にゃんちゅう王子さんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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私を知らないで
白河三兎 / 集英社文庫
子どもの頃にこんな女の子、いたかも・・・
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チョット変わった寂しげな少女。周囲に流されず自分を懸命に生きる彼女。
「そう言えば昔こんな女の子がいたよなー」なんて思わせる一冊です。
だんだん話が大きくなりクライマックスにさしかかる頃、どうやって収…集つけるの?って思ったんだけど・・・・
うーん・・男子としては、嬉しいけどチョット複雑な結末かなーなんて・・・(笑) 続きを読む投稿日:2013.11.18
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とんび
重松清 / 角川文庫
ドラマになってたこと、知らなかったのですが・・・
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重松清先生の作品って結構重いってイメージがあったのですが、
この小説は笑えて,泣けて、心が暖かくなる作品です。
息子の誕生から結婚まで、寄り添うように不器用に生きた父親の心情がほんとうにやさしく表現さ…れています。
心が寒くなった夜には、是非とも読みたい一冊かと。 続きを読む投稿日:2013.11.18
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赤×ピンク
桜庭一樹 / 角川文庫
非現実なバトルの中に生きる女性たち
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夜な夜な開催される都会の廃校でのバトルショー。
設定自体が非現実で、架空の設定がエスカレーションするのかと思いきや、
その中で生きることにもがく3人の女性たちのそれぞれの物語り。ケッコー切なかったりな…んかして・・・
設定自体はチョットなーって思いましたが、女性達の生き様は丁寧に表現されており、生き方に共感を覚える女性もいるかと・・・
男子より女子にお勧めな1冊かも。 映画化も決定しキャストも発表されています。ひいきの女優さんが出るので読んでみました。 続きを読む投稿日:2013.11.05
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空の冒険
吉田修一 / 集英社文庫
作者が「悪人」の作者とは気付きませんでした。(笑)
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時折利用したANAの機内で「翼の王国」を楽しみに読んでいました。
もちろんお目当ては吉田先生のエッセイです。
もちろん毎回読んでいたわけではありませんので文庫化で購入しました。
一編自体が長くはないの…で読みやすく、舞台も国内から海外と物語りごとに場所が異なり楽しめます。
内容は小説だったり、エッセイだったり・・・
最後の最後に小説「悪人」に関するエッセイが2編あり、「え~っ!?」あの作家さんだったの・・・って気付きました。(自分の中では共通認識してませんでした。)
そんなくらい、気負い無く,明るく読み進められる一冊でした。 続きを読む投稿日:2013.10.29
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ホルモー六景
万城目学 / KADOKAWA
鴨川ホルモーのスピンオフ。 かな・・・?
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鴨川ホルモーを読んでいないと分からないかも。
ただ鴨川ホルモーのように本編が盛り上がって行きクライマックスを迎えるわけではなく、それに纏わるショートストーリーが短編集のように集められています。
そう言…う意味では期待するようなストーリー展開はなく、少々不満かも・・・
鴨川ホルモーの事後談で、「そういえば関連して、こんな話もあったよ」的な作品です。 続きを読む投稿日:2013.10.29
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白ゆき姫殺人事件
湊かなえ / 集英社文庫
「人ってコワイね。」って痛感した作品
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小説は「告白」のように登場人物単位で構成され、「あーっ、湊かなえさんだー。」って感じで展開します。
この物語が、犯人逮捕に向けての警察の捜査活動だったら警察不審に陥るかも・・・雑誌記者でヨカッタ!
そ…れにしても、人間の口と想像力は本当に身勝手だなーって痛切に思いました。
もともと呟いたり、Web投稿とかって興味は無かったのですが、絶対に見たくないなーって思いました。
続きを読む投稿日:2013.10.29