1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術
伊藤羊一(著)
/SBクリエイティブ
作品情報
●ヤフーアカデミア学長にしてグロービス講師
孫社長にも一目置かれた伝説の「伝え方」!
・プレゼンに限らず、人前に立って話をする、指示をする、伝える、ということが苦手な方はいるでしょう。著者の伊藤氏は、そのプレゼンを聞いたソフトバンクの孫社長から認められるほどの技術の持ち主であり、今はグロービスの講師として、ヤフーアカデミアの学長として、起業家からビジネスパーソンまで年間300人以上のプレゼンを指導し、ピッチコンテストなどでの優勝者を続々と輩出しています。本書では、「右脳と左脳」に働きかける伊藤氏独特のメソッドを紹介します。
●1分で話せない話は、どんなに長くても伝わらない
・「話が長い、手短に話せ」と言われる方は少なくないでしょうが、伊藤氏の考えは「1分で話せないような話は、どんなに長くても伝わらない」というもの。長いのは話がまとまっていない証拠でもあり、相手に伝わらない一番の原因。そこで本書では、伝わる伝え方の「型」の部分だけでなく、「結論の決め方」、「言い切れない」というメンタルの部分の話から、1分で記憶に残す方法など、誰でもできる方法を紹介します。
もっとみる
商品情報
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.8 (542件のレビュー)
-
【感想】
「相手に要点を理解してもらって、そして実際に動いてもらうために、1分で話す」。
これが本書の要約です。
プレゼンの1番の目的は「相手に動いてもらう事」と定義した上で、「しかし、そもそも人は他…人の話を聞いていない(聞いていたとしても100%覚えきる事は不可能)」と問題提起をし、ネクストアクションのために自身のプレゼン要点を相手に分かり易く伝える事の重要性を説いた本です。
ただ、冒頭で筆者が、
「ほとんどの方はいらない話を省けないばかりに、伝わらない状態でいます。しかもそのことに気づかない。」
「不要な話をなくして短く伝えられれば、提案も通る」
と書いてありましたが、
この本自体、ページ数が一般的なビジネス書と同じくらいあって、冗長すぎないか?とツっこんでしまいました(笑)
この本を実践で活かすなら、作中にもある「PCSF」を聞き手に1分でプレゼンすれば良いと思います。
(「PCSF」=「Problem:問題の定期」⇒「Change:変化」⇒「Solution:解決策」⇒「Future:未来」)
PCSFとは、現時点の問題点をしっかり提示し、解決・改善のために具体的に相手にどのようなアクションを行なってほしいというプレゼンテーションを行なうということ。
プレゼンにはアイスブレイクという贅肉も必要ですが、やはり聞き手としては要点を絞ってもらったり、具体的なネクストアクションを提示された方が頭に残り易いですよね。
僕も仕事上プレゼンテーションを行なう機会が多いので、この点を意識してやっていこうと思いました!
【内容まとめ】
0.私が言うプレゼン力とは、「人に動いてもらう力」です。
何のためにプレゼンするのか?それは、「聞き手を動かすため」です。
相手が動くために必要なのは、「1分で話せるように、話を組み立て、伝えよう」ということ。これが基本です。
1.「1分で話す」重要性
ほとんどの方はいらない話を省けないばかりに、伝わらない状態でいます。しかも、そのことに気づかない。
少し不要な話をなくして短く伝えられれば、提案も通るかもしれません。
ストーリーを考えるには、「何が大事なのか?」「どうしたら相手に伝わるのか?」をきちんと考えること。
そのためには、1分でも伝わるような“凝縮した言葉”が必要となる。
2.人はそもそも人の話を聞いていない。
どんなに好意的に聞いてくれていても、また自分がどんなに完璧なプレゼンをしたとしても、自分が話した事がすべて相手の頭に残っているということは不可能です。
理解力の問題や、伝え方の問題ではなく、コミュニケーションはそもそもそんなもの、すべては伝わらないのです。
3.考えるべきは、「ゴールは何か?」である。
プレゼンを通して、聞き手が「どこまでやればいいのか?」を決める。
すべてのプレゼンは、ゴールを達成するためにある。
聞き手のことを考え、聞き手をどういう状態に持っていきたいかを見定めてから、それを実行するために何をするのか、何を伝えるかを逆算で考えること。
4.「メタ認知」は優秀なビジネスパーソンに共通するスキル
主観の自分を意識していくことを「メタ認知」といいます。メタ認知をしながら主観の自分を修正していくこと。
自分は相手にどう映っているのか?自分の発する言葉が相手に伝わっているのか?
メタ認知によって自分自身の行動や振舞い、言葉を相手に合わせて少しずつ修正していくこと。
5.新しい取組みを説明する時の「PCSF」
「problem:問題」「change:変化」「solution:解決策」「future:未来」
→こんな問題がある
→これに対し、テクノロジーでこんな変化が起きつつある。
→この変化を活用し、我々はこんな解決策を生み出しました。
→そしてこの解決策を展開しながら、こんな未来を作っていきたい。
【引用】
ほとんどの方はいらない話を省けないばかりに、伝わらない状態でいます。しかも、そのことに気づかない。
少し不要な話をなくして短く伝えられれば、提案も通るかもしれません。
p7
ストーリーを考えるには、「何が大事なのか?」「どうしたら相手に伝わるのか?」をきちんと考えること。
そのためには、1分でも伝わるような“凝縮した言葉”が必要となる。
p18
人はそもそも人の話を聞いていない。
どんなに好意的に聞いてくれていても、また自分がどんなに完璧なプレゼンをしたとしても、自分が話した事がすべて相手の頭に残っているということは不可能です。
理解力の問題や、伝え方の問題ではなく、コミュニケーションはそもそもそんなもの、すべては伝わらないのです。
p19★
私が言うプレゼン力とは、発表スキルなど話すスキルではありません。
「人に動いてもらう力」です。
相手が動くために必要なのは、「1分で話せるように、話を組み立て、伝えよう」ということ。これが基本です。
p24
・何のためにプレゼンするのか?
それは、「聞き手を動かすため」です。
言葉を使って、あなたが望むゴールに、聞き手を動かしていく。
これが大事なのです。
「相手を動かす」。これを明確に意識しましょう。
p30★
考えるべきは、「ゴールは何か?」です。
プレゼンを通して、聞き手が「どこまでやればいいのか?」を決める。
すべてのプレゼンは、ゴールを達成するためにある。
聞き手のことを考え、聞き手をどういう状態に持っていきたいかを見定めてから、それを実行するために何をするのか、何を伝えるかを逆算で考えること。
p35
プレゼンはあくまで「手段」
大切なのは、目的と次回アクションを明確にして、「相手を動かす」こと。
“相手を動かしてなんぼ、相手が動くためにできることを全てやり切る”
そんな意識を持って臨みましょう。
p42★
・結論を先に。
ピラミッドでロジカルにストーリーを考えよう
ピラミッドストラクチャー(結論→根拠×3)
伝えたいことの骨組みである「結論と根拠」のセットを構築し、「結論は◯◯です、理由はABCだからです」、これだけでOK。
p100★
・中学生が理解できるレベルの言葉しか使わない
大人でも、少し難しい言葉を使うと迷子になってしまう可能性がある。
「スッキリ カンタン」を徹底しよう!
p149
・「メタ認知」は優秀なビジネスパーソンに共通するスキル
主観の自分を意識していくことを「メタ認知」といいます。メタ認知をしながら主観の自分を修正していくこと。
自分は相手にどう映っているのか?
自分の発する言葉が相手に伝わっているのか?
メタ認知によって自分自身の行動や振舞い、言葉を相手に合わせて少しずつ修正していくこと。
p158
・新しい取組みを説明する時のPCSF
problem:問題
change:変化
solution:解決策
future:未来
こんな問題がある
→これに対し、テクノロジーでこんな変化が起きつつある。
→この変化を活用し、我々はこんな解決策を生み出しました。
→そしてこの解決策を展開しながら、こんな未来を作っていきたい。続きを読む投稿日:2021.02.14
▶️読了日:2024/05/08
▶️タイトル:「1分で話せ」
「コミュニケーションで相手に動いてもらうための本」
「伝えるんじゃなくて伝わる1分のための本」
▶️著者:伊藤羊一:ソフトバンクアカデ…ミアでプレゼンし続け、国内CEOコースで年間一位の成績を出した
▶️keyword:
・考える=自分の内外のデータを加工しながら結論を導き出すこと
・プレゼン=自分が伝えたいことの骨組みを移植していく作業
・ロジカル=結論と根拠の意味が伝わっていること
▶️point:
⭐️営業や上司提案では相手のピラミッドをコピーし一つ一つ相違点を確認、解消しコマを変えていく
⭐️提案での視点は私、あなた、私たち
⭐️営業の仕事=相手の課題解決である!
▶️review:
・提案では一度相手の脳内ピラミッドを可視化するという点が新たな学びだった。相手と自分の結論、根拠の相違点は何かを比べた上で、一つずつロジカルのずれを修正していく。そのためにデータが必要だと理解した。
・右脳に伝わる表現で感情を動かす重要性も大事な気づき。理解と納得では人は動かない。人の感情を動かすためにはその選択をした後の自分を想像させることが重要。
▶️内容まとめ
■プレゼン3段ピラミッドのコツ5個
結論ー根拠3つー具体例1つ
①前提を揃える
②結論ファースト
③3点根拠
④意味の繋がり
⑤例えば〜イメージを沸かせる
■迷子にさせないために
・読まずに頭に入るスライド
・中学生がわかる言葉で
いらない4つの工夫
①プロセス
②過剰な気遣い
③自分の意見と違うこと
④笑い(ビジネスで面白いのはロジック)
■右脳に伝わる=その気にさせる
・想像し感情を動かす
・人はキーワードで思い出す。超一言で包み込む
・TEDのようにライブでダイブ
・客観視をこえて相手の目で見る
■伝え方のパターン
・新規事業のパターン:
PCSF problemーchangeーsolutionーfuture
■相手との違いチェックポイント
・課題のサイズ感
・ゴールまでの時間感覚
・ゴールまでの方法
・立場の違い=結果の出し方の違い
続きを読む投稿日:2024.05.10
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。