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川上未映子 / 講談社文庫 (87件のレビュー)
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総合評価:
thutomu
川上未映子の魅力がつまった短編集!
改めて、川上未映子の文章が好きなんだと再認識した。 緊張感もあるけど、読みやすい文章。 作品もそれぞれ、儚さだったり、切なさだったり、どうしようもなさだったりが真に迫ってくる。 僕自身、短編自体…が好きなんだけど、これは川上未映子の魅力がつまった短編集だと思う。 続きを読む
投稿日:2017.08.09
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ミ。
このレビューはネタバレを含みます
映画アイスクリームフィーバー、気になっていたのですが観ることが叶わず、こちらの原作を手に取りました。 全編通して、私は少し読みにくいと感じてしまいました。 表現としてひらがな遣いが多いページは、内容を頭に入れるだけで苦労しました。 お花畑自身の中で、専業主婦はペットと同じと言われていてるの読み、自立できる大人になろうと考え直しました。 読書中はなんともいえない不思議な感覚で読んでいました。 再度読み返すことはないと思います。 作家の方との相性というものはあるんだなと初めて実感した小説でした。
投稿日:2024.05.05
青葉
はじめて読んだ、川上未映子の小説。7篇の物語の詰め合わせ。小説(短編集はとりわけ)は、読む前にまず目次を開き、その作家さんの言葉の選び方を見てしまうけれど、この本の短編タイトルはどれもドンピシャによか…ったな。「愛の夢とか」はもちろんだけど、「三月の毛糸」「お花畑自身」、「十三月怪談」は同じくらい好きだった。「日曜日はどこへ」もいい。私の日々の中にも確かにある、ちょっとした希望と絶望の両方を想いながら読んだ。続きを読む
投稿日:2024.04.04
jaco319
不思議な世界観なのに身近な感じがするのはなぜ 独特な文体で別世界に引き込まれるけど ふと「ああなんかわかる」と妙に現実的 死んでしまった後の気持ちのぐるぐるするあたり ちょっとふっと泣きそうになった
投稿日:2024.04.01
はる
うまく言葉にできないということは、誰にも共有されないということでもあるのだから。つまりそのよさは今のところ、わたしだけのものということだ。 終わりは終わりの顔をしてわたしたちを訪れるようなことはこれ…までだってなかったし、これからだって決してない。何かとよく似た顔をしてやってきて、通りすぎたうんとあとにあれが最後だったと気づくだけ。続きを読む
投稿日:2024.02.23
ma
限りなくリアルに近いファンタジー。面白かった。 やっぱりこの方の文章はすごく美しくて、大好きだなと思った。 十三月の怪談、時子視点の終盤でどんどん平仮名が多くなっていくのがおもしろかった。それだけ認知とか感覚とか意識が遠のいて、揺らいでいってたのかな。多分時子が死後見ていた世界は幻想で、それは潤一も同じなんだけど、たしかに2人はそこにいて、「本当」ってなんなんだろうってすごく思った。 「いまがいつだって、それにここがどこだっていいじゃない、いまふたりでここにいることはどちらにしたってほんとうのことなんだから」
投稿日:2024.02.19
inome
筆者の作中には、ピアノ曲の描写が登場することが間々ある。私はそのピアノのまるい音色や楽曲の印象を光のようにあらわす言葉で、それが好きでも嫌いでもすっかり世界に入り込んでしまうような瞬間にいつもうっとり…する。続きを読む
投稿日:2024.01.31
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