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司馬遼太郎 / 講談社文庫 (1件のレビュー)
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総合評価:
白川玉助
つんどくフォルダの一冊
2023.10.14 読み始め どういう物語が展開するのか、わかりません。 どの時代なのかも、知りません。ま、とりあえず、読みましょう。 いま、86/663あたりを読んでるんだけど、いまだにどう…いう物語なのか、わかりません。登場人物は、山中小次郎、荒木兵庫、伊勢新九郎、千萱といるんだけれど、いまだに、誰が主人公なのか、わからない。ただ、伊勢新九郎という名、どこかで聞いたような記憶がある。そして、いま現在は京都にいるんだけど、題名は箱根の坂だもんね、うーん、わからん。でも、わからんなりに、わくわくするよ。 2023.10.21 上巻読了 おもしろいので、じっくりと読んでます。どうやら、主人公は伊勢新九郎、後の北条早雲らしい。宇治田原の小次郎、兵庫、正直者の足軽ふたりは、あれでお払い箱になるんだろうか。国盗り物語の斎藤道三の描き方とこの伊勢新九郎の描き方は、権力へのアプローチは似てるんだけど道三ほど悪どくないんだよと作者が見せかけてるのか、それともいや、やっぱりいっしょでどちらも食わせ者なんだよとなるのか、どちらでしょう。たとえば、新九郎が盗賊に身ぐるみ剥がされたとフンドシいっちょうで千萱の行列に行くのも、なにやら道三的だし、そのあと、仕官も求めずにさっさと京に帰るのも、みずからの目的をぼかしてるだけのような気がするよ。 ともあれ、すごくおもしろいことだけは、確かだよ。 2023.10.26 中巻読了 戦国時代は、国盗り物語やその他でいままでよく読んでるのだけど、それ以前のことはほとんど知らなかったのがよく、わかった。遠い大昔、高校で世界史を選択した報いが来てるのかも。(笑) 2023.10.29 下巻読了 歴史の変革者であり、無為無職の地頭を許さぬというのが心に刺さる。今でいうとなにもせん政治家か。戦国大名のはしりだそうだが、といって華々しい戦さをしょっちゅうやったわけでもなく、物語としては面白い部分とそうじゃない部分があり、評価としては5つ星になったり、4つになったりと忙しい。早雲のあとの北条家の物語も読みたかった。続きを読む
投稿日:2023.10.29
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