【感想】冴えない彼女の育てかた6

丸戸史明, 深崎暮人 / 富士見ファンタジア文庫
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
0
5
5
1
0
  • エリリ覚醒!しかし…

    前巻のシナリオ追加によって遅れた状態で作業が増えてしまった絵担当のエリリ。
    セルフ缶詰として那須の別荘に向かう彼女は無事作業を終えられるのかっという巻。
    詩羽先輩の語る逃げるクリエイターの行動を順に追っていくのが面白かったですねw
    そしてあらすじにもある告白された恵とそれに対抗するエピソードを語る学校でも1,2を争う人気のサブヒロイン達w
    最後に壮絶なクリエイターの姿を見せるエリリと意外な結末。
    気になるひきを得て次巻がどうなるのか楽しみですね。
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    投稿日:2019.05.03

ブクログレビュー

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  • shimikoba

    shimikoba

    このレビューはネタバレを含みます

    アニメ視聴済みの自分としては,改めて原作を読み直すに際してこのパートは特に入念に読み返すつもりだった.
    なぜ倫也はマスターアップを諦めたのか.
    アニメだけでは描ききれていない部分に,自分が納得するためのヒントがあるんじゃないかと期待を込めて読み進めた.
    自分がアニメで拾いきれていなかった部分.「倫也は英梨々にすごくなんてなって欲しくなく,普通のやつでいてほしかった」「詩羽先輩のシナリオや美智留の劇伴のように,本気で英梨々に向き合っていない」

    身勝手で都合がいいことを他のメンバーに任せられない,病気なんだから仕方がない,マスターアップそっちのけで那須高原に向かう倫也の口から出る言い訳がましい文句の数々は,原作を読んでもやはり理解に苦しむものに変わりなかった.なぜ言い訳がましくなる,なぜ他のメンバーに頼らない,相談しない.
    恵や他のメンバーに任せられない理由もしどろもどろで,とても筋は通ってなかった.

    恵が本気で怒るのに,この出来事,倫也の間違いは必要だった.
    けど,倫也がこの間違いに突き進んだことにまだ納得できていない.

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    投稿日:2021.08.01

  • orangewind

    orangewind

    イラストレーターの話が2周目。ただ、登場人物が増えているので単なる2周目になっておらず、当初の主人公の目的も達成し、物語としては一応一区切りとなった感じ。
    あとは、登場人物達の掛け合いも増えているし、非常に楽しめている。ただ、この楽園のような平衡状態っていつか終わりを告げるんだよ、という展開にもなってきて、物語全体としても徐々に着地に向けて動き始めているな、とそんなことを感じたりもした。まぁ、全ての物語に言えるけど、如何に終わるのか、というのはものすごく大切だよね。続きを読む

    投稿日:2018.03.02

  • Enju

    Enju

    英梨々のスペシャルイベント多数でこの巻の主役は間違いなく彼女だった。
    そして今まで何だかんだ言われてた加藤さんの存在の大きさが増していたことに気づいてしみじみ。

    投稿日:2016.12.11

  • hiromiyanase

    hiromiyanase

    英梨々回。そして加藤のダークサイド。女としての意地?
    そして7巻まで読んでわかることだが、クリエーターにプロデューサーとしての接し方。自分ならどうしただろうか。
    まさかライトノベルに、今の自分を震わされるとは思わなかった。続きを読む

    投稿日:2015.03.19

  • 明太子

    明太子

    このレビューはネタバレを含みます

    評価:☆4

    今巻では髪をロングにまで伸ばし、遂に(モブにだが)告白されるというイベントまでこなす加藤は着実にヒロイン力を上げてきているねw

    原画が遅れ、別荘に泊まりがけで仕上げるから信じてという英梨々。
    無理はしないだろうと送り出す倫也と、それに対して「彼女を馬鹿にしてるの?」と言い放つ詩羽先輩が印象的だった。
    同じクリエイター同士、普段は毒舌ばかりでも高く評価してるんだろうね。

    英梨々が欲しかった言葉は「無理すんなよ」じゃなくて「お前ならできる」という励ましだった。
    倫也の方だけが過去を引きずってるんだよね。強くなった英梨々は輝いてたけど切なかった。
    倫也が英梨々を特別に思っていることは伝わってきたけど、それはあくまで幼馴染として。
    うーんやはり加藤が大勝利するのか・・・?w

    そんな加藤がラストに初めて(?)見せた叛逆にはゾクっときた。
    フラット系ヒロインとしての地位を確立してきた彼女ですが、その関係性もこれから大きく変わっていきそうで続巻が楽しみ。

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    投稿日:2014.12.17

  • aokawazu

    aokawazu

    シリーズ6作目、順当に英梨々編。
    マスターアップ直前で原画のみ完成していないという修羅場において敢行される最終兵器カンヅメ、自らを追い込む英梨々と中途半端にへたれる倫也。
    のびたカップ麺みたいにどうしようもない幼馴染み関係がいたたまれない。結末はすっきりしないけど気持ち悪くはない 。懊悩の果て感があって個人的には好き、倫也がまだまだ苦しみそうなのはなお結構。
    加藤さんは果たしてこれが最終形態なのか。
    続きを読む

    投稿日:2014.08.19

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