【感想】スマホ廃人

石川結貴 / 文春新書
(22件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
3
8
7
1
2
  • 考えさせられました

    私自身はガラケーを使い、タブレットでもLINEすらしておらず…という生活ぶりなのですが、そんなことには関係なく、1人の大人として、スマホが変えていく生活そして世界について目を見開いて見つめ続けなければと強く思いました。
    どう考えても、人の心は人との繋がりの中でしか「健やかさ」を育てられないと思うのです。その視点を強く持ち続けようとしない時、人類が「便利さ」と引き換えに失う代償はあまりに大きなものなのだろうと思い知らされました。
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    投稿日:2017.05.30

ブクログレビュー

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  • 本の虫

    本の虫


    スマホに依存している方が圧倒的に増えている中で、頭では分かっていてもやめられない実情がありましたら。
    スマホ脳で有名なアンデシュ•ハンセンの本なども含め、どれだけ害があるのか?なぜそのようなマイナスの効用をもたらすのかを感覚ではなく理論で知ることは自分にとって可視化できるきっかけとなりました。続きを読む

    投稿日:2023.10.06

  • やまだ

    やまだ

    子育てアプリ
    スクールカースト
    ソシャゲ廃人
    トイレにスマホ

    「たまに当たる」から依存が強まる。

    高齢者のスマホ中毒
    麻雀、ゲーム、アダルトサイト

    主婦のスマホ中毒
    ポイントサイト

    就職活動にもSNS

    韓国はネット依存先進国

    子にスマホを与える親の責任
    続きを読む

    投稿日:2023.07.10

  • Junmori

    Junmori

    このレビューはネタバレを含みます

    出先で用事まで時間があったので、近くの図書館で目についた本として読了。
    子どもからティーンエイジャー、親世代や高齢者まで幅広い年代や属性におけるスマホ利用の現状が記されている。
     ソシャゲにのめりこんで生活が破綻しているといったわかりやすいエピソードや、育児の最中にSNSに気を取られて我が子の泣き声も気にとめられないといった生々しいエピソードなどがあり、スマホの魔力を改めて実感できた。
     特に、スマホとは縁が遠いように感じられる高齢者であっても、ひとたび使い方を覚えてしまえばなまじ時間があるために四六時中スマホに向かってしまう可能性があるというのは興味深かった。
     恐ろしいと思う反面、高齢者×スマホ(or ディジタル)での新たなビジネスの可能性も頭の隅に置いておこうと感じた。

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    投稿日:2022.08.13

  • あきの頭の中

    あきの頭の中

    スマホによる対人関係の希薄さ、欲や怠惰など人間の虚しさを感じる書籍だった。
    スマホは便利な反面、これでいいのかと疑問に思う。5年前の書籍だが、今の状態はもっと深刻なのではないか。
    悪い面にフォーカスしているが、そういう現実があることを知れてよかった。続きを読む

    投稿日:2022.05.11

  • おとん

    おとん

    言い古されたスマホ「廃」への道。赤ちゃんから老人まで大変な状況だが、個人的にいちばんイヤで危機感覚えるのは「指導者たる大人」が耳も塞いで、ながら歩きしている事。社会で進む不寛容、閉塞感が「スマホネグレクト」の原因ではないが、相乗効果で悪化しているのは危惧すべきこと。暮らしの僅かなスキマ時間こそスマホで埋めず、思索や五感に充てられないのか?人間続けるなら。精神論では済まないが…。続きを読む

    投稿日:2022.01.06

  • カン,Kan

    カン,Kan

    このレビューはネタバレを含みます

    〈全体の感想〉
     スマホが人に与える影響について、あらゆる人を想定しているところがこの本の持ち味だ。赤ちゃんと母親の話から始まり、若い男の子や女の子、おじいちゃん、おばあちゃん、主婦、サラリーマン、就活生と非常に幅広い人を対象としている。
     その一方でスマホ依存になってしまう原因についても科学的かつ論理的に述べられており、説得力がある。

    〈面白かったところ〉
     日本での普及率の高いチャット・通話サービスのLINEの開発時の話がはじめに書かれている。そこではLINEの有名な機能の一つである「既読」についての逸話が記されており、個人的に印象に残った。これは東日本大震災を受けて、すぐに返信ができない状態でも生存はしているということを伝えることができるいわば安否確認のための機能だった。
     このように、コロナ禍によってリモートワークが見直されたように、災害や社会問題が生じ、人間が追い込まれて初めて、テクノロジーは進化するのだなと感じた。そのあとは、そのテクノロジーとうまく付き合っていく方法を模索していく必要があるだろう。

    〈反論・疑問点〉
     ソシャゲ廃人になってしまった青年の例が出されていたが、心療内科の先生はソシャゲ廃人についての理解が足りず、相手にしてもらえなかったという。どうすれば正しい治療を受けられるのか、また、誰に相談するのが正しいのかを知りたかった。

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    投稿日:2021.11.06

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