【感想】銀河英雄伝説 1

田中芳樹, 藤崎竜 / 週刊ヤングジャンプ
(42件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
13
11
10
1
0
  • 銀河英雄大河ドラマ

    かの有名なSF叙事伝のコミカライズ。
    「封神演義」の藤崎竜が手掛けていて、道原版とはかなり雰囲気が異なるが、宇宙の壮大な感じやミューゼル姉弟の天使めいた美貌の描写が抜群。
    本人が「大河ドラマを目指した」と語っている通り、物語はラインハルトとキルヒアイスの少年時代から始まる。二人の出会い、幼年学校入学、そして最初の任地へと物語は進み、この先に広がる英雄伝説の幕開けを予感させた。
    この巻ではまだヤンは登場せず、エル・ファシルの英雄として存在を知らせるに留まるのみ。
    原作付きに定評のあるフジリューらしいアナクロさと先鋭的な描写が混在していて、原作を殺さずフジリューらしさを醸し出している。
    原作小説ほどの重厚感はないものの、ラインハルトの輝きっぷりはよく表現されていると思う。キルヒアイスのビジュアルには当初違和感を感じたが、ラインハルトとの距離が縮まるにつれて、これもまた「らしい」と思えるようになった。
    長い長い物語のまだほんの始まりに過ぎないので、次巻以降も期待して待ちたい。
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    投稿日:2016.02.18

  • 銀河のマンガがまた1ページ

    田中芳樹原作のスペースオペラ・銀河英雄伝説が、藤崎竜によってコミカライズ化!

    藤崎竜と言えば、オリジナルにしろ原作付きにしろどこか独特の透明感とリズムが特徴の漫画家さんであり、キャラクターもどこか記号的な雰囲気があるのですが、それが魅力的なキャスト溢れる銀英伝でどう展開されるのかが気になるところでしたが、なるほど藤崎作品だな、という感じでした。

    この1巻では、ラインハルトとキルヒアイスの出会いとその取り巻く世界感、そして二人の志が芽生える経緯を主にキルヒアイス視点で描かれます。
    自由惑星同盟のヤン側の描写は1巻ではほぼありませんでしたが、ヤンもユリアン視点で描かれるようなので、楽しみです。

    1巻はカプチェランカまで。大河形式で描かれるとのことなので、外伝・本伝入り混じってのストーリー構成のようです。
    気になるのはラインハルトが既に佐官になっている点。艦これかYO。艦隊戦までまっしぐらな予感がします。
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    投稿日:2016.02.25

  • これはこれで良い感じに(^-^)/

    原作(紙媒体)からアニメ、道原版(紙媒体)と作品を観てきました。この藤崎版ではこれまでの関連作品と比べるとちょっと趣が違っているように感じられます。藤崎版のクセの強いデザインとこれまでの作品イメージとの違和感が、人によっては受け入れるのに程度の差がありそうですね。
    ストーリーの流れは非常に丁寧に進んでいて、ストレスなく楽しく読み進められます。続きが楽しみに感じさせる展開は見事ですね。
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    投稿日:2016.06.25

  • わが征くは星の大海なり!

    藤崎版銀英伝~!いっかんめ!ラインハルト坊ちゃんが如何にもな少年期の小僧っぷりで好いですな。しかし、キルヒーが…眉が…(笑)だいぶちょっとイメージが違うんだけど、これはこれでいいのか…もしれない(様子見)。で、ヤンがバックショットのみでしたがいい感じにガニ股w 藤崎氏の絵的にヤンが一番しっくりくると思っているので、登場を心待ちにしています。出来ればサクサク続きが出て欲しい。道原版は光年レベルだったからなぁ(遠い目)以上、銀英伝最盛期年代のオタによる感想でした。あらすじはナイ。
    それにしても…ナツカシスギルゼ(*´∀`)
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    投稿日:2016.02.22

  • 絵がきれい!きらきらラインハルト様

    銀英伝の原作は未読。(アニメを少し見た程度)
    読んでみたいなぁと思いながらもなかなか手を出せずにいたのですが、元々フジリュー作品が好きなのもあって、今回フジリュー版が出たので、まずこちらに手を出してみました。
    最初のキルヒアイスとラインハルトの出会いのシーンから衝撃的。ら、ラインハルト様のまつげがばっさばさ!でも、キルヒアイスの気持ちわかります。確かに天使!
    原作の雰囲気を可能な限り壊さず、でもフジリューテイストは失わず。相変わらずの書きこみの細かさもあるし、元来フジリューはSF作品うまいですし。いいマッチングなのかなと思いました。
    展開は原作と少し違うのかもしれませんが、それを楽しむのもいいと思います。私も原作、頑張って読んでみようと思いました。
    銀英伝にこれから手をつけたい人も、昔からのファンも、楽しめるのではないでしょうか??少なくとも私は続きが楽しみです。
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    投稿日:2016.02.24

  • 是非原作の最後まで続いてほしい

    藤崎竜さんの絵柄であの『銀河英雄伝説』をどう描くのか?
    興味本位で1巻を買ってみたが、不安を払拭し、さらに今後への期待感が増す作品になっていた。

    かつて民主主義のあり方、政治家の意味といった事を教えてくれたのが『銀河英雄伝説』。
    このまま長期間の連載となって、そういったところまで描いて欲しい。
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    投稿日:2016.09.11

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  • kogarden

    kogarden

    SFと一括りで言ってしまうと様々な作品があるが、その中でも「スペースオペラと言えば」と限定するとすぐに浮かんでくるタイトルと言えば、この「銀河英雄伝説」。
    多くのSFファンを虜にする本作をリメイクするにあたっては、かなりの勇気を要しただろうなと思いながら読むと、さらに感慨深いものがあります。
    個人的にはキルヒアイスの幼少期の描き方が好き。
    このSF超大作を藤崎流にどう彩っていくのか、本当にワクワクさせる一作です。
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    投稿日:2022.02.28

  • 早川 大輝

    早川 大輝

    最初はカタカナに苦戦するが、その影響を受けないくらい、どんどん物語に入っていける不思議な感覚。覚悟を決めて人生を歩んでいくとはこういうことかと思わされる。

    投稿日:2020.06.30

  • リコル

    リコル

    長く切なく壮大なストーリーに、また足を踏み入れてしまった。
    キルヒアイスは子供の頃から、落ち着いた知的な少年だった記憶があるけど…。イメージ違わない?
    でも、それ以外は期待を裏切らないスタートでした。

    ストーリーは原作通りなのかな?
    ああ、つらい。でも読みたい。
    すでに2巻が手元にあります。
    続きを読む

    投稿日:2020.03.18

  • マンガタリ編集部

    マンガタリ編集部

    僕は『封神演義』の頃以来で見る藤崎竜さんなので、
    絵がずいぶん繊細になったなぁという感じがしました(´ω`)。
    1巻の段階では、ラインハルト側に視点を置き、
    少年時代からの時系列に沿って物語が展開していくスタイル。
    初めてこの作品に触れる人には入り込みやすいかもしれません。
    いよいよ開幕…何巻くらいかけて語られるのでしょうか。
    続きを読む

    投稿日:2019.05.31

  • hajimendou-manga

    hajimendou-manga

    藤崎竜は原作付きの物語を自分の漫画にしてしまうのが非常に上手な作家だと思う。銀伝もまた然り。完全に別のしかし、面白い銀伝の始まり。
    どこで原作通りのラストまでやるのか、とても興味深く見守りたい。

    投稿日:2018.05.12

  • bookclover4936

    bookclover4936

    概要と人物めも。

    銀河帝国・・・専制君主制
    ラインハルト、ジークフリート

    自由惑星同盟軍・・・共和民主制
    ヤン・ウェンリー、ユリアン

    投稿日:2017.10.29

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