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森橋ビンゴ, Nardack / ファミ通文庫 (7件のレビュー)
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総合評価:
シシン
4
評価が分かれる
あとがきをみるとこの巻が最終巻の可能性が高いみたいです。 作者はそれを承知せずある意味中途半端ととれるラストで締めくくってます。。 それまでにひょっとしたらこの二人がという思いもありますが、それは想像…の域。 作者はどこかで公開できるようにという思いはあるみたいですが、それも未定。 15年ありがとうという言葉で締めくくってるのを見ると出版社を見限ったのか?という風にもとれる ある意味東雲シリーズの一つの区切りがあるのはそれはそれでよかった。 性同一障害というテーマの完結がこれでは寂しい。続きを読む
投稿日:2016.07.02
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らくがき
1
いつもながら心に響く作品
5巻目だが、いつものように一気に半日で読んでしまった。 全てを失ったと思っていた四郎だが、その心の隙間を埋めてくれる人々の存在、父親の言葉の重み、そして離れていったはずの未来の優しさを感じる場面など、…これまたいつものようにとても面白く、心に響く作品だと思った。 が、今回最も心を揺さぶられたのは「あとがき」を読んだ時だった。 このシリーズは、テーマがテーマだけに爆発的に売れることはないだろうと、1作目を読んだ時から思っていた。 まさに、「マイノリティ」が重要な要素であるからだ。 しかし、このシリーズを通して存在する、「最も親しいけれども絶対に心寄り添う可能性のない相手に恋愛感情を抱いた時、どうすればいいのか?」という絶望的ともいえる感情の表現は、思春期の恋愛を扱った作品としては秀逸であり、テーマと関係なく優れたものと評価できると感じている。 次の1巻で完結することが作者の構想の中にあるようだが、ラストまでしっかりと読了し、このシリーズの素晴らしさを実感したいと切に願うものである。 第6巻も是非読みたい。きっとまた半日で読んでしまうだろうが、発刊を心より楽しみにしている。続きを読む
投稿日:2016.06.30
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Enju
あとがきではやたら悲観的だったけど打ち切りは免れたようで良かったよ。しかし『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる』の例もあるし今後ファミ通文庫は買いにくいなぁ。 『東雲侑子~』から読んでると、この…ところの内容はドロドロしてて違和感しかないんだが、広美さんとくっつく未来ってのも絶対楽しいと思うのでアリだな! この巻で空気になりつつある三好さんやボンちゃん、そして未来のそれぞれの結末やいかに。続きを読む
投稿日:2018.06.08
おにけん
このレビューはネタバレを含みます
2018/5 8冊目(通算79冊目)。前の巻が波乱の展開だったので、鬱な展開が続くのかと思いきや、文化祭のドッキリシーンの所では読んでいて笑いが出てしまう程、意外に鬱々とするものでもなくて読みやすかった。ただ、巻末の展開は予想できた感じもするけれど。四郎もなし崩し的にある方と結ばれたようだし。巻末のあとがきでこの続きは出ないかもと作者の方が書いていたが、その予想に反して次の巻は出たので、この物語の終わりを見届けることが出来てほっとしている。心して次の巻を読んでいきたいと思う。
投稿日:2018.05.12
Mu
前巻で全てを失った四郎。 その喪失の後なので、今巻は相当鬱々したものになるんじゃないかと思っていた。 でも予想していたよりは酷くなかったかな。 いやもちろん、未来との関係も三好さんとの関係も、もう元に…は戻らないわけで、そういう辛さはあるのだけど。 けれど、それでも人生は、日常は続いていくわけで、その道には、また別の人たちとの関係があるのだ。 そういう意味で、親父さんや三並さん西園さん、そしてボンちゃんとの交流は彼を日常に返し、その心を少しは紛らわせてくれただろう。 そうして、文化祭での女装で未来の気持ちを実感することやヒロミさんとの一線を越えて、心境は変化していくのだ。 それはそれで、生きているということなんだろう。 ちょっと寂しい気はするけど。 ただ、元よりこの物語がそれほどハッピィに進むはずがなかったことを考えると、これはまだマシな選択肢なのだと思う。 この巻が最後になるかもという後書きだったけど、なんとか6巻目も出ているので、最後までちゃんと読めるのは、嬉しい限り。 未来が去った広島で、このあと四郎はどうやって生きていくのか? どんな形で、どんな姿の未来と、再会するのか? その時、物語はどんな最後を迎えるのか? 期待したい。続きを読む
投稿日:2017.06.19
しろかぎ
うーんそうか…まあもうしょうがないか…という気持ちにはなったけども……やはり私は感性が子供なのであろう。 6巻出てほしいなあ…。
投稿日:2016.09.22
黄昏のジェダイ
作者が物語を通して伝えたいであろうことにおいては、この巻では大きく進んでいないと思います。 衝撃的だったのは作者のあとがきでした。次巻の刊行が分からないとのこと・・・。まだこの物語を通して作者が伝えたいと思うことや物語の結末が書かれていないと思ってます。 ままならぬ諸事情というのが世の中にはあるのは分かりますが、一読者としては納得しかねます。難しいですね、あとは紙としての刊行されることを祈るのみなのでしょうか? 本を読んでいて初めての遭遇事例で驚いてます。
投稿日:2016.06.12
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