【感想】十角館の殺人〈新装改訂版〉

綾辻行人 / 講談社文庫
(2073件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
830
757
321
46
6
  • 『そして誰もいなくなった』へのオマージュ

    たまたま見たYouTubeで薦めていたので、読みたくなって購入。
    設定や幕切れのところから、アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』へのオマージュであることは分かる(小説の中にも『そして誰もいなくなった』の話が出てくる。)けど、孤島と本土の話が同時進行することや過去の事件との絡みなど凝った作りになっているし、意外な真相もあって、凄く面白かった。続きを読む

    投稿日:2021.10.02

  • なるほどね、となる。

    これぞ叙述トリック。
    読んでいる時は、次の犠牲者は誰?早く次!てな感じで引き込まれました。初めての綾辻さん作品でしたので叙述トリックなどと意識していませんでした。そのせいもあってか、終盤の謎解きはやられたぁ!という感じでした。この後館シリーズを全て読みましたがこれが一番面白かったです。続きを読む

    投稿日:2018.10.26

  • ラストスパートしました。

    途中、弱冠中弛みしましたが後半一気に止まらなくなりました。是非嵌まって下さい。

    投稿日:2017.03.25

  • 絶対面白い!

    ミステリーファンでもそうでなくても絶対に面白いと思える作品ではないでしょうか。
    ミステリーにはまるきっかけにもなると思いますが、ミステリー好きが読むと更に楽しめると思います。
    登場人物がミステリー研究会の人たちなので、作中に有名なミステリーの話がでてきて、海外ミステリーが好きの人はとくに楽しめると思います。

    この話の魅力はあっと驚く有名なトリックですが、私はそれ以外にも犯人かもしれない仲間と過ごす中でちっとも仲間を疑わないある人物にとても感動してしまいました。
    ちなみに、館シリーズで探偵役となる島田さんの活躍はかなり地味で、主に大学生たちが活躍します。
    続きを読む

    投稿日:2016.12.12

  • さすが本格派です

    綾辻さんの本は初めて読みました。
    最初の本に何を選ぶかでその作家さんに対する自分の好き嫌いが決まってしまうので、皆様の書評を読ませて頂いて慎重に選びました。

    これは文句なく面白かったです。
    分かりやすい文章なので10代のミステリー初心者の方にもお奨めします。

    怪しいと思うと皆が怪しく思えて、でも一人一人殺されていくので、誰が犯人なのか、動機は何なのか、最後までドキドキして楽しめました。

    トリックが分かってから、もう一度読み返して、「この時間には裏で犯人はあんなことやってたのか!」と驚愕しながら再度楽しめました。
    上手いなあ綾辻さん、と感心してしまいました。
    動機が美しくて儚くて哀しかったですね。
    続きを読む

    投稿日:2016.10.17

  • 本格と言うに相応しい

    「そして誰もいなくなった」は読んでたんですが、見事やられました。犯人の大胆な計画、それを可能にする無理のない偶然が見事に絡んでますね。キャラクターも立ってますし、ミステリー愛好家なら色んな意味で引き込まれると思います。強いて言うなら犯人が嫌いだな、身勝手すぎて。続きを読む

    投稿日:2016.04.25

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ブクログレビュー

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  • レモン

    レモン

    このレビューはネタバレを含みます

     いい加減に積みっぱなしの暗黒館に着手しようと十角館から再読。初読時は例の一文で思わず声が出た。小説を読んで文字通り唸らされたのは、後にも先にも本書だけ。まだ読んでいない人が羨ましい。事前知識など一切仕入れず、ただ読んでほしい。500ページ近いボリュームだがすらすらと読める。犯人の忙しさときたら体育会系も真っ青。トリックを分かった上で読むと、犯人の体調が心配になってくる。壜に犯人自らが告白文を入れて海に流したり、登場人物のほとんどが煙草を吸っており、要所要所で時代を感じた。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.04.29

  • 乃

    このレビューはネタバレを含みます

    「ヴァン・ダインです」
    この衝撃たるや。調べたらこれは、衝撃の一文として有名らしい。

    十角館という非現実さ、シリーズもの、初版が30年以上前っていう古さetcから読まずにいたけど、ミステリ欲に駆られて読んだらあまりの面白さに一瞬で読破した。もっと早く王道ミステリとして触れておきたかった…。
    読み終わってから見返すとちらほら伏線はあるけど、まんまと騙された。ミステリ好きとか言いながら見抜けなくてほんとすみません……。江南でコナンを匂わせるなら守須はモーリスでしょうよ作者の掌上コロコロすぎる。海外作家の名前など知識があることでより面白さが増す作品かも。
    みんな憎めないキャラばかりだった。特にエラリイは切れ者として出てくるたびに安心感がありつつも、犯人だとしたら一枚上だなと思いながら読み進めたら最後は頭のキレがどっかいっちゃった…けど、エラリイの性格として青司が生存してる可能性に陶酔したのかも。頭が切れるリアリストというより頭が切れるロマンチストという感じだったし。それがエラリイの好ましさであり、生死を分けた面なんだろうな。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.04.29

  • めいじん

    めいじん

    このレビューはネタバレを含みます

    一瞬通り過ぎて、種明かし読み進めながらあっなるほどってなった笑 始めに10人は出てくるって思った瞬間えーんがんばろって思ったし。私頭弱いなwミステリ読まんしな笑
    え、合ってるよね?種明かし回想前のあだ名のところよね?

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.04.29

  • アキ

    アキ

    絶対読まなきゃと思いつつ、ページ数の多さからついつい後回しに。ようやく読みましたが、一瞬で読了。もっと早く読めば良かった。

    投稿日:2024.04.28

  • yu

    yu

    ミステリーハマるきっかけになった原点。
    ラストの衝撃の一言に驚愕。
    誰も予想する事の出来なかった結末にどれだけの読者が絶句した事だろう。

    投稿日:2024.04.28

  • deco

    deco

    一度は読んでみたいと思っていた作品です。
    非常に面白くて、スラスラ読むことができました。
    完全にミスリードさせられました。
    読んでよかったです。

    投稿日:2024.04.27

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