【感想】奥さまはマジ

火浦功, 花見沢Q太郎 / 角川スニーカー文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
2
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0
1
0
  • 昔のライトノベルは牧歌的でいいなー

    一時は高額納税者にも名を連ねたとか連ねかったとかの伝説の世代のライトノベルですが…。
    年齢ですなー。
    アイディア勝負の前半は読めるのですが、後半の雰囲気には乗れない歳です。
    SFとライトノベルの境目、かなー。
    奥様は強し!
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    投稿日:2017.08.17

ブクログレビュー

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  • 月居遥

    月居遥

    実は実在しないかも?という都市伝説まである、
    未完作が沢山ある火浦功先生の短編+未完作集。

    ナンセンスギャグがOKだとハマりますが、ダメだと
    イラっとすることうけあいの1冊です。

    書かれた、いや発行されたのが13年前とはいえ、
    作者挨拶再び、の文章が今年読むとあまりに許せないので
    ★を減らしてしまいました…冗談でも言ってはいけないんですよ。
    今だったら編集段階でダメ出しが絶対出てます(´д`)
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    投稿日:2012.06.24

  • Smith, Ordinary. Person.

    Smith, Ordinary. Person.

    このレビューはネタバレを含みます

     結婚して外国に行った娘から、近況を知らせる手紙が届いた。

    「お父さん。お母さん。――私は、今、人民のために、ゲリラの先頭に立って、政府軍と闘っています――」

     父親は卒倒した。
     某国に海外出張に行くダンナに同行していった、新婚ホヤホヤの愛娘。体中のどこに入れても痛くないその娘が、ゲリラの先頭に立って政府軍と戦っているその娘が、ダンナと一緒に突然帰国した。よりにもよって、そのゲリラたちを引き連れて――。
     平和な日本の一家庭に突然持ち込まれた「戦争」を、ギャグ満載で綴った表題作をはじめ、書いているうちに連載が自然消滅したという伝説の尻切れとんぼ作品(ちなみに火浦功が手懸けたシリーズで無事に完結したものは皆無)などを掲載した短編集。
     天然ボケ気味の娘がお昼に素麺をすすっている途中で、「ちょっと戦争」と言って、追ってきた政府軍と戦闘をする様がとてもシュール。ギャグもシリアスも上手に演出されていて、それだけに、エンディングでボブ・ディランの「風に吹かれて」が引用されているのが余計に印象的でした。

    【戦争は常に平和と地続きである。火薬の臭いがするかしないか、の違いだけだ。】

     その他に、カエルになってしまった父親にショックを受けて家出した娘の捜索を依頼された冴えない探偵とか、自由と美味い食い物を求めて抜け忍となった、やはり冴えない元・忍のボンクラ教師とか、が登場する話が掲載されています。

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    投稿日:2012.03.05

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