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奥田英朗 / 講談社文庫 (615件のレビュー)
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総合評価:
rams
3
奥田テイスト全開です
なるほど、働く女性の心理は複雑なのですね でもそれを男性作家さんの話で知るとは思いませんでした 女性が共感しながら読むのもよし、男性が勉強しつつ楽しむのもよし いつもの奥田テイストで最後はホッと前向き…になれる話ばかりです続きを読む
投稿日:2013.10.31
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働く女性の応援小説
ちょっと皮肉っぽくても、最後には前向きになれる短編集。 湿っぽくないのもよいところです。 どこにでもありそうな話なだけに、元気をもらえます。
投稿日:2014.12.28
タカス
2
働くアラサー女子必読!?
働く女性の気持ちってこんな感じなんでしょうか?仕事先の代理店の人たちの姿がチラツキながら楽しく読めました。 どの主人公も最後には自分なりの答えを見つけて前向きなのが清々しい。
投稿日:2013.09.26
lits
生々しさとユーモアあふれる短編集
奥田さんの小説ならではの味がしっかりと出ています。 鋭い人間観察から作られる登場人物たちが生きているかのように生々しく、皮肉っぽくも愛情あふれるユーモアがアクセントをつけていると思います。 短編集…なので読みやすく、文章のテンポもいいです。ただ、会社内部でのやりとりなど、生々しすぎて息抜きで読むという感じではなくなっているようにも感じました。そこは好みが分かれるかもしれません。続きを読む
投稿日:2016.02.16
thutomu
分かったつもりになって読んだ(笑)
『ガール』(奥田英朗)、読了! 作者の作品は初めて。いろいろな立場の働く30代の女性を主人公にした短編集。女性の心理をよく分かっているなぁと、分かったつもりになって読んだ(笑) 読みやすくて、楽しめ…たし、どの作品も最後が丸く収まっているところも良かった。続きを読む
投稿日:2024.05.11
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yuttybook
このレビューはネタバレを含みます
結婚出産育児…女性のライフステージにどう向き合うか、主人公を変えて描かれた短編小説集。ちょっと昔の小説だから、男ならどうの、女だから何のといった言い回しはあるけど、この時代も今も女性は同じことで悩んでいるものなんだなという発見があった。独身女性は安定が欲しいと嘆き、既婚女性は自由が欲しいと嘆く。お互いのお尻を追いかけ合っているけど、それぞれに幸せはあると改めて教わった。 中でも表題作「ガール」はよかった。人に迷惑をかけなければいつでもいつまでも「ガール」でいたっていいし、お光の仕事はキッチリ、ファッションなど好きなことはとことん楽しむ姿勢は見習わなければいけない。ファッションショーの欠員の穴埋めに立候補するかとヒヤリとしたが、仕事と弁えて場を盛り上げることに徹していたので、心の中でお光に謝った。 ただ、「ひとまわり」は主人公がイタくて、イライラしてしまった。自分より一回り年下の後輩社員の見た目9割で好きになり、自分と結婚する未来まで妄想して、他の女が近寄ろうもんなら蹴散らす。その時点で既に気味悪いのだが、同期の友達に後輩社員の話を聞かれた時に、好きなんかじゃないの一点張り。せめて自分の気持ちは他人の前でも素直に認めてほしかった。その歳でツンデレは、ない。 きょうび、お家でゆっくり自分時間を大切に過ごすことも一つの選択肢だから、この本に出てくるガールたちみたいに、ひと歳とっても結婚してもまだまだ現役バリバリ仕事したい!っていう気持ちに共感できる人は少なくなってきているかもしれない。でも自分がどんなライフスタイルであろうと、人生前向きに楽しんでるガールたちから、明日へのモチベーションを得られるんじゃないかなと思う。 p176 「そうよ。きっとみんな焦ってるし、人生の半分はブルーだよ。既婚でも、独身でも、子供がいてもいなくても」 p184 生涯一ガール。きっと自分もその道をいくのだろうと、由紀子は思った。この先結婚しても、子供ができても。そんなの、人の勝手だ。誰にも迷惑はかけていない。
投稿日:2024.05.02
kirinnokubi
前向き系、お仕事系が好きなので、どのお話も楽しく読めました 著者が女性ではないことが信じられないほど、 女性の気持ちが鮮明に描かれている! 女性である以上、壁やプレッシャーもあるけれど、 女性だか…らこそ得られることももちろんたくさんあるんだよね 読了から日が経ってしまい感想が薄くなってしまいましたが、 またいつか読みたい本です続きを読む
投稿日:2024.04.07
shirotantan
どのストーリーもあっという間に読めた。読みやすい。奥田英朗さんは初めて。感じを知りたくて短編から選んで読んでみた。 この短編集はいわゆるバリキャリな女性たちの話たち。共感できる人はできると思うし、縁…のない人たちは、へー、ふーんって感じかも。読んでて映像が浮かぶので実写化できそうって思ってたら、実際、映像化されていたらしい!男性作家なのによく女性の気持ちを代弁できてるなぁと思った。リサーチ力のたまものでしょうか。さすが作家さんです。10年くらい前の話だけど、今はまただいぶオフィスの様相は違っているのでしょうか。。続きを読む
投稿日:2024.03.15
えり
ゆるく働いている一般事務OLの方が共感できるが、これはバリバリ働く女性に焦点を当てている。 バリキャリ女性は仕事があるから独身でも立派、おしゃれな街で顔も恵まれたような女性たちの話。 キラキラした…生活を送っている人や仕事にやりがいを持っている人は共感できるかも。 自分もアラサーになるし、「働く女子の気持ちをありえないほど書き込み、話題騒然となった」とあったので興味を持ったが好みではなかったし、読み終わった後は気持ちが沈んだ。続きを読む
投稿日:2024.03.05
タマル
人はそれぞれだ。 しあわせかどうかなんて、物差しを当てること自体が不遜だ。 話してよかった。 立場はちがっても、女同士は合わせ顔だ。 自分が彼女だったかもしれないし、 彼女が自分だったかもしれない。 …そう思えば、優しくなれる。続きを読む
投稿日:2024.02.13
はなちゃん
働く女性達の本音を描いた5つの短編集 ・ヒロくん ・マンション ・ガール ・ワーキング・マザー ・ひと回り どの物語も思い当たる節があったり、身近な誰かを思い浮かべたり、過去の自分と照らし合わせて…みたり・・・ それぞれに展開が上手く面白い作品だった。 2009年=平成21年に発刊された作品だが、令和5年になっても、このお年頃の働く女性達の内情は、殆ど変わってないように思う。 もしかしたら、今の方が個の様々な事情に対する認知度が上がった分、複雑化しているような気がする。 男女のライフサイクルにおける決定的な違いは、出産だろう。最近では、メイクする男子も、スカートを履く男子も見かける様になったが、出産だけは遺伝子レベルで備わった機能であり、男女の垣根を越えられない。 この出産こそが、いつの時代にも女性の生き方に大きく影響するのは揺るぎない事実だろう。 そして多くの女性達は、出産適齢期やリミットが頭を掠めながら社会生活を営むのだから、産む産まないは別としても、女は強くなるのだと思う。 本作は作者が男性というのにも驚いた。 きっと観察力・洞察力に秀でた作家さんなのだろう。女心の機微をよく捉えた作品だ。 ただ、もっと中性的な目線で楽しんでいる女性も意外に多いということを男性陣には知って貰いたいと思う。主人公達のキャラを敢えて分かりやすく傾けている為か、正直ややイタイ感じが否めない・・・笑 強くしなやかな女性になる一歩手前だと理解されるといいんだけどなぁ・・・(誰に?) とぼやきたくなった。 あっ、これって老婆心かしら? その一方で、男性社会の中で対等に生きる逞しさを身に付けて奮闘する女性達には、心からエールを送りたいと思った。 全ての短編は、希望や救いが感じられるオチになっている。この作者の絶妙な心配りに感謝しつつとりあえず明日からまた頑張りますか〜!っと 爽快感に浸れるので、週末に読むことをオススメしたい作品。続きを読む
投稿日:2023.12.16
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