にゃんちゅう王子さんのレビュー
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36
このユーザーのレビュー
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クリスマスを探偵と
伊坂幸太郎 / 河出書房新社
やさしい気持ちのクリスマスプレゼント
7
流れ的に、結末はこうなのかなー・・・・
でも、まさかねー・・・
なんて思いながら読み続けました。
驚く結末ではありませんが、期待はずれ感はさせません。
伊坂さん風に表現された結末かも。投稿日:2013.10.08
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新しい靴を買わなくちゃ
北川悦吏子 / 幻冬舎文庫
映画の結末を確かめたい方にオススメ。
3
映画を見てから読みました。
映画のラストシーン。 たぶんその後は・・・・と思われた方。
この本で確かめてみては如何でしょうか。
ほとんどセリフまでが映画と同じですが、爽やかに読むことが出来ました。
映…画で知っているシーンでも活字にするととてもいい感じですね。 続きを読む投稿日:2013.10.08
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魚舟・獣舟
上田早夕里 / 光文社文庫
不思議な哀愁を漂わせる短編集
3
短編集です。 舞台は大半が海に覆われた地球だったり、毒キノコに占領された街だったり。
その異常な状況と戦い正常化させるようなストーリーではありません。
そこに暮らす人の、本能として持っている愛がテーマ…です。 「愛」というより”思いやり”の方があたっているかも・・・
ですから読み終わるとジワッと胸に哀愁感が漂います。 物語的にはなにも進展,決着していないのですが・・・
完全決着,納得型SFを好まれる方には中途半端、もしくは予告編的な小説として解釈されてしまうかも。
遠い未来、「そう言えば昔こんな人を見かけた。」的な物語りかな。
最後の「小鳥の墓」は短編ではありません。 書き下ろし中編です。そのため主人公の心の描写がかなり現実的に細かく描かれ、他の作品とはタッチが異なります。 管理された理想郷に馴染めず、反発してゆく主人公。
ラストは驚かされました。 社会ってヤッパ怖いなーなんて・・・・
個人的には「小鳥の墓」より他の短編作品の方が好きです。
続きを読む投稿日:2013.12.03
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とんび
重松清 / 角川文庫
ドラマになってたこと、知らなかったのですが・・・
2
重松清先生の作品って結構重いってイメージがあったのですが、
この小説は笑えて,泣けて、心が暖かくなる作品です。
息子の誕生から結婚まで、寄り添うように不器用に生きた父親の心情がほんとうにやさしく表現さ…れています。
心が寒くなった夜には、是非とも読みたい一冊かと。 続きを読む投稿日:2013.11.18
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硝子のハンマー
貴志祐介 / 角川文庫
謎解きミステリーとしては・・・・
2
私は『謎解きマニア』ではないのですが、この密室の謎は解けません。
だからそう言う意味での感動も皆さんよりは浅いかも・・・
人間模様的には、探偵,弁護士の人間性などももっと描写して欲しかったですね。
秘…書陣たちもせっかく3人もいるのでもっと濃密に絡んでくるのかと・・・(アッ! ネタバレだー!)
「○×小説としては・・」と言うのを気にしなければ、フツーに面白い作品でした。
続きを読む投稿日:2013.12.16
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星のパイロット
笹本祐一 / 朝日ノベルズ
宇宙へ・・・序章
2
ミニスカ宇宙海賊の愛読者です。
この本を読んだ感想はタイトル通りかな?
経験のない宇宙パイロット免許を持った主人公が、大気圏から宇宙に飛びだして行く序章。
最後の方は時間切れで纏めに入っちゃったような…書き方ですが、これから宇宙に飛び出そうとする
彼女を応援したくなるような一冊でした。 続きを読む投稿日:2013.10.08