【感想】櫻子さんの足下には死体が埋まっている

太田紫織, 鉄雄 / 角川文庫
(127件のレビュー)

総合評価:

平均 3.2
6
34
51
15
5
  • まだ、そんなにグロくない。

    タイトルから勝手に、死体やらなんやらが大量に出てくるのかと思いましたが、普通でした。
    普通に、ミステリーでした。

    骨やら標本についての説明はありますが、描写があまりグロテスクではないので、ある意味安心して読めます。

    探偵役である櫻子さんには共感しにくいので、「僕」
    と一緒に様々なご遺体にうろたえながら楽しむのがよいかと思います。
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    投稿日:2013.10.07

  • 「ビブリア」好きならお勧め

    ジャンルはラノベ+法医学。キャラは空気読めない年上美女+振り回されつつ懸命にフォローする少年。人間動物一緒くたに「死体」ネタがてんこ盛りなのは面白かった。「ビブリア」が気に入った人なら、多分楽しめます続きを読む

    投稿日:2014.02.08

  • 軽めだけど、考えさせられるところも

    ヒロイン・櫻子さんは相当な変わり者です。骨フェチ以外にも、男言葉で話す、いつもはワイシャツ&ジーンズ姿、主人公を家来のように使う、空気を読まない……。一番キツイのは、致命的な愛想のなさでしょうか。キャラ立ちは申し分ないものの、好きになるのは難しいかも。振り回されっぱなしの主人公には好感が持てますが……。
    内容は法医学(+解剖学?)を取り入れた軽めのミステリですが、ちょっと勘のいい人にはネタが分かってしまいそうです。さらに、2編めまではミステリらしい起伏もあまり感じられません(シリーズ序盤なので、登場人物紹介の意味合いも強いのでしょう)。
    ただ、最後の3編め(第参骨「薔薇の木の下」)はガラッと印象が違いました。トリックなどの謎解きにとどまらず、正義や法について深く考えさせられます。
    最後が良かったので、期待を込めて星4つで。
    続きを読む

    投稿日:2014.03.27

  • スーパー櫻子さんと、M体質「僕」の掛け合い漫才

    若さと美貌とお金と専門知識、おまけにナイスな恋人まで。
    いやいやいやいや、こんな女性が居てたまるかー、と叫びたくなるくらい出来すぎの櫻子さん。

    彼女のキャラが(すんなりとではなくとも)受け入れられるのは、ひとえに「僕」の存在そのもの。
    女性としては、胸とお尻に集中しがちな「僕」の視線が、時々こそばゆくもなるのですが、
    「僕」あってこそのミステリーでしょうね。

    ちょっと疲れた休日に、ライトなミステリを読みたい人向き。
    あまり知られていない、ちょっとした知識も仕入れられます。
    『ビブリア』での「本」が、ここでは「骨」になった感じかも。
    続きを読む

    投稿日:2015.04.01

  • 太田紫織による骨に魅了されたお嬢様とその知り合いの高校生が繰り広げるライトミステリ第一弾

    なぜか骨が大好きなお嬢様・櫻子の性格はとてもお嬢様とは言い難いが、骨好きに伴う知識の幅広さは、叔父が監察医という設定とも相まってマニアックなまでにすごい。さらに、動物でも人間でも、骨に関わりそうなら腐敗臭もなんのそので、ある意味お近づきになりたくない人物だ。
    そんなお嬢様となぜか親しく、何かあればご飯まで食べさせてもらう奇特な高校生・正太郎も頼まれたことは断れない、流されやすく巻き込まれやすい人物だ。
    ぱっと見はよくあるような設定ではあるが、骨にまつわる物語の軸としてこの設定がうまく効いていて、物語ひとつひとつも程よい長さでまとめられているため、さらりと読める。
    体裁はライトノベル然としており、実際そうなのかもしれないが、法医学や骨にまつわるウンチクについては非常に高度かつ端的にまとめられていて読み飛ばすこともなくヘェ〜と思う場面も少なくない。
    本書一冊でまとまるなんてことははなから考慮されていない感じで、当然のように続巻が刊行されている。
    続きを読む

    投稿日:2016.09.22

  • さぁ、謎を解こうじゃないか

    アニメ化に伴い原作が気になったので読んでみました。
    ラノベならではの際立ったキャラ。
    ヒロインの骨を愛し、骨からすべての謎を解く櫻子さん。その相棒(?)の主人公「僕」。

    そんな二人が巻き込まれる事件の数々。
    法医学がしっかり取り入れられていて興味深い。

    櫻子さんと「僕」の掛け合いがテンポよく、とても読みやすい作品です。



    続きを読む

    投稿日:2015.10.27

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ブクログレビュー

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  • law

    law

    このレビューはネタバレを含みます

    、、、やらかした(/ _ ; )
    このシリーズ昔順番分からずに適当に買った2冊しかないと思って、Amazonで1巻をポチったのに、、、
    読んでみるとなんか知ってる話だなってなってよく本棚探したら、、、
    あるんかい!Σ('◉⌓◉’)

    それでもちゃっかりもう一回読んでも面白いよ\(//∇//)\

    ドラマを見たのが最初だったけど、小説は小説の良さがあるからやっぱり好きd( ̄  ̄)

    そこまで酷い死とか殺され方とかの描写ごあるわけじゃないから、殺人ミステリーが苦手な人でも読みやすいのでは(°▽°)?

    とりあえず順番通りに読んでみようと思い立ったので次は2巻に突入じゃい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.04.25

  • ami

    ami

    このレビューはネタバレを含みます

    標本士であり、何よりも骨を愛する櫻子さんと、そんな彼女に振り回される高校生の正太郎。
    2人が様々な事件に巻き込まれていく。

    櫻子さんがかなり個性的。骨にしか興味がないからこその冷静な観察力、判断力がすごいし知識量もすごい。

    正太郎との出会いや櫻子さんの過去やその後が気になる。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.02.27

  • well

    well

    昔からお気に入りのシリーズ。
    内容の読み応えに加え、登場人物も魅力的であり、更には舞台となっている旭川についても知る事ができる。
    私自身、この本を読んで北海道に行きたくなった。

    この本の大きな特徴は、ご遺体の状態がかなり詳しく描かれている事である。
    他のミステリーでも、「腕時計の位置」や「倒れていた場所」といったことは出てくるが、櫻子さんはそれらに加え、法医学の観点からも謎を解くヒントを探っていく。
    法医学で分かることとして、例えばご遺体の何を見て死亡推定時刻を決めているのかなどがある。

    ミステリーを読む中で、あまり気にした事のなかった事に注目している面白い本である。


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    投稿日:2023.11.03

  • かなめ

    かなめ

    ちょこちょこ初耳学みたいな感じで知識が書かれてるから読んでておぉ〜ってなる部分多めだった。
    最後のお話は善悪では図れないお話でした。

    櫻子さんみたいに白シャツ×黒スキニーが似合う人になりたかった(笑)続きを読む

    投稿日:2023.08.27

  • ひまにん

    ひまにん

    3つの物語が収録された短編集的な本でした。
    どんでん返しや、ワクワクするトリック等はあまり無かったですが、キャラクターと物語の雰囲気は良かったです。
    小説が全18巻ということで、かなり長いですが少しづつ読んでいこうと思います。続きを読む

    投稿日:2023.06.29

  • げるぷ

    げるぷ

    登場人物、トリックは今までどこにでも出てきた感がある。同人誌感ともいえるか。未来のことが少し書いているが、巻数がないのにそれはやめてほしい。続きをどんどん買ってね、アピールなのか。この手法は好きではない。続きを読む

    投稿日:2023.06.23

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