【感想】わりなき恋

岸惠子 / 幻冬舎文庫
(15件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
2
1
6
2
0
  • これはびっくり

    主人公の女性が、好きになった男性のためにめっちゃアクティブなところに感心しました。
    そして、医学の進歩と人の生命力?の貪欲さにもびっくり。

    投稿日:2015.09.02

  • 恋愛に年齢は関係ない

    とても上質の恋愛小説です。
    主人公の69歳の女性が、59歳の男性と恋に落ち、世界各地を舞台に愛を語るというお話です。
    恋愛に年齢は関係ないなと改めて感じさせられました。
    主人公は、著者の岸恵子さん自身がモデルなんでしょうね。
    50代、60代の女性に読んでもらいたい本です。
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    投稿日:2016.05.17

ブクログレビュー

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  • GIRO1965

    GIRO1965

    このレビューはネタバレを含みます

    引用されている本が同時代だったな。とはいえ、作者は私よりかなり年上だ。きっと文化圏がちかかったのでしょうね。岸恵子さん
    「存在の耐え難い軽さ」クンデラ1984
    「いきの「構造」」九鬼周造
    ルイーズ ルイーズドヴィルモランの生涯(読んでない)
    「眠れる美女」川端康成
    「伊勢物語」
    映画
    「リリー・マルレーン」
    「かくも長き不在」
    「第三の男」
    「虎の尾を踏む男達」
    「ゾルゲ事件」

    男とはきれいに別れたい、という美学に基づいてかかれているのでしょうね。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.07.06

  • ななランド

    ななランド

    70代の女性が50代の男性を相手に、
    わりなき恋に落ちる物語。
    理知的で道徳的な女性でも、
    わからないモノだ。

    そんなことあるはずがないと思ってる人にも訪れてしまうかも…と思わされた作品。

    著者の経験がチラホラと垣間見られるような筆致。続きを読む

    投稿日:2022.09.04

  • ふぅ

    ふぅ

    【secret loveただ僕と一緒に歩いて】69女と58男の限りある未来の愛の道。最後の笙子の選択は苦しいけど潔い愛し方ね。「苦しくて耐え難い焔のような恋」老年女の潤い葛藤。私もその歳になった時、抱きしめ合える人が側にいて欲しいな。我慢強い笙子の性格が自分と重なる。我慢し診察で医師が驚くようなシーンも甘え方を知らないところも。九鬼の想いの強さ、ミモザの意味、クリムトの絵画も含めた話のネタは、絵画の意味を味わいながら再度読み直したい作品。『接吻』今すぐ見たいなぁ。クリムトの描く女性美は綺麗です。黄色いミモザの花言葉=秘密の恋、友情。イタリアでは男性が日頃の感謝の気持ちを込めて、妻や恋人、身近の女性にミモザの花を贈る習慣がある。九鬼さんが何もなくなった地に黄色いミモザの花盛りを眺めた時の涙の重さがとても切ない。ちと。読み進めるのに時間がかかった。現実的にありえないシチュエーションだからか?それとも本当にあった話だからか?続きを読む

    投稿日:2020.02.10

  • show

    show

    島耕作の相手が年上の有名人といった感じの話。
    「いい年して」と思ってしまう。私には合わない小説だ。
    大反響を知らなかったし衝撃的でもない。

    ラジオに著者が出ていて知ったので図書館で借りてみた。

    投稿日:2017.10.11

  • kirin8271

    kirin8271

    「いくつになっても恋したい」「恋するパワーをもらいたい」という思いで読み始めました。

    が、読んでがっかり。
    主人公は、自分のことしか考えていない。
    恋の相手は、これまた自分中心な男。
    そこに「ワタクシ、こんなに教養高くて素敵な女性なんですのよ」というエピソードの数々が割り込んでくる。
    そこには、「この年齢になって恋なんて」という逡巡はまったくない。ためらい、悩みつつも恋の引力に負け、引きずられていくさまをこそ読みたかったのに、この主人公は「私は愛されて当然」とばかりに平然としている。(70なのに!)
    普通のオバサン(っていうかおばあさん)にはできない芸当でございましょう。参考にはまったくならない。(あなたの参考にしてもらおうと思って書いた本じゃございませんことよ、という声が聞こえてきそう)

    さらに、相手の男にまったく共感できないので、「恋」のリアリティがまったくない。
    知り合ったのがファーストクラスってことで盛り上がったんだろうけど、そのチケットも何もかもすべて「会社の経費」でしょ。
    さらに有名人の彼女を見せびらかそうとしたのか、現地の支店長をデートに連れてきたあげく、彼が彼女と楽しくおしゃべりしたと言ってめちゃくちゃ不機嫌になったり。……パワハラだろ、それ。

    まあ、そんなこんなで、読んでてとても疲れました。
    文章自体も、視点が定まっていなくて読みづらかったです。
    続きを読む

    投稿日:2017.04.09

  • べあべあべあ

    べあべあべあ

    70代でもまだ恋ができるってことがすごいなぁと、しみじみ。しかもプラトニックじゃなく。
    社会的地位もある70代なら、もういまさら男と女のあれこれなんて面倒くさいって思っちゃいそうだけど、そこにあえて飛び込んでいくバイタリティ。というかやはり恋は堕ちてしまうものなのか。
    10歳も下の男性に対して何の引け目も感じないところもかっこいいけど、けど、その恋の向こう側を考えると、辛いねぇ。
    続きを読む

    投稿日:2016.08.18

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