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三浦しをん / 光文社文庫 (1241件のレビュー)
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総合評価:
rams
189
「右」を言葉で説明するとしたらどう言いますか、では「愛」は…
普段手にしている辞書が愛おしくてたまらなくなってしまうかも知れません 辞書の編纂に人生を捧げる人達の姿に心を打たれます 淡々と言葉が並んでいる辞書の裏に隠された 人の思いと努力に頭が下がる思いでした… きっと「右」や「愛」を辞書で調べてみたくなりますよ続きを読む
投稿日:2014.04.19
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トビ3
73
辞書をつくるのって、大変なんだなぁ!
昔、親父が持っていたいろんな辞書を読む(というか見る、というか眺める)のが 好きだったころを思い出した。何の気なしに見ていた辞書を作るのが こんなにも大変だなんて想像もしなかったなぁ。 ましてや、15…年をかけて1冊の辞書を作るなんて壮大過ぎて、、、。素晴らしすぎる。 載った言葉の先にいる人たちのことを考えながら辞書を見たら、どういう気持ちになるだろう。 また昔みたいに、辞書を眺めたくなった。 文庫版には、まじめくんの手紙が収録されていると! これも買うか!続きを読む
投稿日:2014.04.18
moga
36
美しい言葉が心をつかむ
このようにレビューを書いていても、三浦しをんさまに嫉妬します(おこがましい話ですが・・・)。美しい言葉の数々。「主人公マジメ氏の恋愛の章」の締め一行前の言葉が「・・・月夜だ。」。そしてカグヤさんの目は…・・・。こんな心の綺麗な文章をどうやって紡ぎだすのだろう。 全編を通しての主人公はマジメ氏ですが、何の違和感もなく、むしろごく当たり前のように各章の中心人物は変わっていきます。辞書が(実は辞書に限らずほとんどすべての仕事にあてはまると思いますが・・)一人の力でできるものではない事を感じさせる見事な構成だと感じます。 読んでよかった。続きを読む
投稿日:2014.05.25
hazu-haya-yu
言葉は生き物
辞書はこんな風に、途方もなく長い時間をかけ、地道でひたむきな仕事に取り組む人の手によって編み出されてきたのですね。 読み終えると言葉が愛おしく思え、美しい日本語を大切にしなくてはと感じました。 辞書に…よって個性があるというのも驚きでした。 飾っておくだけではもったいない!たまにはひも解いてみよう。 続きを読む
投稿日:2014.04.30
レビューネーム未設定
20
海を渡る舟、大渡海
長い年月をかけ地道な作業で辞書を作る人々、 意が無くもしだいに情熱を傾ける人間模様、 心の響く話で良かったです。 言葉の海は広く深い辞書を活用しない私はいつも溺れてる気がする。
投稿日:2014.04.22
Reader Store オフィシャル
12
辞書通りの言葉の意味はわかっても、人間通しの生きた言葉は辞書通りにはいきません。
玄武書房で働く編集者馬締光也(まじめみつや)。 名前のとおりに真面目な男は、日頃雑に扱われてしまっている言葉にも敏感でした。 そんな彼が異動を命じられたのは、辞書『大渡海』を編む辞書編集部。 定年間…近のベテラン編集者や老齢の日本語研究者には教わることばかりだが、チャラチャラした編集部の男は、馬締との辞書作りによって、徐々に辞書に愛情を持ち始める。 そしてひとりのステキな女性。 辞書通りの言葉の意味はわかっても、人間通しの生きた言葉は辞書通りにはいきません。 果たして『大渡海』は完成するのか――。 馬締は恋する気持ちを、どんな言葉で定義ではなく表現するのでしょうか。続きを読む
投稿日:2014.05.08
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nekotuna
ヒグラシ文庫一箱古本市で購入。 ああ、いい小説じゃん。今まで読まなかったのが悔やまれる。 個人的な理由も含めて、西岡の心情に寄り添いたくなった。いい奴よな、西岡。
投稿日:2024.04.22
たかし
普通。辞書作りは大変なんだなぁと思ったけど、別に普通だった。もう辞書作りを引退したはずの老人が中々退場しないのが気になった。
投稿日:2024.04.21
ryo
辞書出版に向けた編集部の長い長い物語。馬締の言葉に対する圧倒的なセンスはすごいが、辞書に対して最初は消極的だった西岡や岸辺が、馬締と比べて劣等感を感じつつも、目の前の業務を真摯に取り組むことによって、…結果的に辞書への愛着が深まっていく過程がとても好き。目の前の仕事を頑張ろう、と思える。続きを読む
むぅ
久しぶりに再読。いやぁ、面白い。面白い。辞書作りなんて全然知らない世界が身近に感じられて、登場人物もそれぞれ感情移入できるところがあって、早く続きが読みたくなってどんどん読めた。 辞書を何冊か読み比べ…てみたくなったなー。続きを読む
投稿日:2024.04.18
kijinekodou
出版社という華やかなイメージの業界の中の地味だけど、それなくしては出版社の誇りは成り立たないであろう部署に集まったメンバーが一つの辞書を仕上げるまでの十数年の話。個人的には馬締と西岡の相反するキャラク…ター同士の友情、馬締が頭の中だけで止まっているところから、自分の感情(恋愛含む)と向き合いながら成長し、周りをまきこんでいくところにこの作品の魅力を感じた。いろいろなメディア(ドラマや漫画)にもなるよなぁ。続きを読む
投稿日:2024.04.17
もちお
辞書づくりってこんなにも手間隙と長い時間をかけて行われてるんだってびっくりした。 ストーリーも、登場人物も良かった。
投稿日:2024.04.16
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