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羽田圭介 / 文春文庫 (133件のレビュー)
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総合評価:
子牙
現実の切ない家族
母親と母方の祖父の3人で暮らしている主人公。 本人は再就職活動中である程度時間があるので祖父の介護も手伝っているのですが身体が弱って来て何かあると「死んだらよか」を繰り返す状態。 主人公は体が弱っ…て来て楽しようとする祖父を見て色々考え行動をしていきます。 なんて言うのか身近な話だったので祖父の表現がかなりリアルに見えました。 それに伴う家族の反応も見たことのあるような感じで読んでいると切ないですねw さらに友人や恋人も出てきますが本当にありそうな反応でこちらも切ないです。 介護に対する家族の言動や社会の在り方、老人の狡猾さのようなものを示しつつ劇的な展開があるわけでもなく何も解決せずに終わるこの物語は本当に現実的ですねw 2度目を読みたいかと聞かれるとそうでもないのですがびっくりするほどの現実感に感動しましたw続きを読む
投稿日:2018.06.02
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ぽん
自分的にはすごく面白かった。物語としての面白さの一方で、介護者の葛藤をちょっと笑える要素も入れながら、リアルに描かれている。羽田圭介さんらしい毒性があるのも良いと思う
投稿日:2024.05.27
すきま
現実的なだけど、非現実的。よくある「心が通い合う老人と若者」の綺麗事が排除されてる感じが、ユニークだと感じました。悲しいというには、悲しみきれないけど、不穏な感じもありつつ、これが現実。笑って良いのか…悪いのかわからない他人事じゃない感じ。続きを読む
投稿日:2024.05.15
yonda?
死にたいという祖母と重なり、どこまで本気でどこまで冗談なのか。直接手をくださず弱る老人の補助をする。決して生きることに前向きにさせない。
投稿日:2024.05.13
はら
芥川賞は難しかったです。 結局じいちゃんは元気なのかどうかもわからなかったですし、この話で何を伝えたいのか、凡人には分かりませんでした。 介護の大変さに関してはよくわかりました。
投稿日:2024.04.20
エミリ
若い主人公のまっすぐでパワーある生き方、祖父の老いていく中にも柔軟でどこかつかみどころがない生き方、対比しながら描かれているようでした。
投稿日:2024.04.10
sachi_913
主人公の健斗を通し、日本が抱えるあらゆる社会問題を取り上げた作品。しかし、どの問題に対しても結末に触れずぼやっとした終わり方をしている。そのスッキリしなさが、リアルな日本を表現している。読後、答えのな…い『その後の健斗や祖父の人生』を想像してみている。続きを読む
投稿日:2024.02.18
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