uyuさんのレビュー
参考にされた数
16
このユーザーのレビュー
-
コミック版 100円のコーラを1000円で売る方法
永井孝尚, 阿部花次郎 / 中経☆コミックス
タイトルはあまり好きではなかったが...
1
タイトルを見たときに内容が薄そうだな...と感じたがコミック版ということで購入。
しかし、想像以上に幅広い内容をわかりやすく書かれていたのでかなり満足度の高いものでした。
内容としは、マーケティング…について会計ソフトの会社を例にストーリーが進められています。
下記に章ごとのポイントとなるワードを書きましたが、なかなか盛りだくさんの内容となっています。
巻末の付録をみると多くの有名どころの書籍を参考に書かれていることがわかり、この一冊でざっくりと知ることができると
考えるとお得な本だと思います。
また、詳しく知りたい人向けにお勧めの書籍も最後に付録として載っています。
このようなコミック版ではよくあるのですが、この本も同様に漫画で描かれて後に詳しい説明の文章という形で書かれています。
しかし、この本は漫画の部分だけでもポイントとなる部分は理解できるようになっているので文章は読みたくないという方でも大丈夫だと思います。
絵はそんなにうまくはないですがわかりやすいと思います。
1章
製品志向・市場志向
2・3章
顧客満足の式
4章
マーケットリーダー・マーケットチャレンジャー
5・6章
バリュープロポジション(キシリトールガムがヒットした理由)
7章
チャネル戦略・win-winの関係
8章
プロダクトセリング・バリューセリング(100円のコーラを1000円で売る方法)
9章
マーケティングコミュニケーション
10章
イノベーター理論とキャズム理論
これだけの内容を一度にわかりやすく知ることができるのでおすすめです。
私は続けて2巻、3巻も購入してしまいました笑 続きを読む投稿日:2016.08.06
-
なぜ、この人と話をすると楽になるのか
吉田 尚記 / 太田出版
コミュニケーションという協力プレーのゲーム
1
私が印象的だったのは
・コミュニケーションをゲームと考え、しかも対戦型ではなく協力型のゲームである
・下心を持っても良い
・先入観は間違っていてよい
また、特に印象的だったのが
・「愚者戦略」
とい…う考え方である。
「相手より優位に立たない大人の作法を身につけて、対戦を避け協力すること」がこの愚者戦力の考え方。
相手によく思われようと自分をアピールすることで逆に印象が悪く思われてしまうことが確かにある。
コミュニケーションを勝ち負けなどと考えず、協力し楽しい場を作るものと考えればこの戦力のあえて負けの立場をとるという考えも納得し実践しようと思えた。 続きを読む投稿日:2015.11.18
-
夜と霧 新版
ヴィクトール・E・フランクル, 池田香代子 / みすず書房
壮絶な強制収容所の体験記
1
心理学者である筆者が体験したドイツでのユダヤ人強制収容所での出来事を心理学者としての視点で書いたものである。
Reader Storeではあまり人気はないようだが、世界的ロングセラー作品である。
悲惨…な強制収容所の実態について知ることができるだけでなく、そのような環境下で人はどのように考え、行動するのかリアルに感じることができる。
しかし、この本はただの体験記ではなく、そこから現代のおける生き方についても考えさせられる作品である。
「強制収容所ではたいていの人が、今に見てろ、わたしの真価を発揮できるときがくる、と信じていた」
けれども現実には、人間の真価は収容所生活でこそ発揮されたのだ。おびただしい被収容者のように無気力にその日その日をやり過ごしたか、あるいは、ごく少数の人々のように内面的な勝利をかちえたか、ということに。
上記は本作品の一部だが、強制収容所においても一部の人は自分の心を持ち続ける人がいた。
作品の後半は「生きること」「生きる意味」について書かれている。
これは現代においても通じるものがある。
多くの人に是非一度読んでほしい作品である。 続きを読む投稿日:2016.12.29
-
ブラッククローバー 1
田畠裕基 / 週刊少年ジャンプ
ナ◯ト?を思わせる王道少年漫画
1
内容としては特別な力はあるが今はまだ弱い主人公と既に能力の高いライバルが魔法帝というこの世界のトップを目指し成長していくサクセスストーリーである。
王道なストーリー展開ではあるが、この1巻目だけで楽し…く読むことができ絵も上手く登場人物のひとりひとりの個性もよく描かれていると感じます。
今後が期待できるキャラたちがこの1巻目で登場しているのでこれからの展開が楽しみです! 続きを読む投稿日:2016.03.09
-
稼ぐが勝ち~ゼロから100億、ボクのやり方~
堀江貴文 / 知恵の森文庫
今の本よりも若さを感じる
0
2005年に出版された本なので今の堀江さんよりも若さ溢れ勢いを感じる内容になっています。
今も昔も言いたいことは変わってないのですが、年寄りは若い人にもっと投資しろ、年寄りは若い人に無駄な努力を強要…している、などなど
最近の本よりも堀江さんらしい本で読んでいて楽しいです。 続きを読む投稿日:2017.08.27
-
読書の技法―誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門
佐藤優 / 東洋経済新報社
速読って本当にできるの?
0
月平均300冊以上読むという筆者の読書術を学べる本である。
速読ってよく聞くけど本当にできるの?と疑問に思っていたが、この本でいう速読は熟読しなくてもいい本に対しては欲しい情報だけをピックアップする…読み方のことで、どんな本でも速読できるというものではない。
では、どうやって速読していい本とダメな本を見分ければいいのか、ということについて本書では詳しく書かれている。
この本の最後に本書で登場した本のリストがあり、ここから次読む本を探すのに役立てることもできる。
今までは本を読むときに何かを特別に意識せずにただ読んでいたが、この本をきっかけに読書の仕方を変えたいと思った。
以下にこの本で気になった部分のメモを載せる。
第1章
どうしても読まなくてはならない本を絞りこみ、それ以外は速読する
読書には順番があり、手続きがある。
第2章
速読の技術
本には三種ある
簡単に読むことができる本、そこそこ時間かかる本、ものすごく時間がかかる本
速読術とは、熟読術の裏返しの概念
熟読術を身に付けないで速読術を体得することはできない
自分の知識の欠損部分を知り、そこを補うこと
第3章
速読の技法
ためし読みをしてどのように読む本かを選別する
判断するためには基礎知識が必要
普通の速読をするためには、本の内容を100%理解しようとする「完璧主義」を辞めること
必要とする情報についての明確な目的意識も必要だ
第4章
読書ノートを作る時間がもったいないへの反論
本を読み終えてしばらく経つと、なにが書いてあったかという記憶が薄れてしまう
読書後30分かけて補強作業をするとよい。
読書ノートを作る最大のポイントは、時間をかけすぎないこと。
第5章
基礎知識の欠損部分を埋めるために
高校レベルの教科書と参考書を活用する
国語
出口汪『NEW出口現代文講義の実況中継』は仕事で使う文章の読解力が飛躍的に向上する
第6章
リラックスするための読書は無駄ではない
漫画は「動機付け」には使えるが、知識を身につけるものではない
ベストセラーはどんな作品であっても、その時代の雰囲気をつかんでいる 続きを読む投稿日:2017.08.05