし、しっかりと本質を見極めて、人と関われるような人間になっていきたいと思うのだ。 続きを読む
投稿日:2024.05.05
アヤ
とても大好きな作品です。 一人一人それぞれが違う悩みや考え方、夢がある。知人や社会がなんと言おうとも自分を貫く。それは簡単ではないけれど自分を大切にすることは素晴らしいことを優しく教えてくれる作品です…。 鹿野くんの話し方やキャラクター性が大好きです。続きを読む
投稿日:2024.05.03
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