【感想】狼と香辛料VI

支倉凍砂, 文倉十 / 電撃文庫
(39件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
5
18
12
2
0
  • つなぎのラブコメ巻ですが

    もう終了したシリーズですが、続きを読んでみました。これまで、旅を続け、起きるイベントをこなし、なんとなく永遠に続く旅路のような気分でしたが、前巻のラストで旅の終わりが示されました。本巻ではこれまでとちょっと違って、ホロ大暴れで金儲けどっかーんっていうノリではありません。なんかつまらんなーと思ったら、ラブコメなんですな。ロレンスが小悪魔的なホロに翻弄されてます。金の事にはとても頭の回るロレンスが、女心にはサッパリというのが描写されています。
    それから、道中に大きな変化があります。奇天烈なアイデアという訳では無いですが、この手のラノベとしてはなかなかチャレンジングです。いっそ手足が切れたり、片目を失明したりとかの方がよほどありがちではないでしょうか。とはいえ、風景や旅の人間模様を丁寧に書き込んであるので変な感じではありません。
    そういうことで、つなぎ的な巻で地味ですが、作家として挑戦があり、しかもうまく構成されていて楽しめました。ラブコメ好きには特にオススメではないでしょうか。ホロはやっぱり可愛いですね
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    投稿日:2015.01.02

  • 経済知識は実践しないと…

    意味がないわけですが、若いころ株で損して以来やってないので、自分の知識は無駄知識かなあとも思わないではないです。大体100万うごかして一日で十万値動きするのだから全くどうにもなりませんね。人間が疲労するというか、摩耗します。でも、そちらの方が普通に働くより儲かるような気がしないではないです。
    ですが、まあ、日本は加工貿易の国ですから。
    まあ、作者は物理学部の上に経済ライトノベルを書いているから、比較的簡単に勝てるのでしょう。
    さて、狼と香辛料は一話完結形式だったのですが、ここからは続巻が増えてくるようです。続きをどうするか迷いますね。
    ホロとロレンスにキャラが新加入してどうなるのやらと気にはなりますがね。
    電撃文庫が押しているだけあって内容は良いです。
    ですが、キリスト教社会と多神教社会をちょっとばかり綱渡りで描いているのでかぶれてはいけないかなあとは感じますね。
    支倉って、支倉常長と関係あるのでしょうか?
    キリスト教知識も深いですし…。
    まあ、ライトノベルに家柄は基本的には関係ないですけど…。
    星は5つ。
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    投稿日:2019.06.23

ブクログレビュー

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  • pbh23864

    pbh23864

    蛇足もいいところ。内容が薄く、単行本になるようなものではない。
    起承転結の起だけで終わってしまっている感じ。。

    投稿日:2022.09.09

  • キじばと。。

    キじばと。。

    ロレンスは、エーブのあとを追いかけるというホロの主張にしたがいます。ラグーザというひとのいい船乗りの船に乗って、二人はレノスの港から川をくだっていきますが、途中の関所で教会法学を学ぶ学生のトート・コルという少年に出会います。

    旅路をともにすることになったコルとの出会いと、彼の口から語られた「狼の足の骨」についてのうわさ話が紹介されて、このあとにつづく展開への布石がととのえられたという印象です。この巻では、いつものようにロレンスとホロのことばの駆け引きが中心ですが、続巻への期待が高まります。
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    投稿日:2021.12.24

  • 沙都

    沙都

    狼と香辛料シリーズ6巻。前巻ラストで次は波乱含みの展開になるのかしら、と思っていたらわりかし穏やかな展開でした。この二人にとってはアクシデントですら、旅の終わりを伸ばせる言い訳になっているのかな、という感じです。相変わらず面倒くさい二人だ……。悪い意味ではないのだけれど。

    ホロの故郷に帰るという明確な目的があって、その旅の道中でいろいろな事件に巻き込まれていくというこのシリーズ。4巻あたりまではそういうシリーズの大きな目的はありながらも、各町での事件は一話完結形式で終わっていたのですが、前巻の5巻から、巻数をまたいでより大きな陰謀の気配が強くなってきた気がします。

    この6巻でも次巻への含みとなる、硬貨の取引をめぐってのきな臭いやり取りが見えてきて、より大きな展開が待っていそう。そこにホロの故郷の問題も絡んできて、これまで以上に読み応えある展開が期待できそうです。

    今回は次の展開へのつなぎの巻という印象が強かったけど、二人の関係性の深化は強く感じました。お互いを思い合って、それが空回りしたりして、そこらへんのいじらしさがなんとも笑える、というかキュートでした。そんな二人の間に新キャラも登場し、二人の関係性の変化にもより期待したいところです。
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    投稿日:2021.10.05

  • Beluga0617

    Beluga0617

    このレビューはネタバレを含みます

    エーブを追って川を下る途中で少年コルが旅に加わる話。
    銀貨が減った理由について謎明かしはしないんだね。
    なんかで読んだ記憶があるのだけど、漫画では語ってたとかかな?

    きっとホロはこの話にあるように、昔にも楽しく踊ったりしたんだろうな。

    足止め食らって話はあまり進まず。
    むしろ二人にはそれが時間を稼げる結果となっていいんでしょう。

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    投稿日:2019.05.28

  • しづき

    しづき

    あとがきで著者の言葉にもあったけど、今回は商売要素すくなかったなー。ホロとロレンスの関係性も、読者はロレンス側に立たされて、翻弄されつつ、あのお互い出所を探り合ってる感じが、単なる青春ではなく、やたら色っぽい男女でもなく、こう、自分にある程度自負がありつつ無邪気には振舞えないけど確かに思いもあって、お話の題材こそファンタジーだけど、関係描写については現実感があるなあと思いました。続きも楽しみ。続きを読む

    投稿日:2015.05.14

  • kanro1086

    kanro1086

    行商人ロレンスと狼少女ホロの旅物語
    今回は船旅のお話

    商売に関する熱いやり取りは無いもののゆったりとして空気感が心地よかった
    二人で旅の目的を探そうとする様はもどかしく微笑ましかった

    これから、何か新しいことが始まりそうな終わり方になっている。続きを読む

    投稿日:2015.02.05

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