ライトノベル
赤の神紋
シリーズ内の平均評価:
(83)
赤の神紋
桑原水菜
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オーギュスト役の最終選考『メデュウサ』を演じる条件として榛原はケイに自らのハミル像を作り出すことを命じた。ワタルのハミルを超えることができるのか――焦りとプレッシャーに押しつぶされそうなケイ。響生はかつてハミルを演じ、榛原との確執で舞台を遠ざかった藤崎晃一に会うことを提案する。ケイと藤崎の出会いは何を生み出すのか? 榛原と彼の最後の稽古に秘められたものとは?
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天才演出家・榛原憂月との確執で役者生命を絶たれた藤崎晃一が、ケイの指導役となって闘いを挑んできた。榛原はすでにケイをオーギュストから外した後だっただけに驚愕を隠せない。ケイにかつての藤崎の姿を重ねる榛原は勝負の行方を観客に委ね、オーギュスト役の最終決定権を賭けて争うことに。自分を倒せとの榛原の宣言の真意は? ヒートアップするケイとワタルの舞台決戦の行方は!?
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『赤の神紋』のオーギュスト役を賭け、十日限りの舞台『メデュウサ』の幕が開いた。榛原憂月が創造した「完璧なハミル」を体現するワタル。観客を巻き込み、悪意さえ感じさせる常識を超えたケイの演技。葛川蛍と来宮ワタル、Wキャストに観客の降す審問は!? 一方、舞台に呑み込まれてゆくケイを守ろうとする響生は、榛原の胸に刻印された十字架の秘密に向き合うことになり・・・。
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『メデュウサ』対決は後半戦に突入。昏倒した榛原は意識不明に陥っていた。藤崎は舞台上のケイに、かつて藤崎を追い詰めた榛原の姿を見出して、舞台崩壊を予言する。戦慄する連城の前で、だが、全能感に酔うケイは着々と破局への道筋を辿っていた。そしてついに最強の<共演者殺し>が牙を剥く! 葛川蛍と来宮ワタル、『赤の神紋』のオーギュスト役を勝ち取るのは!? 演劇ロマン、感動の最終章。
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