【感想】亜人(8)

桜井画門 / good!アフタヌーン
(16件のレビュー)

総合評価:

平均 4.5
8
5
1
0
0
  • 人は死ぬから人なのだ

    不死人の闘い方をガッチリ本気で描いてくれる姿勢はさすが。
    人はなんだかんだで死という平等さの上に存在してたんだと考えさせられる。そこから外れた生物は何を拠り所とするのか。
    佐藤の考え方も、今まで全く主人公然としていなかった永井の考え方も、今なら腑に落ちる。続きを読む

    投稿日:2016.06.07

  • 戦う男たち

    「不死身」というファンタジーな設定とは対照的に戦闘シーンはとても現実的。
    淡々と進む戦いは、巻を追うごとに緊張感を増してくる。早く続きが読みたい。

    投稿日:2016.05.07

  • 感情がめばえた?

    いよいよ佐藤との対決。
    圧倒的な戦力差に、楽しんで向かってこられたら、恐い。
    戸崎の戦闘チームは、個人の事情だけで戦ってるんだろうか?
    そんな疑問が圭に人間的なつぶやきをはかせたのでしょうか?感情が入ってきたことで、今後の展開に期待。続きを読む

    投稿日:2016.05.09

  • 「覚悟を持った者同士の戦闘」こそ、著者がこの漫画で本当に描きたいテーマ

    なぜ佐藤らの要人暗殺リストに女性秘書の名があるのか?、その秘書・李と社長・甲斐の関係は?、また田中と李の浅からぬ因縁とは?…。

    前巻から引き続く謎をますます深めながら、本巻は全編に渡ってシリーズ随一と言ってもいいほどの息つく暇を与えぬ戦闘シーンの連続で、とりわけ最後の38話は圧巻だ。
    コマの使い方がとにかく上手いので、階段上で鉢合わせになる下村と田中、佐藤とその襲撃を防ぐ平沢を中心とした4人の黒幕の姿が、台詞ともどもとにかく印象に残る。
    致命傷を負ったため、自分の武器を仲間に放り、「お先」と右手を軽く上げ、それに頷いて応えるシーンは、何度見てもカッコよすぎます。

    「この国の”兵士”に相当する職種の人間は 戦闘に身を置く 覚悟がぬるい
    だが 君らは違う ちゃんと”殺し合いをしてきた”風情を感じる」

    佐藤がいみじくも語る「覚悟を持った者同士の戦闘」こそ、著者がこの漫画で本当に描きたいテーマなんだろう。

    「断続的な戦闘で 物質は削がれ 好調な戦況は 油断を生む 出口のない檻の深くまで 猛進してるとも知らずに」

    高校生の主人公にこのような不敵な台詞を吐かせて、違和感のない漫画がかつてあっただろうか。
    複数の亜人の動きを止め捕獲し、救難連絡を入れさせるためハッカーへの襲撃はわざと遅らせるといった見事な作戦を立案するほどの今孔明ぶり。

    亜人という不死の者たちとの戦闘はますます深化していて、SPやSATなどの人間側が、"復活の暇を与えない連続殺傷"と"麻酔銃での無力化”を臨機応変に使い分けて拘束を目指せば、対する亜人たちは、戦闘中に深手を負った仲間を間髪入れず殺すことによって助け(なんと秀逸!)、ここぞという時に無敵の幽霊(IBM)を出して局面を打開する。

    難点を言えば、プロ同士の銃を使った戦闘は早晩ネタがつき、佐藤の相手はグリーンベレーでも引っ張り出してこないと収まらないほどエスカレートしていることと、いわゆる幽霊同士の戦闘が、たとえ拳法の構えを見せても、どこまでいっても拳同士の殴り合いに終始し、ジョジョのような異なる能力同士の違いを見せる戦いに持っていけていないところ。



    続きを読む

    投稿日:2016.07.09

ブクログレビュー

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  • ss512(試)

    ss512(試)

    このレビューはネタバレを含みます

    永井圭の作戦にも恐れ入ったが、佐藤が想像の遥か彼方先をいってる…色々とぶっ飛んでるな(笑)圭と攻は相変わらずいいコンビだ。下村さんもおっさんたちもカッコいいよ。田中はこのまま佐藤について行くのか気になる。一名死亡………

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.01.09

  • exe_sf

    exe_sf

    第34話、スプリンターセル:見えるモノ見えないモノ
    第35話、The Man Trap:細かく裁断
    第36話、DOOM:ボスのお出まし
    第37話、シャドウラン:田中君たち復活
    第38話、バトルフィールド ハードライン:戦闘再開続きを読む

    投稿日:2022.03.12

  • ホン・ヨンドル

    ホン・ヨンドル

    このレビューはネタバレを含みます

    【あらすじ】
    亜人テロリスト・佐藤が殺害対象に選んだフォージ安全社長・甲斐敬一の警護のため、永井圭と戸崎たちはフォージ安全ビル内に潜伏した。襲撃してきた亜人テロリストたちを一網打尽にするための作戦を仕掛けた永井圭。だが、そこに佐藤の姿はなかった。佐藤をおびき寄せる作戦にシフトし、圭は佐藤が現れるのを待つ。圭と佐藤の対決の時が再びやってくる。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.07.24

  • machinobu

    machinobu

    永井と佐藤との闘い。
    ますます激しさを増す闘いに、佐藤は、とんでもない方法で、ビルの侵入を果たす。
    高層タワーの中で、決着は付くのか?


    投稿日:2018.08.04

  • saga-ref

    saga-ref

    フォージ安全ビルでの攻防は、永井の読みによって佐藤不在の田中達を下した。しかし、佐藤の亜人としての能力を逆手に取った侵入から闘い方まで、たった一人で他を圧倒する小気味よさのようなものがある。敵にはしたくない男だ。物語はIBM同士の闘いではなく、人間の知恵と知恵のぶつかり合いの様相を呈してきた。続きを読む

    投稿日:2017.08.19

  • syounenalice

    syounenalice

    このレビューはネタバレを含みます

    亜人の能力を逆手に取った永井の策は素晴らしい。
    でもそのさらに上をいく、佐藤の狂気。
    他人や自分を殺すことに何の躊躇もない。
    だからあんな滅茶苦茶な方法を取れる。。
    黒服の「お先」っていうシーンと、下村の亜人とのタイマンでの「来いよ!!」が印象的でした。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2016.07.19

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