【感想】トリニティ・ブラッド Rage Against the Moons フロム・ジ・エンパイア

吉田直, THORES柴本 / 月刊Asuka
(20件のレビュー)

総合評価:

平均 4.6
13
4
2
0
0
  • 世界観が無茶なのがいい!

    かなり古いライトノベルなので、時代の流れを感じさせますが、良作です。
    吸血鬼と戦うヴァチカンの特務部隊。
    ところどころに現れる聖書や預言者の言葉。そしてラテン語。
    雰囲気でてますね。
    ただ、短編をまとめたものなので、長編にあるべき伏線とかをこの巻に期待するべきではないでしょう。
    星5つ。
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    投稿日:2015.08.08

  • 待ちに待った電子書籍化!角砂糖は13個でお願いします!

    2004年に著者の吉田直氏が逝去され、未完となっていますが、是非読んでもらいたいシリーズ。
    大災厄により、中世のヨーロッパの時代まで文明が逆行した未来世界で、吸血鬼と戦うバチカンの神父を描いた作品。コミック・アニメにもなっている「トリニティ・ブラッド」の原作小説です。
    トリニティ・ブラッドシリーズは長編版(本編)と短編版(過去編)があり、こちらのR.A.Mシリーズは短編版になります。
    表紙・挿絵のTHORES柴本氏の美麗イラストもあわせて堪能できます!

    収録話
    1.FLIGHT NIGHT (フライトナイト)
    2.WITCH HUNT (ウィッチハント)
    3.FROM THE EMPIRE (フロム・ジ・エンパイア)

    ※なお、書籍情報には掲載誌が漫画雑誌の「月刊Asuka」となっていますが、こちらはライトノベル雑誌「ザ・スニーカー」の間違いです。2014年現在既に廃刊となっています。
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    投稿日:2014.09.26

  • 本当に素晴らしい(未完が悔やまれる)

    著者(吉田直氏)の逝去が本当に残念。未完がこれほど残念なシリーズは久しぶりです。未完と解っていても、先が読みたいと思うし、ぜひ、既刊分をたくさんの人に読んでもらいたいです。

    大災厄という出来事があった未来世界という設定に基づき、高度な機械文明と中世ヨーロッパを髣髴とさせる実世界のアンバランスさのバランスがとても絶妙です。
    吸血鬼はモンスターではなく人類の一種、という設定も面白くて好み。基本は吸血鬼対吸血鬼始末人(ヴァチカン)の話です。吸血鬼とか吸血鬼始末人という設定とか大好きなのですが、そうでない人にもぜひこの世界観は味わってもらいたい。

    キャラクター夫々が非常に個性豊かですが、キャラクターの強い個性が物語の邪魔をしないのは文体や文章、イラスト(THORES柴本氏)から醸し出されている空気によるものかもしれません。キャラクターがたっているといっても、昨今溢れかえっている『特筆はキャラクターの個性だけで物語の中身や文章は軽っ軽のスッカスカ、記号は文章じゃないだろー』と言いたくなるような作品とは全く違います。しかも、文体や話はまったく軽くありませんが、ざくざくと読ませてくれる素晴らしい作品です。
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    投稿日:2015.09.10

ブクログレビュー

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  • くろの

    くろの

    長編1〜5巻読了の上で短編シリーズに進む。短編と言っても長編と同じく作り込まれているし設定も細かく遜色が無い。長編を先に読んでいたので驚くポイントがいくつもあって楽しく読めた。ウイッチハントとフロム・ジ・エンパイアでの機械神父トレスのバトルシーンが特に好き。99の機械の振る舞いと1の人間を感じさせる揺れの部分があるのがいい。続きを読む

    投稿日:2018.06.17

  • ひりき

    ひりき

    R.O.Mが一つの長編だったのに対し、この一冊から始まるR.A.Mは短編集。

    4編とも独立はしているものの、それぞれに派遣執行官が出て来るし、R.O.Mよりも数年遡っていて”騎士団”とも大きく関わっているから、こちらのシリーズの方が好き。

    一番好きなアストさんが出て来るのもこの巻。
    アベルとの初々しいコンビにハラハラドキドキ(笑)

    R.A.Mの方が視点が派遣執行官(Ax)寄りだから、内容がギュギュッと詰まってて面白い。
    アベルのクルースニク化も多いのが特徴。
    それが結構好きだったりするんだよね。

    しかも、扉カラー絵が多いのも魅力!
    各編ごとの絵ってのもあるし、THORES様の超緻密な描き込みが凄い!!!
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    投稿日:2016.10.27

  • 三条司

    三条司

    再読している今回は、ROMを全部読み終えてからRAMを一気に読もうと画策していたのですが、他のAxの面々が恋しくなって敢え無く挫折。しかし後悔はしていません。

    Axのメンバーでも特に、ソードダンサー、プロフェッサー、ダンディライオンが好きだったので、ユーグが出てくると興奮しました。最後に、ダンディライオンの名前が挙がるのにも、わくわく。「ソードダンサー」はすべてが素敵です。ネーデルランド辺りの地名にもロマンがあって、カウント・フォーの名前も土地勘というか民族的にぴったりで。朝食を作った後に、腕一本で腕立て伏せを1000回し、汗をかいたのではないだろうかと思われるのにシャワーも浴びずに僧衣を羽織ってしまうユーグに、キュンキュンします。色素の薄い金髪、翠の瞳、長髪ウェーブ、貴族出身で背中は傷だらけ。ユーグに私の萌えがここまで詰まっていようとは。吉田先生亡き今、ユーグの復讐劇に幕が閉ざされなかったことが残念です。

    ROMでは全然姿を現してくれない、イザーク・フェルナンド・フォン・ケンプファー。同情の余地すらない徹底的な悪人ですが、格好良い。このシリーズを初めて読んでいたときはまだドラマCDを聞いていなかったのですが、あれを耳にしてしまったので、イザークのセリフがすべて脳内で速水奨ボイスに変換されます。素敵。エンドレの拭いきれない小者感と比較されて、さらに際立つイザークの黒さ。攻撃方法も最高に恐ろしくて、彼の一滴の善もない所業にしびれます。

    何度読んでも大好きだということを再確認しました。
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    投稿日:2016.04.20

  • s705

    s705

    再読はやはり時系列順で短編から。アストさん、めちゃめちゃヒロイン枠じゃないですか~!そしてケンプファー氏の怪しさ慇懃さ。はじめから飛ばしてたんでしたっけね
    本当に、シリーズの続きが気になってたまりません!
    どうか天国で続きを書いていらっしゃいますように。そして天国に本屋がありますように…
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    投稿日:2013.07.24

  • 蓮桐

    蓮桐

    こちらはRage Against the Moons・RAMシリーズ。短編連作です。つながっていないものもありますが、つながってないようで実は段々ROM並みのスケールで話が進んでたりするのもいくつかあります。
    長編のほうのReborn on the Mars・ROMシリーズから3年くらい前だったかな?
    あわせて読むと尚楽しい!ってやつです。同時進行で読みつつ読み返しつつ〜が一番キャラの性格や深い話を知れてよいかも。長いシリーズものによくある、外伝出しまくって印税稼ごうという魂胆のものではなく、2シリーズを同時に書いてところどころ、少しずつ真相が明らかになっていくというもの。プロットなど設定が緻密でなけりゃできないことですよね。このシリーズにしか出ていないキャラなども居て、それがまた濃ゆ〜いメンバーで楽しいです。
    私は「ユーグの復讐」シリーズが好きでした。ヤン・ファン・メーレンという名前が何故か頭から離れないのですが、警視総監だったかの彼の子供と、ユーグを捕まえにきたトレスとの会話が印象的だったからでしょうか?

    1巻ではアストとアベルの出逢いと合同任務(?)というレアな、短編らしいお話があったような。ツンデレそのものでしたねアスラン嬢。
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    投稿日:2009.01.24

  • mm

    mm

    R.O.MとR.A.Mを、交互に再読中。アストさんて、こんなに可愛かったのかと新たな発見…(笑)
    読み返す度に好きなエピソード、好きなキャラが増えていきます。愛。

    投稿日:2008.06.28

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