【感想】薔薇のマリア I.夢追い女王は永遠に眠れ

十文字青, BUNBUN / 角川スニーカー文庫
(32件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
7
10
11
0
0
  • 私が一番好きなライトノベル

    無尽蔵の設定と個性溢れるキャラクターが織り成すバトルファンタジー。
    主人公は仲間と共に迷宮で魔物を狩ったり、宝を手に入れたりすることによって生計を立てています。
    迷宮を攻略する過程はまるでリアルなゲームをプレイするような感覚です。

    気をつけるべきことは3点。
    (1)鬱要素あり。主人公は悩みまくります。無力を嘆きます。爽快な小説を求める人には絶対に薦められません。私もこの小説は大好きですがずっと読み続けるのは辛いです。
    (2)設定が多すぎて把握できなくなるかもしれない。情報は小出し。
    (3)グロ要素あり。グロいです。

    脅しましたがこの3点さえ大丈夫で、長い物語についてこられる人には読んで欲しい。

    たぶん後でレビュー内容を更新します。
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    投稿日:2014.09.02

  • 再読

    薔薇のマリア。夢追い女王は永久に眠れ。
    この作品は、細かい設定の嵐が難点ですが、要は迷宮の探索で、怪物との戦いです。主人公があまり強くないのにいつの間にかその範囲内で物事が完結するのもよろしいです。
    魔導王時代だとか遊戯戦争だとか、もう設定的にこれはのめり込むしかないでしょうという感じです。
    『劫火』という名の3億ダラーの秘宝をめぐり、クランというもぐりやの集団に属してそこそこの戦いを続けるマリアローズ。男とも女ともとれるマリアローズの美貌と機転が冴える一作です。
    昔、夢中で読んだなあ。
    二度目に読むとこういう話だったかなあという感覚がします。
    ノンストップで休日を使ってどんどん読むのがよさそうです。
    星5つ。
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    投稿日:2015.07.17

  • 個性的なキャラクターでバトルも読み応えあります

    自分が大好きな作家十文字青のデビュー作であり、今のところ代表作でもあります。読みたかったけど、リーダーストアに無かったのよね。

    自分は煽り文はよまないので、マリアっていうのは女性なんだろうと思い込んでいましたが、男なんですね。けど、細身で美少年って、実は女で魔法を掛けられてました!なんてオチがあったりして

    それはそうと、ラノベはキャラ小説だとよく言われますが、本作はとても個性的なキャラで溢れています。パーティーリーダーのトマトクンはものすごい主人公キャラですし、寡黙なアサシンのピンパーネル、大阪弁で調子の良い「半魚人」のカタリ、超絶美少女・超絶魔術師・究極不幸少女サフィニア、美幼女だけど20代のヒーラーのユリカと、彼らの掛け合いを読んでいるだけでとても楽しい

    戦闘は激しめで、執筆中のシリーズ「灰と幻想のグリムガル」を彷彿とさせます。そして、描写が本当によい。敵はアンデッドや改造人間ですが、それぞれの違いや、周囲の環境による戦いの変化、主人公達の戦闘方法の違いなどがよく書き込まれ、手に汗握るシーンとなっています

    本巻はトレジャーハンターによるダンジョン探索がメインプロットでしたが、トマトクンの正体で話が膨らみそうだし、マリアにも隠された秘密がありそうです。先も楽しみ
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    投稿日:2014.09.14

ブクログレビュー

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  • v-sw

    v-sw

    完結した、と聞いたので最初から読みなおし。
    このシリーズを読んだのも随分前の話になるので
    どんなキャラクターがいたのか、以外はほとんど
    覚えていなかった。
    なので再読ではあるけれど、新鮮な経験が出来たと思う。
    それにしてもこのパーティ、メンバー間の戦力差が
    非常にロコツである。
    続きを読む

    投稿日:2016.02.06

  • ツネ

    ツネ

    簡単に物語を説明してしまうと、地下のダンジョンへ行き、お宝を手に入れるために仲間とともに危険に立ち向かっていくストーリー。
    世界観が奥深く、登場人物も含めて細部にまで設定があります。あらゆることに歴史や理屈があり、キャラの心理描写が楽しいです。好きな人は、どハマりしそうな物語です。
    全体として地の文が表現というよりも、説明的でした。何歩歩いて歩幅はこのくらいだからあそこから現在地の距離は何メートルだ、とか。戦闘にはスピード感がある一方、話の途中で武器の話や技の経緯が入ってくるので、この文体に慣れないうちは読みにくかったです。
    主人公のキャラが魅力的なので、過去に何があったんだ、これからこの仲間との関係はどうなるんだ、と続きが気になっています。
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    投稿日:2014.01.19

  • 沙羅

    沙羅

    薔薇のマリアを何度か書店で見かけ、気になっていたので購入しました。
    続くこと前提で書かれているためなのか、文章の書き方として、伏線の張り方があからさますぎる気がしました。一冊で主人公や、その他キャラのすべてを書くことはできないので、わからないままになってしまうのは当然なのですが、それを地の文で言わないで欲しいなと思いました。
    キャラクタ―はみな魅力的です。一言つけるなら、たまに誰かがわからなくなります。あと、主人公の性別がいまいちわかりづらかった。
    機会があれば続きを読むかもしれませんが……とりあえず一巻で満足。他の方が言っておられるようなグロイ描写は、私はそれほど気になりませんでした。
    続きを読む

    投稿日:2012.10.04

  • lolicorn

    lolicorn

    主人公マリアローズの成長物語。
    冒険物ですが戦闘面での成長というよりは対人関係の成長がメインで仲間の絆の話だと個人的には思ってる。
    未だに最弱なのがいい証拠。
    少しずつ変わっていく関係性と距離感がすごく良い。

    マリア可愛いよ、マリア。

    ちなみにわりとグロい描写があります。
    あとくせになる中二病ネーミングがたまらん。
    続きを読む

    投稿日:2011.12.29

  • amiya

    amiya

    作り込まれた世界観と圧倒的な情報量、そして心理描写の深さ。キャラクター一人一人にそれぞれ個性があり、独特の戦闘表現や地の文でかかれている――私が引き込まれたのはこういった部分なのですが、例えば複線回収が回りくどいのがいやな人(中には数巻経ってから複線を回収してきたりしているものもありますw)や、文字の多さに負けてしまう人にはあまりオススメできません。ただ読み応えは十分で、ハマれば間違いなく十文字青氏の世界にどっぷりと浸かれます!続きを読む

    投稿日:2011.11.08

  • 灰猫神楽

    灰猫神楽

    このレビューはネタバレを含みます

    戦いだらけの1巻。マリアローズがもうちょっと影濃くてもいいかもしれない、というレベルに周りのキャラが濃い。美少年+毒舌なんて、本来かなり目立つポジションなのに……(笑)

    レビューの続きを読む

    投稿日:2011.06.30

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