saneyukiさんのレビュー
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ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です! 6
弐尉マルコ, ガールズ&パンツァー製作委員会 / MFコミックス アライブシリーズ
ポジション的には、劇場版の後の話
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いい加減な事をわりと好き勝手に書いておりますので、気になる方は読まないことをおすすめします。
リボンの武者4巻と同じ日にリリースされた。在って無いようなストーリーだが、劇場版の後日談的な内容。本作の…読者で劇場版を観ていない方は、少し厳しいかもしれない。登場人物がかなり増えている。劇場版については、お前もか島田流!とか色々書きたいことがあるのだが、恐らくその機会は無い。
さて、要素が多すぎて要約するのが難しい。私が気に入っている話は、33話の母親が登場する話。以前から思っていたのだが、西住竜は親子の対話がなさ過ぎる感じがしていた。時々言葉だけは登場する島田流は、真逆のキャラクターを期待していたのだが、西住姉妹を合わせて年齢を差し引いたような人物が現れた。お前もか島田流!
リボンの武者の四巻のレビューで少し書いたが、コミュニケーション能力の低さは弱点以外何物でも無い。お母様達は是非猛省を・・・と思っていたら36話でお母様が登場した。この話も面白かった。
余談だが、ガルパンFebriで島田愛里寿と何とかコミュニケーションを取ろうとする選抜チームのお姉さん達の話が、収録されていた。作者はいちはや先生。おなんじ事思っていた人案外多いかもしれない。
知波単高校の面々は平常運転だった。デフォルメする必要の無いキャラクターって、凄いと思う。是非リボンの武者にも登場して欲しい。
最後にお姉さん達にいじられる辻廉太氏(文部科学省の人)だが、私の中では評価が高い。彼ほど大洗女子を高く評価していた人は恐らく居ないだろう。持てる権限をフルに使い万全の体制で臨んだ敵役の人は、他のアニメを含めてもほとんど居ない。
好き勝手に書いたけど、深く考えずに読むのが一番というシリーズ。ファンには安心の一冊だろう。 続きを読む投稿日:2016.05.01
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とある魔術の禁書目録(4)
鎌池和馬, 灰村キヨタカ / 電撃文庫
本来神裂火織のターンなのだが、ミーシャの方が印象強い
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今回も割といい加減に好き勝手な事を書いています。
御使堕しが起こる話。確か後々にも登場する単語なのだが、本巻はむしろ上条刀夜の方が重要だと思っている。当麻のご両親初登場の回だ。
何しろ刀夜は記憶喪失…である、当麻の過去を知っている現在唯一(母親もいますが)の人物だ。後々再登場する。
御使堕しは、何故か私の中では重要度が低い。それより天使語と言うべきだろうか、読めない台詞が出てくる。これが意外なところで再登場するので、記憶に留めておいた方が良いだろう。
そして、当麻の実家が爆発四散する・・・。今思えば凄いストーリーだ。 続きを読む投稿日:2016.04.30
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ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です! 4
弐尉マルコ, ガールズ&パンツァー製作委員会 / MFコミックス アライブシリーズ
黒森峰の面々はその内ヘッツァーがトラウマになるのではないだろうか?
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ご一読ありがとうございます。
本文を書いた時には7巻が絶賛発売中だったりします。
こちらも満足できる内容かと思います。
1巻6巻7巻とレビュー(ただの妄想)を書き2巻3巻と続いて書いたので、やはりこの…巻も、となりました。
今回も盛りだくさんであります。
個人的には、黒森峰のバレンタインの話と秋山優花里西住みほの為にサバイバル訓練に励んでいるのだが、優花里の情熱に対して素で切り返すみほが素敵だ。
彼女のスルー特性はらぶらぶ作戦だと拡張されているような気がする。
表紙はサンダース。
今までの妄想の流れから今回はアリサのターンか。
サンダースのメンバーではアリサは私の中では一番のキャラだったりする。
ただ、リボンの武者の印象が強く、TV版とは少し違ったイメージを持っている。
なるべくTVシリーズの方で書くとするなら、アリサのネタとしては常につきまとう無前傍受か。
ガルパンの序盤からなかなかやってくれる。
反則すれすれの為、悪者色を見せるアリサだがテンションの浮き沈みの激しさと、暴走ぶりでサンダース戦が終わる頃には愛嬌のあるキャラになってしまった。
もっとも、無線傍受は優花里の諜報活動に対する意趣返しとも受け取れる。
そして、この無線傍受が戦いの趨勢を決めてしまう。
毎回ギリギリの戦いをしている大洗女子だが、一回戦のサンダース戦が特に敗北率の高い試合だったと考えている。
序盤の大洗女子の戦力に対して無理に88mmを用意する必要はない。シャーマンの火力は十分脅威で、しかもシャーマンは機動力がある(本来なら89式より速い)。
対して、大洗女子は練度も車両も十分ではなかった。
にも関わらずサンダースが敗北したのは「戦わせてもらえなった」の一点に尽きるだろう。
無線傍受を逆手にとって、サンダースの主力は事実上無力化されていたのだ。
確かにケイが車両数を大洗女子に合わせた事もあるが、同数の兵力でもサンダースの方が優位だろう。
孤立したフラッグ車が作戦でもないのに大洗女子に追いかけられている時点で、作戦負けしている。
この戦いは情報戦で大洗女子に軍配が上がったといえる。まるで第二次世界大戦の日本軍とアメリカ軍みたいだ。立場は逆だったが。
色々とアリサの与えた影響は大きかったが、問題にしていない所は(反省会は別にして)サンダースの懐の深さと結束力の高さを感じてしまう。
ケイがアリサの無線傍受を良しとせず車両数を減らしたのも、或いはアリサ一人の責任にしないための配慮だったのかもしれない。
結局アリサの話はほとんど書いていないが、今回はここまでにします。 続きを読む投稿日:2016.11.11
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ガールズ&パンツァー リボンの武者 4
野上武志, 鈴木貴昭, ガールズ&パンツァー製作委員会 / MFコミックス フラッパーシリーズ
諸君 楽しんでこい!
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独断と偏見と妄想で凝り固まっている割に役に立たない事を書いているので、気になる方は読まない事をおすすめします。
待望の4巻であります。
展開が全く読めなかったのだが、前半は竪琴高校の共闘戦。そ…して後半は黒森峰の登場です。連載の方では読んでいない故に気づいたのか、このシリーズは一冊のコミックの中に対比という脚本の技法が織り込まれている。
幸せな家族を描きたかったら不幸な家族を用意する。そのことによって、際立たせる。
冒頭で校名を引き合いに出したのは、竪琴高校と黒森峰は真逆といえる存在だからだ。 竪琴高校のアウンさんは私好みの髪型に半袖短パンの薄着スタイルが素敵な・・・ではなく、個人としては好印象の方なのだが、基本的に後ろ向きだ。ポジティブとも受け取れるがあきらめから来ている。本当のポジティブな人はあきらめない人だ。
そんな竪琴高校とムカデさんチームが共闘してアンツィオ高校と戦うのが本巻だ。
ガルパンの劇場版で大洗女子が知波単高校(修正しておきます)と共闘していたのを彷彿させる。結末も含めて。
前述で比較の話をしたが、アンツィオ高校は竪琴高校がこれから通るであろう道を通ってきている。それ故に存在感、説得力が強い。今回も好勝負だった。やはりアンツィオは強い。
知波単高校(修正しておきます)は劇場版の後半大活躍(活躍より個性の方が目立ったが)するのだが、竪琴高校も活躍の場があるのだろうか?これがファンサービスなのか、それともしずか姫を西住みほの通った道を歩ませているのかは現時点ではちょっと分からない。
後半の注目点は、鈴のポニー・・・ではなく、しずか姫の黒森峰スタイルでもなく、西住まほだろう。ガルパンのファンの間で西住まほがどのような評価を受けているのかは分からないが、指揮官としての西住まほの評価は私の中ではかなり低い。理由はコミュニケーション能力があまりにも乏しいからだ。
西住まほの名誉のために補足しておくと、ガルパンの決勝戦である大洗女子と黒森峰の決勝戦、私の妄想では西住まほは大洗女子に勝つ事をある意味捨てていたと考えている。あの戦力差なら大洗女子に勝つ事は難しくない。方法は色々あるが、一番簡単なのはフラッグ車をマウスにすれば良い。私が気付くぐらいだ。西住まほが気付かないわけが無い。西住まほは西住みほに勝ちたかったのだ。なので受け身一辺倒の戦いになったと考えている。西住みほの策を全て受けきって完勝するつもりだったのだろう。無駄にハードルを上げた母親には一言言いたいが、目先の勝利では無く本当の意味で戦車道を追求していたのは、西住まほだけだったのかもしれない。まさに傑物である。
私の中の西住まほの評価はこんな感じだ。くれぐれも参考にしないように。それよりも本作で描かれている西住まほだろう。やはりすばらしい。
具体的には本作を読んで頂くとして、黒森峰は大きく変わろうとしている。その先にタンカスロンへの参戦へと繋がっていく。
諸君 楽しんでこい!
西住まほが、黒森峰のタンカスロンチームを送り出すときの台詞だ。この一言だけでお腹いっぱいだ。間違いなく強いだろう。
ムカデさんチームも負けていない。BC自由学園をさらなる成長を遂げたアスパラガスたちを引っ張り出して黒森峰に挑む。
刮目して待て、以下次号というやつだ。 続きを読む投稿日:2016.04.23
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ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です! 5
弐尉マルコ, ガールズ&パンツァー製作委員会 / MFコミックス アライブシリーズ
お詫びは米2トンで懲罰は米100トン、同情(?)は米3トンの五十鈴家。
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ご一読ありがとうございます。
この本文を書いた時には7巻が絶賛発売中なので、こちらもお読み頂ければ幸いです。
レビューの名を借りた妄想リレーも1巻と6巻、7巻、2巻、3巻、4巻と続き5巻に到達し、ここ…で一段落となります。
本作は私の好きなエピソードが多い。その為5巻はお気に入りだ。
オレンジペコが風邪をひきダージリンが見舞いに来るがいろいろ大変なことになる話や、生徒会の二人が喧嘩したり、バレー部が反乱を起こしたりと、相変わらず凄い。
負傷後退も良い味を出している。ガルパンファンの要所を抑えていると思う。
表紙はアンツィオ高校だ。
なので今回はアンツィオ高校について妄想を膨らませてみたいと思う。
アンチョビの指揮官としての実力は高いと私は考えている。
野上武志先生、鈴木貴昭先生の作品「リボンの武者」によるとアンチョビは名古屋からスカウトでアンツィオに入学した。この経緯から考えると戦車道でアンチョビは有名選手か、または有望選手だったと考えられる。
外部?からスカウトを呼ばなければならないアンツィオ高校はカルパッチョによると、それは残念な学校だったようだ。
アンチョビが頑張って立て直し現在に至るが、はやり強豪校と比べると一枚落ちる。
強豪校を重戦車と例えるならアンツィオはタンケッテといった感じだ。
一枚落ちると考えた理由はアンツィオは戦力もさることながら人材面が残念だ。
ペパロニはアンツィオの典型的な生徒。アンツィオは恐ろしく士気が高いので勢いでなんとかなっている風に見えるがペパロニを見る限り何も考えていない感じだ。扱っている車両がクルセイダー巡航戦車ならともかくL3型豆戦車だと、なんらかの工夫がいると思う。
もっとも何も考えていない感じがアンツィオの良い面でもあって難しいところだが、変化の激しい機動戦までアンチョビが把握するのは難しいだろう。
そして車長兼装填手の忙しいポジションという事情はあるが、カルパッチョは副官として全く機能していない。リボンの武者でも副官という雰囲気はない。
或いはカルパッチョの役割はもっと異なるのかもしれない。例えば観戦武官(?)としてアンチョビの戦いを記録しているとかだ。
アンツィオの体質を変える為意図的にアンチョビのワンマンチームにしていることも考えられるが、アンチョビの負担は大きいと思う。
この戦力と体制でアンツィオはマジノ学園に勝っている。
才谷屋龍一先生の作品「激闘!マジノ戦ですっ!!」でマジノ学園の主だった車両を挙げるとルノーR35SA38搭載型やソミュアS35登場していた。戦車に詳しい訳ではないがソミュアとかは優れた戦車だと思う。
アンツィオでマジノ学園相手に私が考えられる戦術は
①最初にマジノ学園の足の速い軽戦車を倒す。
②機動力を活かしてL3型豆戦車で敵を目的地点まで誘導する。
③M41型自走砲で待ち伏せして敵車両を破壊する。
それ位しか思い浮かばなかった。最初に敵の軽戦車を倒しているのはM41を捕捉されない為だ。
マジノ学園が防戦に徹したらアンツィオは打つ手なし。
激闘!マジノ戦ですっ!!では防戦をメインにしていたマジノ学園は機動戦に路線を変更していた。大洗女子は練習試合でマジノ学園の機動戦に苦戦を強いられる。
大会でも同じように機動戦で戦っていたとすれば、機動力なら恐らくアンツィオは最速だ。
案外マジノ学園を翻弄したのかもしれない。
興味は尽きないが、今回はここまでにします。 続きを読む投稿日:2016.11.12
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ゴルゴ13(155) PKO プライス・キーピング・オペレーション
さいとう・たかを / SPコミックス
師として戒めておきたい事が、あります
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この155巻は全体的に読み応えがある。表題のPKOも面白いが、やはり一射一生だろう。何しろゴルゴに武術を師事した女性が登場するのだ。ゴルゴ13の読者でこの巻を未読の方には推薦できる一冊だ。
父を事故…で失い、鞍馬竹林流の継承者となった弥生という女性が登場する。夜間の暗視狙撃に特化した弓術の使い手だ。無意識に背後に来た人物を攻撃してしまうゴルゴの一撃を防いでしまうほどの達人。依頼の都合上ゴルゴは彼女に弓術の指南を求める。
私の知っている範囲では、ゴルゴに武術を指南した人は居なかったと思う。恐らく今回限りの登場なのが残念なぐらい要素盛りだくさんの登場人物だ。
自分の教えた弓術で人を殺める事を最後まで戒めた彼女と、ゴルゴがその技で何をするかが本作の焦点だろう。
心地よい結末だった。 続きを読む投稿日:2016.04.30