エスティさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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真月譚 月姫(4)
佐々木少年, TYPE-MOON, 「真月譚月姫」製作委員会 / 電撃G'sマガジン
シエル先輩大活躍
1
調査がメインの前巻から、いよいよ始まる後半戦。
序盤からあの人が自分の能力をこれでもかと使っての戦闘回です。
これ原作では使われてたっけという設定も含んだ、愛のこめられた描写が盛りだくさん。
檻髪は格…好いいなぁ…!
そんな恰好いい戦闘描写に目がいっていまいますが、伏線も依然としてばらまかれています。
たとえば志貴が見る夢。
よく見てみると……ね?
そして原作組もびっくり、かつ大歓喜間違いなしの最後の戦闘。
何一つ無駄がない、完璧な仕上がり。
すごい…感動しました…。
この引きで終わりだなんて、次巻を読むのを止められるはずがない…!
最後に、表紙こそ翡翠と琥珀ですが、この巻はシエル先輩の魅力で溢れまくりでした。 続きを読む投稿日:2016.06.27
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Rozen Maiden 3
PEACH-PIT / ヤングジャンプコミックスDIGITAL
人形であること
1
表紙は第3ドールの翠星石。
2巻と違って、間違いなく翠星石がメイン…かと思いきや。
5体の姉妹が揃うことで、今までで一番アリスゲームという戦いを実感しました。
アリスとは。お父様とは。人形であること…とは。
誰かを想うこと、結果が叶わぬ悔しさ。
締め付けられるような感情の先に、この巻の最後があります。
まかなかった世界編を通しての一番好きな台詞が、そこに。 続きを読む投稿日:2014.05.24
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Rozen Maiden 2
PEACH-PIT / ヤングジャンプコミックスDIGITAL
一歩を踏み出す勇気
1
表紙は第2ドールの金糸雀。
とはいえまだ影も形もなく、この巻は雛苺のためのもの。
ただ寂しがりやで、1人が怖くて、好きな人には誰よりも自分に構ってほしくて。
そんな雛苺に真紅が与えた選択とは――。
…
個人的には、その後の物語が好きです。
雛苺という賑やかで純真なキャラに振り回されて、少しずつ環境が塗り替えられていく。
ジュンの世界が、文字通り広がっていく。
アリスゲームを通して一歩を踏み出すジュンを、今は見守ってあげたい。 続きを読む投稿日:2014.05.24
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さくらDISCORD 1
増田英二 / 週刊少年チャンピオン
心地よい不協和音
1
名前に“さくら”が入っている6人の、本気の青春ストーリー。
楽しい高校生活、けれど決して楽しいだけじゃなくて…。
「実は私は」を読んで面白かったのでこちらも買ってみたのですが。
こっちの方が好きかも…しれない。
眼と口がすごく印象的で、表情が生きていて感情が引っ張られるんですよね。
葛藤と、悩みと、怒りと、心からの笑顔。
苦しかった分、本当に晴れ晴れとした気分ですっきりします。
本気でぶつかって、最後には皆で笑いあえる青春を求めている人はぜひ。 続きを読む投稿日:2014.05.24
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うみねこのなく頃に 紫(1) Forgery of the Purple logic
竜騎士07, 07thExpansion, 人比良, 珠洲城くるみ / ヤングエース
喜んで頂けましたでしょうか、我が主っ!
1
原作を知っているならご存知だと思いますが、うみねこは魔女の存在を賭けた物語。
が、本作では魔法は存在しない。
あるのは人間による、探偵の為の論理ゲーム。
それを魔女の気まぐれと言わずして何と言う。
…本ゲームの特別ルールとして、タイトルにもある紫の発言があります。
紫の発言は真実だが、犯人だけは嘘をつける。
犯人探しはこの紫の発言のみが証拠なので、究極は発言のみ拾えばOK。
でも殺伐とした雰囲気を癒してくれる珠洲城さんの可愛い漫画を読み飛ばすなんてもったいない! 続きを読む投稿日:2013.10.07
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PSYREN―サイレン― 1
岩代俊明 / 週刊少年ジャンプ
サイレンに導かれて
1
世界は つ・な・が・る
まずは謎だらけのニューゲーム。
容赦なく人が死んだりしますが、それゆえの何が起こるかわからない緊張感。
主人公と一緒に、物語に振り回されることを楽しもう!投稿日:2013.09.24