【感想】浜村渚の計算ノート 4さつめ 方程式は歌声に乗って

青柳碧人 / 講談社文庫
(64件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
9
25
18
1
1
  • シリーズもの

    色々な角度で飽きさせない工夫があり面白いが全体的に飽きてきた。終わりはいつ?

    投稿日:2014.12.28

  • 青柳碧人による数学ミステリーシリーズ第5弾(タイトルは4さつめだが)!

    本作ではモンティ・ホール問題というクイズ番組から生まれた数学の確率論や折り紙と数学の関連性、バーゼル問題や音楽と数学の関連性など、いろんなテーマで物語を構築している。最終章のようにミュージカル仕立ての章などもあり、バラエティーに富んでいて、かつ相変わらずの軽妙な文体で非常に読みやすい。
    数学にまつわる解説もたとえ話や図などをうまく使って非常にわかりやすくまとめてあり、数学が苦手な人でもきちんと理解できるように配慮されているあたりはシリーズ通しての特徴だろう。
    本作ではドクター・ピタゴラスがあまり登場しなくなり、キューティー・オイラーらシリーズ通しての出てきたキャラクターに新キャラクターが加わってその穴埋めをしている。終わり近くには衝撃の展開も用意され、次巻への期待は嫌でも高まっていく。
    テロや殺人といったきな臭いテーマを扱いながらも、どこかホワっとした感じが、読後感もさらりとさせている要因かもしれない。
    続きを読む

    投稿日:2015.03.29

  • 数学嫌いの学生時代を過ごし

    大人になってから数学って実は楽しい物なんじゃないかと気付き、でも学生時代の苦手意識からなかなか踏み込めない自分は、数学に関する興味を小説で少し消化できる気がして大変楽しい時間を過ごせた。
    自分で踏み込まないと触れる機会の無い数学を僅かずつ拾いたくてタイトルから衝動買い。続きを読む

    投稿日:2015.04.30

  • 浜村渚かっこえー

    ローマ曲線とか知らなかったなあ。ためになった。ゼータ関数は久しぶりに思い出しました。展開図の話は後書きにあるようにプロ仕様でしたか。趣味で取り組んでみようかなとも思ったのですがいや失敗です。シリーズを追いかけるのが楽しみになりました。星5つ。続きを読む

    投稿日:2022.02.26

ブクログレビュー

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  • くりくん

    くりくん

    「=(イコール)」を真面目でガンコと表現した上で、方程式の移項を上手く説明しているところは、流石と感じた。
    さて、このシリーズいつまで続くのかと調べてみたら、10さつめ(2023年9月時点)が出ていて、完結はしていないらしい。読み終えた4巻でもかなり辛かったが、さらに続いているとなると、私自身は継続して読むことは断念する。続きを読む

    投稿日:2024.04.08

  • masao3966

    masao3966

    この作品の後半は読むに堪えない物で有りました。大体が有り得ない設定でスタートしましたが、主人公の魅力と面白いストーリーで数学部分は飛ばし読みでも耐えられましたが、私自身ではこのシリーズは終了かなと感じてます。しかしながら後のシリーズも購入した後なので貧乏性な私なので取り敢えずよみます。続きを読む

    投稿日:2023.03.25

  • 1795114番目の読書家

    1795114番目の読書家

    面白かった、
    中学のテストに出る時に読みたかった、子供にも分かるくらい丁寧に説明されていて、理解しやすかった

    投稿日:2022.12.03

  • 雪だるま❄️

    雪だるま❄️

    正確に書くと星3.8。
    今回もとても面白かった。
    特に、方程式のところがわかりやすく解説されていて、子供向けというのがよく伝わった。

    投稿日:2022.09.23

  • 菌類

    菌類

    中身、というより、中学数学で習った「移項」の意味をこういうことだったのか!と理解できたのが一番良かった。「覚えろ!」じゃなくて理屈がわかったら勉強って楽しくなるんだな、と大人になった今改めて痛感する。捨ててしまった数学の知識を改めて拾いに行きたいと思える一冊。続きを読む

    投稿日:2022.08.08

  • ちこ(´・ω・)

    ちこ(´・ω・)

    「モンキィ・ホール・クイズショウ」
    確実ではない確率の問。
    全く同じ条件で行ったとしても、何度も検証した結果が完全に一致する事はないだろうな。
    結局どうやって多種多様な猿たちを操っていたのか謎だが、そちらの方が凄い事ではないか。

    「折る女たち」
    山と谷が出来る場所は。
    一度完成させたものを全て解体して答えを知らぬまま再現するのは、かなり難しい事では。
    明らかに不自然な点が多い状況で深追いした結果だが、手が届きそうだと忘れるのだろうな。

    「事情だらけの総合病院」
    小人に書かれた数字が。
    本人たち以外に分かりづらく素晴らしい案ではあったが、もしもの考慮が足りなかったな。
    命の大切さを身を以て知る者だからこそ、その命を奪い実験を行う事にしたのかもしれない。

    「オペラ座の未知数」
    歌と踊りで伝える言葉。
    事前に情報を得ていたとしても、突然こんな状況に巻き込まれたら冷静でいれなくないか。
    頭の片隅にはあっただろうが、実際に目の当たりにして迅速に対応できるのは凄い事だよな。
    続きを読む

    投稿日:2022.06.16

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