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葉真中顕 / 光文社文庫 (144件のレビュー)
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総合評価:
九州男児
絶叫はしないけど…
惨殺遺体で発見されたNPO代表、 神代武。 飼い猫に死後、遺体を食われ ながら孤独死した鈴木陽子。 家庭におさまることができず 悩む刑事、奥貫綾乃。 世の貧困問題とこの事件とが…、 一体どぉ繋がっていくの だろうか?ってなわけで、 面白かった。 ちょっとページ数多くて 躊躇ったけど、ぐいぐい イケました。 あぁ、救われない話しだなぁと ブルーな気持ちになりながら 読んでいましたがラストの方 もしやと思ったら、あぁいう ことにしたわけねぇ、なるほど。 タイトルの「絶叫」は、作者の 意図が理解できなかったな。 なんで絶叫なんだろ? そこだけが謎でした。続きを読む
投稿日:2020.03.21
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あや
なんで、あなたは、っていう話の進め方なんだろうと思ったら最後の最後にそういうことか、と。 最後の4行読んですごい遡った。 東京に住む意味は、選べるということ。 っていうのがそうだなあと思わされた
投稿日:2024.04.30
あやめざき
最後のどんでん返しが痛快だった。 また、現代を生きる苦悩、心理的描写が自分と重なるところもあり、一気に読了。
投稿日:2024.04.29
鉄線
このレビューはネタバレを含みます
中盤でおおよその展開が予測出来てしまったので大きな驚きはなかったけど、とにかく読みやすく、ページをめくる手が止まらなかった。 印象的だったワードはミス・バイオレット。 別にバイオレットだけでもいいところを敢えてミスを付けた店名。 未婚の綺麗な戸籍を手に入れて生まれ変わった事を象徴してるのかなと思ったり。 この世は自然現象の積み重ね、壊れるときは壊れる。 あなたとは関係なしに降ってくる、というのも仏教ぽくて良かった。
投稿日:2024.04.22
72vacation
ラスト4行で絶叫します。 あまりに悲惨な鈴木陽子の人生に、読むのが1億回嫌になりましたが最後まで読んでよかった〜!!あまりにも勇敢。
投稿日:2024.04.14
ささかまん
アパートの一室で猫に食い尽くされた孤独死の死体。その死体、鈴木陽子の人生を振り返る形でその死の真相に辿り着いていく話ですが、"女の幸せ"に対する社会の価値観に刺され続けた様な人生は、とてつもなく壮絶で…した、。 ラストの「おかあさん!ありがとう!ありがとう!ありがとう!」と繰り返される感謝の言葉は脳裏に刻まれるほどのインパクトでした。葉真中先生の描写力凄かった!続きを読む
投稿日:2024.03.02
ゆうみ
“人間って存在はね、突き詰めれば、ただの自然現象なんだ。どんなふうに生まれるか、どんなふうに生きるか、どんなふうに死ぬか。全部、雨や雪と同じで、意味も理由もなく降ってくるんだ。” ぷちぷち笑う幽霊の…言葉がとても印象的だった。 二人称で語られる物語がとても新鮮で、「あなた」と語られる女が、あらゆる選択肢で読み手の私の考えとは違う方を選んでいくので読んでいてもどかしく、心が痛かった。 社会に棄てられた人間の足掻きを見た感じ。 自然現象=自由を貫き通した陽子(あなたであり私)は幸せだったのかな。続きを読む
投稿日:2024.02.07
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