【感想】まるまるの毬

西條奈加 / 講談社文庫
(98件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
30
42
14
0
1
  • 和菓子を食べたくなる

    江戸時代の和菓子屋を舞台にした連作短編集。典型的な江戸人情物のスタイルを取っていて主要登場人物四人のキャラクターが引き立っている。特にチャキチャキの江戸っ子らしい孫娘の言動に引き込まれた。和菓子に関する様々なトリビアも実に楽しい。和菓子を食べながら読みたくなる作品である。続きを読む

    投稿日:2021.08.18

ブクログレビュー

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  • yappinkun

    yappinkun

    南星屋シリーズ第一弾。
    武家の身分を捨て、菓子屋になろうと決心し、諸国を16年も周り、各地で修行をして、麹町に南星屋を開いた治兵衛。旅先で妻を亡くし、娘と孫娘の親子三代で和菓子屋を営んでいる。
    将軍家の御落胤という秘密をもつ治兵衛。娘のお永は夫の浮気が原因で娘のお君を連れて、実家である南星屋に戻ってきている。いろいろ問題を抱えている家族であるが、家族みんなで、いろいろな問題を乗り越えていく。続きを読む

    投稿日:2024.04.26

  • ka2te2

    ka2te2

    ほっこりした作品を読みたいと思って読み始めたら想像以上に優しい物語でよかった。わたしもまるまるでありたい。

    投稿日:2024.04.14

  • minepon

    minepon

    とても良かった。
    誰かを想う気持ちに溢れた優しい一冊だった。

    菓子店“南星屋”を舞台に元武家の店主、その娘と孫、僧侶である店主の弟の日常を描く。
    日々持ち込まれる厄介ごとを家族で支え合いながら乗り越えていく、その姿に心揺さぶられた。

    ☆4.8
    続きを読む

    投稿日:2024.03.13

  • full3

    full3

    江戸の菓子屋、南星屋は店主があちこちで食べた経験から毎日のように違う菓子が食べられる、庶民的な店。店主の治兵衛、出戻り娘のお永、孫のお君の三人で切り盛りする。ある藩の門外不出の菓子を売っていたと疑われる件、武士の子が弟子入りしたいと願う件などの連作短編集。

    とても良かった。義理と人情という言葉で簡単には片付けられない人の思いと絶妙なストーリー展開。菓子の話がスムーズに添付され、様々な和菓子が食べたくなる。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.19

  • アップルケーキ

    アップルケーキ

    江戸で親子3代の菓子屋を営む家族のほんのり優しい物語。お菓子好きにはタイムスリップして行ってみたくなるお店。

    投稿日:2024.01.16

  • ガナガーナ

    ガナガーナ

    お菓子や南星屋の治兵衛、お永、お君を中心に描かれる時代小説。家柄が身分や結婚などさまざまなことに大きく影響する時代に暖かい家族を中心に繰り広げられる人間模様。お君の可愛さ、治兵衛の人の良さ、孫との関係にホロリとする。続きを読む

    投稿日:2023.12.28

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