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根井雅弘 / 講談社学術文庫 (4件のレビュー)
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総合評価:
nannryou
4
ケインジアンって死んだのかと思ってた…Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
ケインズ経済学の効用って結局、シニョリッジでGDP=GDI=GDE的な均衡が成り立つから、資本回転率を上げて乗数効果に期待しながら流動性選好率を加速させて一般均衡に持ち込もう的な発想だと思うんですねえ…。 そしてそこを究極まで推し進めると、古典派とマネタリストになってお仕舞なのかなあとか思っていたのですが、確かにケインズ経済学をやっている側からすると、ケインズの精髄の上澄みだけを取られたような感覚があるのかなあ。 マルクス経済学の商学的分析が経済モデルという形で現在を形作っているのに、マルクス経済学は終わった扱いされてる、というような、そうじゃないような…。 うーん、例えが悪いですか。 小泉改革以降、日本でも古典派のブームでしたが、そろそろ揺り戻しが来るのでしょうか? 専門家じゃないので分かりませんが…。 ケインズ経済的視点で見た経済学の変遷や、リアルビジネスサイクルのとらえ方などは非常に斬新な感じを受けました。 ケインジアン、未だ死なず! 星5つ。続きを読む
投稿日:2016.10.09
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ヴィラ
題名通り、経済学とは何かを解説した本。 1章 市場メカニズムについて 2章 社会主義、資本主義について 3,4章 経済思想史について 1,2章については経済初学者でも関心をもって読み進めることができ…たが、3,4章の経済思想史は面白味を感じられなかった。 「再入門」という名であるだけあって、経済学にある程度触れてから読むべき本であったように思う。続きを読む
投稿日:2020.12.19
burgerking314
内容が希薄。これまで根井先生が書いたものとほとんど同じです。根井先生の著作ならこれよりも断然経済学の歴史をお勧めします。
投稿日:2018.03.12
水源地
2008年 中央公論社の単行本で出版された「経済学とは何か」の講談社学術文庫版。以前に前著を読んでいたが、同じ内容だった。 以下は、中央公論社の自分の感想の転記です。 経済思想史の著作が多い根井氏…の著作。 内容は、4章に分かれているが経済史の流れの中で、振り子のように行っては戻るような歴史の流れを概観しながら、学説の本質的な違いや派閥的な動きを繰り返多様な経済学史の一面を感じる本だったと思う。 1.市場メカニズムについて 2.社会主義崩壊の衝撃 3.一般理論は革命だったのか 4.ケイジアンの分裂の帰結 とあとがきの中で、経済学派を相違点を比較することも大切だろうが、大きな営みの中での類似点を見出すことも大切な気がした。 時間が経ってから再読したい本である。続きを読む
投稿日:2014.05.28
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