saneyukiさんのレビュー
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コミック版 100円のコーラを1000円で売る方法2
永井孝尚, 阿部花次郎 / 中経☆コミックス
戦略とは何をやらないかを決める事
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ストーリーは普通に面白い。
ライバル会社の反撃に窮地に立つものの、見事に乗り越えていきます。ラストではまたすごい展開が待っておりますが、こちらについては本作をお読み下さい。
ランチェスター戦略など本…作もいろいろ登場しますが、
①何をやらなければならないかを理解して、行動できる人。
②何をやらなければならないかを理解しているが、行動できない人。(あるいは行動しない人)
③何をやらなければならないか分かっていないが、行動できる人。
④何をやらなければならないか分かっていなくて、行動もしない人。
①から④のタイプの人がいたとして、①が伸びて行くのは明白です。
④がダメなのも明らかです。
意外にも、②より③の方が最終的には伸びて行くそうです。
本作の宮前 久美はもちろん優秀な方なのですが、どちらかと言えば③のタイプとして描かれているかと思われます。
とにかく行動し、トライ・アンド・エラーを繰り返し正解を探す姿にも注目してみても良いかと思います。
続きを読む投稿日:2016.10.24
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コミック版 100円のコーラを1000円で売る方法3
永井孝尚, 阿部花次郎 / 中経☆コミックス
Best Alternative To Non-Agreement
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ご一読ありがとうございます。
本文ささやかな助けになれば幸いです。
さて、最終巻です。
1巻の頃に比べると規模が大きくなりすぎて、逆に参考になる部分は少ないような印象を感じています。
ただ、読み物と…してはやはり面白く、実例を元にしっかり要点を押さえ2巻まで読んだならここまで読んだ方がという内容になっております。
BATNA(バトナ)は、本作の中では意識しておいて方が良い用語かと思います。
交渉の切り札を持っている方が交渉が有利になるという話、それはその通りなのですが、自分と相手の状況をしっかり分析していないと、なかなか本作のようにはいかないと思います。
また、有利に交渉を進めることができたとしても、十分な戦略があるかどうか?
この部分にも言及しております。
新たな新規参入企業の登場で、またまた窮地に陥る宮前さんですが、ほんとバイタリティあります。
ちなみに内山さんが好みです。
もう一度書くことになりましたが、2巻まで読んだら3巻も読んでしまいましょう。
続きを読む投稿日:2016.10.27
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覇剣の皇姫アルティーナ(2)
青峰翼・鉤虫, むらさきゆきや, himesuz, エンターブレイン / ファミ通クリアコミックス
エリックくん登場の回なのだけれど、ジェロームについて書く事はおそらく当分無いので、ジェロームについてある事無い事考察してみた
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ご一読ありがとうございます。
ストーリーについては、原作の方で他の方が色々素晴らしいコメントを書かれておりますので、そちらを参照した方が良いです。コミック版は基本的に原作に忠実です。
さて、姫さまが…英雄に一騎打ちを挑んだのが前回まで。本巻は姫さまと英雄の一騎打ちの決着がつき、ディートハルトが攻めて来る。
という流れは放っておいて、ジェロームについて考察(妄想)してみました。
ヤローの妄想は趣味では無いのだが、知のレジス君なら武のジェローム。
ちょっと無視できない存在ではある。
さて、私のジェロームに対する印象がだ、
「この人ほんと大丈夫か?」
である。
どのくらい不安かというと、私が政略面で軍師が務まるのではないかと言うぐらい不安である。(軍事は無理)
記憶を頼りにジェローム卿の姫さまが赴任する前の状況を思い出してみよう。
1、英雄なんだけど、左遷されている。
2、返り咲きたいと考えている。(多分)
2についてはちょっと曖昧である。来るべき時に備えて蓄財をしているようだが、そもそも本人はどうしたかったのかが不明。仮定として中央で一軍の将になるとかにしておく。
で、上官として姫さまが赴任してきた訳だが、私が軍師として助言するなら迷わず姫さまとの共闘を進言する。
女子高生・・・よく読んでみたら女子中学生だった・・・をガチでイジメても中央には返り咲けないからだ。
ジェロームには姫さまが(政治的に)どのように映ったのだろう。
基本的に左遷と考えると思う。姫さまは志願して来たのだが、一緒に来たのはクラリスさんだけなんだじゃないだろうか?
王族にそれはあんまりだ。
中央の判断は、ジェロームと確執を起こす・・・である。これによって姫さまを封じる訳だが、ジェロームはそんな奴と思われていると考えて良い。
そしてその策に見事にハマっている。
ジェローム卿、ほんと大丈夫か?
姫さまが手柄を立てて、中央に戻ればジェローム卿にとっては元どおり。中央に戻った姫さまが、ジェローム卿を中央に呼び戻せば、ジェローム卿の目的は達せられる。
それほど難しい話では無いような気がする。
懸念点は軍の最高責任者と姫さまは政治的に対立しているかどうか? だ。
結論から言って、対立している。しかし、ジェローム卿は気にする必要はない。姫さまの力を削ぐために、最高責任者はジェローム卿を懐柔しに来るはずだ。レジス君にしたように。
その時に好きな選択をすれば良い訳だ。
ただ一つだけ、気になる点がある。ジェロームはすでに姫さま以外の勢力と内通している可能性だ。だとすると、ジェローム卿は私を上回っている訳だ。これはこれで楽しみだ。
ちなみに、原作では姫さまの力を削ぐ為にレジス君を懐柔しようとする訳だが、私ならジェロームを懐柔する。
姫さまと対立していたからではなく、軍事力を削げばレジス君の悪魔的神算も半減するからだ。
実のところラトレイユの対姫さまと戦略がちょっと不明。かなり曖昧な戦略をとっている感じがする。機会があれば好き勝手に妄想してみたい。 続きを読む投稿日:2016.10.27
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まんがで身につく ランチェスター戦略―――小が大に勝つ方法(Business ComicSeries)
名和田竜 / あさ出版
ランチェスター法則を元に経営に向け構築し直したランチェスター戦略
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ご一読ありがとうございます。
本文がささやかな助けになれば幸いです。
レビューなどと、えらそーな事を書いておきながら、いきなりオチが出て恐縮なのだが、ランチェスター法則とランチェスター戦略を混同して…いた。
勉強不足でごめんなさい。調べて見ると、割と他の書籍でも登場していた。
軍事に興味を持っていて、それなりに色々書籍を読んだ方は、戦争論やランチェスター法則などは何処かで見る機会はあったと思う。本書は軍事物とは異なり、ランチェスター法則を元に経営向けに体系化されたランチェスター戦略について書かれている。
ストーリーは探偵事務所なんだけど、ランチェスター戦略を用いて経営コンサルタント的な事をして現状の問題を解決していくと言う感じ。
チームリーダーなど、それなりのポジションにいる方には、やや軽く、そうではない人にはちょっと縁がない・・・という他者に進めるにはちょっと相手を選ぶ感じはする。
ただ、要点はまとまっており、ランチェスター戦略を知らない方にはちょうど良い内容かと思う。
結局勝つには勝つだけの理由があり、負けるには負けるだけの理由がある。せっかく勝ったのに勝てた理由がわからないのでは、成功体験としては勿体無いし、まぐれで買ったような感じだ。
負けたとしても、なぜ負けたのかがわからなかったら対策の立てようがない。
勝つには法則がある・・・本書で戦略の重要性を識るのも良いかと思う。 続きを読む投稿日:2016.10.29
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覇剣の皇姫アルティーナ(3)
青峰翼・鉤虫, むらさきゆきや, himesuz, エンターブレイン / ファミ通クリアコミックス
エリック君の斬新な探し方(重要)
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ご一読ありがとうございます。
レビューと言うより、他愛のない事しか書いていません。
3巻はクラリスさんのターンと思う。(え?タイトルおかしいよね?)
なんだけど、ちょっとクラリスさんは登場回数の割に…不明な部分が多い。
少し気にかかる点はあるのだが、うまくまとまらない。かと言って、私のクラリスさんに対する想いの深さを長々と書いたとして
いったい、だれが読むねん。
これではあんまりなので、この巻のストーリーを簡単に書くと、本国から査察官なる役職の人物がやってきて、不届きな事に私のクラリスさんに狼藉(未遂。念のために書いておきます)を働き、姫さまのグーパンチで成敗され、私のクラリスさんは窮地を乗り切りました。めでたし、めでたし。
今回は珍しく、変な事は書いていないと思う。ただ、大事な事は2回書いた。
さて、査察官について考察する気はないので、原作既読の方はご存知だと思うが、いよいよ難攻不落とやらの要塞攻略である。
下準備が整い、布陣するところまで。戦闘は次巻。
やっとこさレジス無双の始まりである。
レジス君の話はちょっと脇によけて(あれ?)、次巻の攻城戦に向けて城塞について私の脳内を少し整頓したいと思う。
戦争論の内容を記憶を頼りに書いてみると、城塞は何かを守る、或いは敵が必ず通過する所に設置するとか。
今回のヴォルクス要塞は後者だと思う。
さてさて話は飛ぶが日本の戦国時代、お城は(全てではないし簡単に書いてしまうが)守りやすい山の上にありました。だんたん平地にお城は建てられるわけだけど、それは何故か?
軍事目的と言うより治世の拠点としてお城の機能が推移して行ったため、便利な平地に築かれました。
と、学校で習ったような気がするが、軍事面となると異なる答えがある。
鉄砲の普及で山城の優位性が失われたのだ。
どういう事かと言うと、狭い山城では本丸が鉄砲の射程距離に入ってしまうのだ。
本丸を鉄砲の射程距離から遠ざけるには、広い面積が必要になってきた。
そんな場所は平地にしかない。
平地のお城も兵器の推移で変化していったのだ。もちろん交通の要所の防衛もあるから戦争論の言うところの前者に相当パターンもある。
アルティーナの世界は剣やら弓やらで戦うが、大砲は存在する。もう少ししたら、銃も登場する。ヨーロッパでは銃の登場で騎士は姿を消していくが、アルティーナの世界もそうなっていくのだろうか?
風の谷のナウシカでは、銃は存在しながらも甲冑とか着た騎兵が現役バリバリに突撃とかしていた(原作)。
原作の今後も目が離せないが、コミック版の次巻も楽しみである。 続きを読む投稿日:2016.10.29
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ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です! 2
弐尉マルコ, ガールズ&パンツァー製作委員会 / MFコミックス アライブシリーズ
西住まほのメールに戦々恐々する黒森峰の面々
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ご一読ありがとうございます。
本文を書く頃には既に7巻が絶賛発売中となっております。
6巻と7巻でレビュー(実際はただの妄想)を書いているので、この巻も書いてみようと思いました。
もっとも、好き勝手な…妄想が並んであまり参考にならないと思われます。
さて、久しぶりに読み直しても、思った事は内容てんこ盛りと言う事。1巻に比べると安定感が増している。早くもアンチョビが登場してるが、彼女が活躍するのは3巻。
表紙はダー様なんだけど黒森峰の描写が多いような気がする。
2巻はざっとこんな感じ。
なので、逸見エリカを考察と言う名の妄想でだらだらと書いてみたい。
西住姉妹にスルーされるのが芸風と言う特殊なポジションの逸見エリカだが、はっきり言ってハイスペックだと思う。
西住姉妹との関係が不明(17年2月26日追記 幼馴染説がある。フェイズエリカを読む限りでは、そんな感じではなさそうです) 。西住みほに対して強いライバル心(これもスルー)を持っているので、それなりに関係は深いと思われる。
みほに嫌味を言う(しかしスルーされる)ので嫌う人もいるかもしれない。
だが、前述の通り能力は高い。まほの指揮下ならと言う条件は付くが、大学選抜チーム相手に、まほの先陣を切っている(劇場版)。
しかし、まほがいないと能力が激減してしまう。ある意味黒森峰の縮図のような人だ。
西住みほが黒森峰を出奔しなければ、恐らく次期黒森峰隊長はみほだったはずだ。
急遽次期隊長としての責務を負うことになるエリカは、繰り上がり当選的な評価を払拭すべく西住みほを超える実力を備えることを自らの責務としてるのかもしれない。
そんな感じで、自立が彼女の課題なのかもしれないが、伸び代は高そう。
リボンの武者でも、タンカスロンに参戦しているので、これからの活躍が期待できるキャラクターという気がする。 続きを読む投稿日:2016.10.29