2022年度施行の新学習指導要領に対応して、2025年度から 大学入学共通テストが変わり、従来からの6教科(国 語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語)に情報科が加わって7教科が対象となる。情報科は必履修科目「情報I」と選択履修科目「情報II」の2科目から成り、共通テストでは「情報I」を対象とする。この特集は、本会情報入試委員会の委員が執筆担当した、大学情報入試の概要、国公立大学における情報入試、私立大学における情報入試、高等学校から見た情報入試、情報入試委員会の活動、の5編の解説記事で構成する・・・
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コンピュータやロボットというと、とっつきにくく使いにくいというイメージがあったが今は少し変わりつつある。感情を理解し、人に寄り添うAI技術が活用されるようになってきたためだ。人の感情は頭や肩の動かし方、視線そして声の音量などさまざまな人の動作から判断できる。それを解析、活用する技術が進化し各種システムで利用されるようになってきた。デジタル・ディバイド(情報格差)を防ぎすべての人が情報通信技術(IT)進化の恩恵を受けるには、人がIT技術を理解し使いこなすことを要求するのみではなく、IT技術が人に寄り添いすべての人に恩恵を与えるべきである。本特集はこの視点から感情解析の専門家に執筆をお願いした。
0.編集にあたって(袖美樹子・古川 諒)
1.音声感情認識の動向:研究から実用化まで(安藤厚志)
2.ソーシャルメディアにおける心理・情動分析の方法論(土方嘉徳)
3.感情推定技術を活用した提案型注文システム─AIによるオススメ提案─(赤津裕子)
4.人の感情を “見える化” する─心拍変動解析による感情分析─(岩田慎一郎・阿部勝巳)
5.身体動作から感情を読み取る─動作ユニットAIの構築に向けて─(藤原 健・程 苗・曽 加蕙・北村喜文)
編集室
※各種権利等により、デジタル版には写真が非表示または記事そのものが収録されていない場合がございますのでご了承願います。 -
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近年各種分野へブロックチェーン技術の適用が行われそれは広がりを見せており、社会基盤としての地位を確立したと言っても過言ではない。本特集ではその一端でも紹介できればと思い、企画を行った。本特集は「ブロックチェーンで信頼性を担保する」という挑戦的な題となっている。信頼性をReliabilityと捉えると「約束を守る。きちんとやってくれる。言ったことをしっかり守る」といった意味合いであり、この意味では現在利用されているシステムにおいては信頼性は担保できていると言える。ブロックチェーン技術はお金、水、電力、著作権などの管理に使われる社会基盤技術であり、我々の生活に安心、安全を与える仕組みであることを理解していただけたと思う。ブロックチェーン技術が我々に与えた物は信頼できる社会基盤だと思う。
0.編集にあたって(袖美樹子)
1.トラストレスのメカニズム(首藤一幸)
2.世界の水資源不足を解決する水取引プラットフォーム?透明性のある水資源の循環型経済の実現?(植村幸代・川本睦史・西間木哲)
3.トークン化から見るブロックチェーンビジネスの現状?エンタープライズでの事例紹介と現在の課題?(山本 周)
4.ブロックチェーン活用の楽曲情報管理システム?KENRI(著作権管理)×DX=KENDRIX?(水谷英彦)
5.スマートコントラクトとマイニングを分散コンピューティングで代替するブロックチェーン技術の開発─配電系統におけるP2P電力取引─(小田拓也・田中圭介・デファゴ クサヴィエ・森 一之)
編集室
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人間活動に起因する温室効果ガスによる気候変動の影響は、いよいよ見過ごせない段階に達している。本特集号では、気候変動とデータサイエンスに関して、最近の話題を含む取り組みを紹介する。本特集号を通じて、気候変動によるデータサイエンスの一端を感じとっていただき、ここを起点に情報収集を進め、より深い理解への道筋としていただければ幸いである。
0.編集にあたって(石井一夫)
1.気候変動および適応に関する最近の動向について(町村 輔)
2.気候変動の影響評価・適応策検討のための数値データの収集と配布(花崎直太)
3.持続可能な社会の前提としての気候変動・自然資本ビッグデータ(服部 正)
4.気候変動が作物の生産性に与える影響─データサイエンスの側面から─(辰己賢一)
5.気候変動が健康に与える影響(石井一夫)
編集室
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本特集では「AIの品質保証」を中心に、国内外の取り組みから国際標準化の状況までを、執筆時点での最新情報をもとに解説する。
0.編集にあたって(中島 震・中谷多哉子・滝澤真一朗)
1.AI品質保証にかかわる国内外の取り組み動向(福島俊一)
2.機械学習品質マネジメントの体系化に向けて(小西弘一・大岩 寛・妹尾義樹)
3.産官学のオープンな議論によるAIプロダクト品質保証ガイドライン策定の取り組み?AIの適切な利活用による技術と社会の進展のために?(小川秀人)
4.SQuaRE品質モデルのAIへのマッピング(込山俊博・向山 輝)
5.ニューラルネットワークモデルのバグ限局・自動修正技術(石本優太・近藤将成・亀井靖高・鵜林尚靖)
編集室
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AI時代のサイバーセキュリティの脅威・リスクとそれらに対する技術・取り組み状況および今後の課題の展望についてまとめた。本特集で紹介したサイバーセキュリティに関する取り組みと今後の課題への対応を推進することにより、レジリエントで持続可能なデジタル経済社会の基盤を構築し、新たな時代のサイバーセキュリティを切り開いていくことが期待される。
0.編集にあたって(石黒正揮・佐々木良一 ・佐々木貴之)
1.AI サイバーセキュリティのリスクと対策および今後の課題~社会的に受容されるAI の実現に向けて~(石黒正揮)
2.開発者のためのAIセキュリティ入門─AIに対する攻撃手法と防御手法を俯瞰する─(高江洲勲)
3.AIによるサイバーセキュリティ防御─AIを活用したセキュリティ対策研究の最前線─(清本晋作・中原正隆・成定真太郎・長谷川健人)
4.サイバーセキュリティDXを促進する自動化技術の発展(高橋健志)
5.AIを活用したシステムへの攻撃と防御に関する最新セキュリティ研究動向(森 達哉)
6.安心安全なデータ利活用に向けた取り組み─ソサエティDXにおけるデータ・AIモデルの保護を実現するサイバーセキュリティ技術─(山中啓之・諸橋玄武・森山敏行)
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AIの社会実装をさらに進めていくにあたり必要となる統制(=AIガバナンス)の姿に関する議論,およびその実行に際しての課題や代表的な活動を紹介する。
0.編集にあたって(鈴木賢一郎)
1.「人間のためのAI(human-centric AI)」を実現する社会実装の道筋?AI社会原則とAIガバナンス・ガイドライン?(橘 均憲)
2.AIとコンプライアンス─ デジタル時代の企業と法 ─(成原 慧)
3.AIガバナンス関する国際標準動向(原田要之助・小倉博行)
4.AIの品質管理およびリスクチェックに関する取り組み(本橋洋介)
5.企業におけるAI倫理を見据えたAIガバナンスの取り組み(鈴木賢一郎・安部裕之)
編集室
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本特集ではまずXAIがどのような技術なのかを解説いただく。次に利用に際し必要となる勘所が分かるようITを得意とする企業の第一線で活躍する技術者の方々に導入事例を紹介いただくこととした。XAI を使いこなす技を読み取っていただければと思う。
0. 編集にあたって(袖美樹子・佐々木貴之)
1.説明可能 AI(XAI)とは?~深層学習の説明性向上とXAIの今後の展望~(長尾智晴)
2.産業利用における説明可能 AIの使いどころ(坂元哲平・安部裕之)
3.制御の根拠を明示できるXAI取り組み─DX ×UIによるAI 説明性向上技術─(毬山利貞・横須賀佑介・穂苅寛光)
4.Shapelets 学習によるインフラ・製造分野向け時系列波形の異常診断技術─異常の検知や診断に有効な波形パターンを発見するAI ─(山口晃広)
5.説明可能なAIを身近にするためのディープラーニングツール(鈴木健二)
6.信頼できるAIの実現に向けて─XAIによる根拠の納得感向上のアプローチ─(恵木正史・間瀬正啓・濱本真生)
編集室
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仮想的などこでもドアの実現であり、人類の社会の構造や生活スタイルを一変させる影響力を持っている、数十年に一度というメディアの革新として世間の関心が高まっているメタバース。本特集ではメタバースへの夢、メタバースの特質や今後の発展、法律問題について新しい視点で解説します。
0. 編集にあたって(金子 格)
1.IT紀行特別編:未来の世界のメタバース! 解説記事を読んで想像してみた(山本ゆうか)
2.メタバースの成立と未来─新しい時間と空間の獲得へ向けて─(三宅陽一郎)
3.メタバースの法律問題(須川賢洋)
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生活に溶け込み,なくてはならない社会基盤となった2次元コード(QRコード)は,工場の部品管理から始まった.利用にあたって手続きや費用が不要で仕様もオープン,携帯電話で読み込むだけといった利用の手軽さが受け世界的に急速に普及が進んだ.本特集では2次元コードの強さの秘密や活用の現状を2次元コード開発者,新たなサービスの提供に尽力している事業者に解説をお願いした.
0. 編集にあたって(袖美樹子・末永高志・田中功一)
1.QRコードの進化と普及─QRコードの軌跡と今後─(原 昌宏)
2.2次元コード決済とその安全性─2次元コードの潜在的脆弱性─(森井昌克)
3.決済用QRコードの統一規格JPQR─コード決済の仕組みと標準化の内容─(福田好郎)
4.QRコード決済システムを活用し、市内公共交通のキャッシュレス化を推進!~長野県上田市における「公共交通キャッシュレス化推進プロジェクト」~(井上雅光・筋野裕介)
5.デジタル地域通貨で実現するサステナブルな地域づくり(川田修平)
6.ワクチン接種証明書アプリの取り組み(楠 正憲)
編集室
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本小特集では個人情報保護法制の最新動向について、2020年改正法と2021年改正法でどのような改正がすでに行われ、また今後予定されているかについてポイントを押さえて解説する。
0. 編集にあたって(橋本誠志)
1.2020年個人情報保護法改正の概要と情報処理実務への影響(板倉陽一郎)
2.2021年個人情報保護法改正の概要(小向太郎)
3.個人情報保護法改正と学術研究への影響(湯淺墾道)
4.個人情報保護法改正とAI開発(美馬正司)
5.倒産処理と情報資産をめぐる規律(橋本誠志)
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本特集では、社会インフラシステムにおけるサイバーセキュリティ脅威、リスクとそれらに対する対策取り組み状況および今後の課題、展望についてまとめている。
0.編集にあたって(石黒正揮・新 誠一・佐々木貴之)
1.電力分野におけるサイバーセキュリティの現状と今後の展望─社会インフラシステムの要(かなめ)としての役割─(渡辺研司)
2.クラウドファースト時代のサイバーセキュリティ─サイバーセキュリティのためのマルチステークホルダアプローチ─(石黒正揮)
3.5G移動通信システムのサイバーセキュリティ─移動通信におけるセキュリティ対策の変遷とこれから─(窪田 歩)
4.化学プラントのサイバーセキュリティ─OTシステムのセキュリティ脅威に対する取り組みと今後の展望─(星野浩志・秋元新哉)
5.産業制御システムセキュリティの動向(新 誠一)
6.金融分野におけるサイバーセキュリティを巡る国際的な議論の動向(河田雄次)
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AI処理に特化した半導体はAIチップと呼ばれる。ディープラーニング(深層学習)が原動力となり第3次AIブームが起こっている。本特集ではAIチップの動向およびAIの各種機構をハードウェア化するための着眼点を紹介いただき、これまでのノイマン型コンピュータとは異なった新しいコンピュータの在り方を紹介いただく。
0. 編集にあたって(袖美樹子)
1.AIは新しいハードウェアを欲しているか?─知能と計算とアーキテクチャの新しい関係(本村真人)
2.確率的コンピューティングの再開拓─その場学習が可能な極低電力エッジAIに向けて─(浅井哲也)
3.画像の解像度と知的処理の関係を見つめ直す─知的な高解像度リアルタイム処理に向けて─(池辺将之)
4.機械学習に適したハードウェア・ハードウェアに適した機械学習アルゴリズム(高前田伸也)
5.ランダム・スパース・ストカスティック─新しい計算の形を目指して─(劉 載勲)
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