【感想】冴えない彼女の育てかた13

丸戸史明, 深崎暮人 / 富士見ファンタジア文庫
(9件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
6
1
2
0
0
  • 堂々の完結

    13巻はほぼエピローグみたいな感じですね。
    自分たちのサークルのゲームを仕上げるところから始まります。
    恵とイチャイチャしながらもやはり手伝ってくれるエリリと詩羽先輩。
    コミケから打ち上げまで参加してヒロインの面目躍如といったところでしょうか。
    二人と倫也のケジメのような会話がよかったですね。
    しかしそこはすごいクリエイターになってもヘッポコだったりヘタレだったりする二人のしまらない所は面白かったですねw
    最後に高校生活の締めくくりとしてその後の進路についてヒロイン意外のオールキャストが出て話が進むも、当然全く準備してこなかった彼の結末は推して知るばかりですがあれだけのことをした人間はやはり引く手あまたでよかったですw
    冴えないとしていた彼女も今ではすっかりもえもえのキュンキュンでちょっと腹黒いヒロインに成長して1巻のイメージとは全然違うキャラになりましたw
    お互いがお互いを選んだ理由も明らかになり最高の終わり方でしたねw
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    投稿日:2019.05.03

ブクログレビュー

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  • らいら

    らいら

    ついに完結。
    特に事件も起こらず、二人でイチャイチャしているだけの回。中で作っているゲームも、ヒロインとイチャイチャしているだけのゲームのようだし、良いのではないでしょうか。
    なお、エピローグの最後が意味深すぎる。。。
    全体として、「冴えない」ヒロインが「黒い」ヒロインになるまでの過程などなどがよく描かれた、非常に面白い作品でした。
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    投稿日:2022.08.23

  • shimikoba

    shimikoba

    12巻とGirlsSide3から続く恵と倫也の物語の“結”
    あの後は本の7割方を使った後日談.
    冬コミに向けたゲーム制作の佳境が描かれている.

    本筋とはあんまり関係がないけど,やっぱり伊織というキャラが結構好きだと再認識した.「巡璃27」をめぐるイザコザの中で、伊織と恵のバチバチは見てて本当にオモシロイ.最後の最後で和解してたのが少し残念なくらいだった.

    映画ではカットされていた詩羽との訣別シーンも印象的だった.
    英梨々と詩羽それぞれのパートの終わりに深崎さんの挿絵が絶妙に挟まってくるのが,小説とは思えない演出だった.

    関わってきた様々な人から様々な言葉を浴びせられたり,進路を誘導されたりなんてして,そんじょそこらの意識高い系よりも引っ張りだこな18歳はどう見ても普通のオタクではないよな.

    映画では見れなかった一般向けギリギリな描写とか読者にあらぬ妄想を強要させる余白とかも含めて冴かの最高のクライマックスとエピローグでした.
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    投稿日:2021.09.29

  • うってぃ

    うってぃ

    『冴えない彼女の育て方』本編やっと完走しました。

    特にホワイトアルバム2を想起させるメタ的な表現をはじめ
    テンポの良いラノベらしいコミカルさ、
    アニメでは描ききれなかった
    恵の腹黒さや懐の深さと
    ブキャラの個性、
    色んなところに魅力がありました。

    いやぁ良い作品でした。

    そのうちガールズサイドの3冊とコミカライズされた詩羽ルートも読みたいし、
    読み終わったテンションのままホワイトアルバム2Coda終盤の『時の魔法』の収録シーンを見返したくなりました。
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    投稿日:2021.08.25

  • facecollabo

    facecollabo

    冴えない彼女の育てかた(13)(ファンタジア文庫)
    著作者:丸戸史明
    「私はあなたの望むメインヒロインなれたかな?」もうお前は冴えない彼女なんかじゃない胸キュンキュンするメインヒロインだ冴えない彼女との恋愛物語の完結。
    タイムライン
    https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
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    投稿日:2019.12.15

  • タカツテム

    タカツテム

    倫也の告白の行方が描かれる第一章を除いて第二章のタイトルに有るようにほぼエピローグのような内容の最終巻。というかあの甘々な内容の第一章ですら12巻の展開を思えばエピローグのように思えてくる不思議

    11巻では本格的に倫也が恵に、そして恵が倫也に傾倒していく様子が描かれ、12巻ではサークル破綻寸前に見えて智也が恵を信頼しルート確定している事実が明かされ、GS3では恵の内面が描かれた。そして最終巻となる13巻ではギャルゲー制作の佳境も描きつつ何故倫也が詩羽や英梨々を選ばなかったのか、何故恵を選んだのかが語られる
    通してその心理描写を見ると、ラブコメでありアクの強いヒロインが多数居る作品において倫也と恵が互いを選んだ理由がそれって果たしてアリなのか?と問いたくなってしまう部分もあるけれど、このような二人だからこそ『冴えカノ』という作品は上手く行ったのだろうなと思える

    もし倫也が詩羽か英梨々と付き合うことを考えていたら最強のギャルゲーなんて作れなかっただろうし、もし恵もアクの強いヒロインだったら倫也が恵だけを選ぶ状況に説得力はなかっただろう。
    ラブコメラノベに於いては奇跡のような組み合わせの倫也と恵だからこそこのような内容の最終巻に辿り着けたのだろうなと思えた

    中盤では倫也の口から詩羽と英梨々に対してきちんとけじめの言葉が。ハーレムモノに於いてはこの展開をやるかどうかで終盤の評価が変わると言っても過言ではないけど、本作では倫也がちゃんと二人の気持ちに向き合った上でこれまでの感謝とこれからの決意を語っていたのはとても良い描写だった
    そして最後の別れを描いた挿絵がとてもいい味を出している

    そんなエピローグだらけの最終巻だけど、ラストの「エピローグ」だけはどこかエピローグらしくないとも言える内容。
    最強のギャルゲーも作って、いざこれからと言う段階なのに倫也と来たら……。ある意味彼の進路はどのような形にも広がっていると捉えることも出来るけど、流石に別世界の彼のように某大学にギリギリ合格する展開はないのかな?まあ、どのような進路だろうと彼を好きでい続けると決めた恵が居る限り不安なんて吹き飛ばせるのだろうね

    というかこれまでずっと不仲どころか冷戦状態だった恵と伊織はどうやったら普通に会話できる仲になったの?これはやはり短編集で補完される流れか…?
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    投稿日:2018.06.29

  • orangewind

    orangewind

    1ヶ月余りで全17冊(外伝含む)を読み終わるとは思わなかった。王道のハーレムものラブコメという感じではあったけど、二層構造、三層構造のストーリーとなっており、非常に面白く読ませていただきました。全然作風は違うんだけど、会話劇という意味で銀英伝をふと思い出してしまったり。
    13巻が完全にエピローグみたいな感じになっており、もう少し骨太の話(具体的には、全員の力を結集した作品を完成する話)を読みたかったかな、と思わなくもないけど、登場人物達の気持ちに折り合いを付けるという意味では良いエピローグであったかな、と思ったりもした。
    あと、外伝(GS)を読まないとストーリーを全て堪能出来ないという意味では、全部本編にすれば良かったのでは、と思わなくもない。ただ、なんだこうだ言いながら17冊も飽きずに読めた、という意味では非常に大満足の作品でありました。オススメです。
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    投稿日:2018.03.06

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