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Rochelle Kopp / クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (26件のレビュー)
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総合評価:
30代にオススメなマンガ本
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ひと言ひと言に重みを感じます。
海外から見た日本がこれです。著者は日本でも海外でも働いてきたからこそ言える言葉の数々。ひと言ひと言に重みを感じます。はじめの言葉「中途半端な人事管理アプローチの寄せ集め」が自分にも突き刺さりました。 … 日本企業の人事や仕組みに対する鋭い指摘の数々。海外の自社に利益があがることを取り入れるけど人材育成などには興味を示さない。実は爆発するまえ問題が沢山あるんです。いかに人件費を安くするしか見ていない人事さん!上層部の方々!爆発する前に是非よんでいただきたい一冊です。 【参考一部】 ■日本企業の考え方 ・社員を都合のよい存在ととらえる傾向がある。 ・社員はやる気があり、一生懸命働くのが当然と思っている。 ・社員は辞めることはないと考える。辞めるのは例外的なことと考える。 ・会社の方針や慣行が辞職に関与していると考える機会がない。 ・どんな要求でも正社員は不平を言わずに実行すると考えている ・社員が懸念を表明しても、臭いものにフタをする主義 ■成功する企業 ・社員が留まりたいと思う職場環境を提供する。 ・社員の能力開発に長期計画を作成する。 ・社員が必要に応じて別の仕事を見つけることができるように、企業が継続してスキルの開発をする 続きを読む
投稿日:2016.05.11
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RT
基本的には新自由主義的な労働市場改革派の議論。Netflixの人事の仕組みを極北として、解雇自由をベースとして論理が組み立てられる。そのベースの上で、経費に関する制約や働く時間に関するルールなし、権限…委譲の徹底、マイクロマネジメントの否定、ジョブ型雇用、360度評価、キャリアパスの明確化、市場化したスキルの習得サポートなどが語られる。 上司が部下の仕事の詳細を把握する必要はなく目的を与えてあとのやり方は任せて、結果だけを管理するというやり方は衝撃的で日本でこれを許している会社は片手で数えられるくらいではないのかと思ってしまった。 Netflixのような企業は理想だけど、常に成果には追われていて大変だろうなとは思うし、そこまでできるのはごく一部のエリートではないかとも思う。 アメリカでもAmazonで働く人たち(厳密には委託先だけど)のような一般的な労働者は厳しく管理されているわけで、スコープは少なくともホワイトカラー、厳密にはエリートなのではないかという気はする。 とはいえ、日本は労働人口が減っているのだから、生産性を上げる必要はあるわけで、解雇規制の撤廃は考えてもよい施策だとは思う。ただそのときに日本はとうなるのか。アメリカのような社会が決して幸せだとは思えず難しいところではある。続きを読む
投稿日:2024.01.23
まき子
日本でサラリーマンになるというのは、どんな仕事もやりますという契約を結ぶということ。 アメリカなどのようなジョブ型の場合には決まった仕事が与えられるが、日本はそうではない。外部環境の変化に柔軟に対応…できる企業側メリットがある一方、キャリアを描きにくくなったり変化の都度覚えることが増えるなどの負荷が生じる。 個人的には日本型の方が好き。 今より良い人事制度にすることで、長く働いてもらうことができる。 ・就業時間、場所に関する規則なし ・時間休暇の導入、サバティカル休暇の導入 ・エンパワーメント ・キャリアを自分で描かせる ・社員の自分への投資(1%)続きを読む
投稿日:2023.09.17
Shintaro Kaneko
1/20 日本企業の人事管理システムを批評する本。 日本人の仕事との向き合い方、エンゲージメントの低さ、向上方法、正規と非正規、長時間勤務、リーダーシップ、人事管理システム、ダイバーシティ、自らがキ…ャリアを自発的に歩む 特に面白かったのはアメリカもかつての繁栄が失われ、終身雇用が危ぶまれた時期があったが日本よりも上手に対応した結果今があるということ。 これはアメリカ人の文化・歴史的背景が大きく影響しているだろう。 つまり今の日本はアメリカと同じアプローチをとっても無駄である。日本人の弱い部分をテクノロジーによって代替できれば日本の労働環境は変わるかもしれない。 また、今日の日本は明治維新の状況と近い。 安定が失われ、既存の価値観をぶっ壊せる人材が必要とされている。続きを読む
投稿日:2022.02.20
横
良書 日本の労働問題を外国人の目からみた、問題を提起した書、中身もかなり濃い。 結論は、「日本の時代に遅れた人事制度を見直し、経済の低迷から立ち直り生産性と収益性を上げ、より充実した人生を送ることを…可能にしよう」 気になったことは以下です。 ・日本企業には社員を解雇する良いプロセスがない。このため、非人道的ないじめが横行。 ・人事異動が上手に計画されていない。専門性スキルを備えたスペシャリストを育成できないでいる。 ・エンゲージメント(組織に対する愛着心)が高いと、離職率も低いし、企業の成長率も高くなる。 ・長時間勤務、サービス残業、休暇をとれない日本企業は、世界から見て異常。 ・日本では人材を流通している市場が育成されていない。だからやめられない。 ・男性が長時間労働となるため、育児は女性一人に任せられることになり、子供を産むこと、社会で活躍するモチベーションにつながっていない。⇒日本の出生率が低い原因なのでは?悪循環に陥っている。 ・「報・連・相」は、マイクロマネジメント、部下に決定の際限が移譲されていない。 ・正社員と非正規社員が、生産性が低い原因。非正規から正社員へ登用できる機会を増やしやる気を出させる。 ・職務内容記述書と、キャリア計画で、エンゲージメントを向上 ・労働力が減少していく日本に必要なのは、多様性。女性、高齢者、外国人の活用 構成は、以下です。 序章 日本のこれまでの人事管理は持続が不可能 第1章 日本人の働き方 第2章 社員のモチベーションとパフォーマンスをきかに高めるか 第3章 雇用関係の構造 第4章 仕事中毒の日本人 第5章 日本におけるマネージメントスキルとリーダシップの現状 第6章 人事管理システムのあり方 第7章 多様な社員の有効活用にあり方 第8章 自ら進路を選択し、やる気を出す続きを読む
投稿日:2022.02.03
sagami246
2015年の発行。 新型コロナウィルスにより、在宅勤務が一般的になるなど働き方が変わりつつある。ホワイトカラーの場合、在宅勤務では、一人一人の働きぶりを基本的には成果でしか確認できないので、一人一人に…何を期待するのかを、あらかじめきちんと決めておかなければならない、すなわち、ジョブ型の働き方に移っていく必要があるとの主張を、新聞や雑誌でよく見かけるようになった。 大きく言えば、人事管理の仕組み、すなわち日本型人事システムそのものを見直すべきという主張である。それは、例えば、「ジョブディスクリプションをクリアにする」といったようなシンプルな話ではない。 「システム」であり、何か一つを変えようとすれば、システム全体に影響が及ぶ。本当に旧来の日本型人事システムを見直そうとすれば、全体感を持って変えていく必要がある。 本書は、そのような前提にたって、全体感を持って見直しの方向まで論じている。続きを読む
投稿日:2020.09.13
kurapapa
このレビューはネタバレを含みます
タイトルに激しく同意したので読んでみました。いやー、示唆に富む内容が多かった。多すぎておぼえきれないくらい。 ちなみに一番最後の章は、『自ら進路を選択し、やる気を出す』。ただ会社からの指示に従っているだけでは自分が思い描くキャリアは築けない。当たり前だけど、だってどうにもならないのだから、と思考停止してしまっていると気付けないですね。
投稿日:2020.05.16
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