【感想】ヒポクラテスの憂鬱

中山七里 / 祥伝社文庫
(101件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
13
50
28
4
0
  • まるで水戸黄門を見ているようで

    テレビの水戸黄門を見るようような、印籠代わりに解剖メスを持ち、悪徳商人を撃破する爽快感に溢れる作品ですね。中山七里の博学と取材力にも大いに驚かされる作品です。

    投稿日:2021.07.01

  • 法医学ミステリーの第二弾

    法医学ミステリーの第二弾。前作もそうだったけど、全ての章に通ずる人物の存在があり、今作では、その人物が始めから正体不明ではあるが提示される。途中で誰かは予想できたけど、それでもエンタメとして最後まで面白く読めた。。前作もそうだったけど、全ての章に通ずる人物の存在があり、今作では、その人物が始めから正体不明ではあるが提示される。途中で誰かは予想できたけど、それでもエンタメとして最後まで面白く読めた。続きを読む

    投稿日:2024.04.29

ブクログレビュー

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  • TOM

    TOM

    法医学のヒポクラテスシリーズ第2弾

    相変わらずの解剖シーンの描写には、グロテスクさを感じられるが、第2弾ともなると慣れてきてしまうのが不思議。

    短編での話で進んでいきますが、繋がっていくので長編としても楽しむことができると思います。

    コレクターを名乗る者とは?
    最終章でのどんでん返しです。

    真琴と古手川の今後にも注目です。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.25

  • まりな

    まりな

    途中、
    私(あ〜犯人この人で間違いないな…ここまで面白かっただけに勿体無い…)

    と思ったら全然ちがった、最後までとても面白かった。ヒポクラテスの試練も読みたい!!

    光崎先生の執刀シーンは作中に度々登場し、作者は毎々その様子を修飾するのだけど、飽きたり読み飛ばそうという気持ちになることはない。
    豊かな表現・語彙が、先頁とは少し視点?視界?を変えてくれている気がする。
    おかげで真琴が毎回、光崎先生の執刀に息を呑み見入ってしまうその心情が、すっかり読み取れてしまう。同じようなシーンでものめり込んで読み進めてしまう。
    すごいなぁ。尊敬の気持ちとともに読了。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.09

  • でつ

    でつ

    ヒポクラテスシリーズ2作目!
    今作も取り扱っているものがものなのに
    スラスラ読める不思議

    特に今作は2作目だから
    背景説明が一切なく
    より内容を楽しめる感じ

    個性爆発なキャラが身近に2人もいたから
    前作は少し主人公の影が薄かったけれど
    古手川との新しいテイストのおかげで
    今作ではしっかり主人公な感じも◎

    ただ今作では
    所謂、胸糞案件的な事件が出てくるから
    スラスラ読めるけれども
    尾を引くというかモヤモヤするというか…

    また今作はなんだかグサグサくるものが
    私の中では多め
    「才能はマネーのある分野に集まるものですからね」
    とか
    「慎重さを要求される作業以外での再確認は、理解度の低さを疑われるので慎みましょう」
    とか
    「結論ありきでモノを考えるな。都合よさげな話に引き摺られるな。何かに都合のいい話ってのは、別の何かに都合が悪くできている。思惑に惑わされるな。事実と論理だけで考えろ」
    とか
    「ハードルが高ければ高いほど、ジャンプ力は向上するものです」
    とか
    「遅い仕事は亀でもするぞ」
    などなど
    続きを読む

    投稿日:2024.04.07

  • DEVIIII

    DEVIIII

    このレビューはネタバレを含みます

    シリーズ第二段。
    今回はコレクターとういハンドルネームで自然死を疑という書き込みがされる話。
    法医学と司法解剖が抱える社会的問題である予算の枯渇。
    驚きは特にないがテーマが面白く読みやすい。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.04.04

  • トミー

    トミー

    死体や解剖の描写、解剖している人側の意見は新鮮。全てを解剖していないが故、現実と違う案件って本当に何件あるのかなとも考えた。
    短編のようでまとまった一冊で良かった。

    投稿日:2024.03.24

  • ピザまん

    ピザまん

    修正者(コレクター)による埼玉県警ホームページへの書き込みのため、埼玉県警や浦和医大法医学部などは振り回され、解剖の必要がないとされた遺体も解剖することとなり財政難に追い込まれる。
    しかし、それらの遺体は解剖されることで、消え入りかけた声を絞り真実を語りだす。明らかになった真実は切ないものや、嫌悪するものもあるが、埋もれるはずだった真実が明らかになることに安堵感もわく。
    解剖の重要性や平等性とともに、人員不足や財政難についても考えさせられた。
    今回もみんな個性的でそれぞれの信念があって面白かった。真琴先生もたくましくなったなぁ
    続きを読む

    投稿日:2024.02.18

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