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堀川アサコ / 講談社文庫 (274件のレビュー)
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総合評価:
くっちゃね村のねむり姫
最初は、作者の構築した世界になかなか入り込めなかったのですが
これも一つのファンタジーだと思うのですが、この分野はまず、作者が想像の中で構築した世界に我々読者がうまく入り込むこと、つまり物語にのめり込むカギとなります。 それ点からいうと、最初のうちは何が何…だかわからず、少々戸惑いました。話としては最初から面白いことは面白いのですけどね。そのうち、あ~なるほど、こういう世界が描かれているんだとわかってきましたよ。 作者のあとがきの冒頭、「心霊スポットで働いていたことがあります。」この一言で一層わかり合えた気がします。ヒトは死んでも消えていない、いや消えてたまるか、この思いがモチベーションだったんでしょう。なかなか含蓄ある話ではありました。それに、捜し物が得意だという主人公の設定も面白いですよね。友達に一人いると便利だろうなぁ。あと幽霊も飯を食うのでしょうか?続きを読む
投稿日:2023.05.08
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金さん
1
霊界郵便局
タイトルに付く「幻想」って気がしませんね、ダサくて売れないかも知れないけど「霊界郵便局」の方がしっくり来ます。ただしホラーではなく、ファンタジー。 軽い文体で内容もふんわり、上手に伏線散りばめて回収し…っかりしてるので、なかな面白い。 テーマ性もそれほど強くなく、無理矢理感動させてやるぞ感も薄いので、気楽に読める良作だと思います。 次々事件が起こる単発事件集積型だと一章読んだ後に一息付いちゃって、そのまま放置ってこともあるんですが、この作品は全体で一つの物語なので最後まで一気読み。 大作を読んだ後の息抜きなんかにはお奨め。続きを読む
投稿日:2017.02.07
やっさん∞
不思議なお話という感じ
人間は、死んでも生きているという題材で著者が考えた物語ですが、いろいろハチャメチャな展開で、まあ面白いです。 シリアスな感じは全くないので、好き嫌いがはっきりしそうな小説。どちらかというと女性向きでし…ょうか。続きを読む
投稿日:2016.05.04
chao
3
ライトホラーファンタジーって趣が面白い!
この本の前に、洋物ファンタジーの「スウィッチ」を読んだのですが、舞台の大きさの違いが、和洋ファンタジーの違いかな~と・・・ v(^-^)v 洋物ファンタジーは、映像にすると舞台の大きさが生かされて…手に汗握る壮大なファンタジーと成りますが、和物ファンタジーは「古道具屋・・・」「幽落町・・・」「流星ワゴン」等々の様に、アヤカシと人間の交わり(交友関係?)が主軸となり、温か系のストリーが多いですね。 これは、「日本昔話」等を聞かされて育った日本人特有のアヤカシへの感情のせいでは?と思うところです。(外国のアヤカシは怖い!!!・・児童向けでも) 本書もまさしく「アヤカシと主人公アズサ」の交流を「登天郵便局」を舞台にホンワカと描かれています。(登天郵便局の由来は読み進める内に・・・(? _ ?) ) 登場人物も個性豊かな人(アヤカシ?)に描かれ、人物像を想像しながら読み進められます。 ホラーでもスプラッタ系で無くコメディー系で(ホラーで無くてアヤカシ物かな~)楽しく読めます。 続きを読む
投稿日:2016.02.14
みか
2
なんだろ、この癒され感
探し物が得意なアズサが「ご指名」を受けて働き始めた登天郵便局。そこは「あの世」と「この世」をつなぐ場所だった。 早速、郵便局を開くにあたって土地神様と契約を交わした木簡を探すことを頼まれるのだが…。 …裏庭のお花畑の門から、死者は「あの世」へ旅立っていく。 郵便局の窓口では、生者が功徳手帳に自らが行った善悪を記帳してもらう。 死者と生者が普通に行き交っている不思議なゆる~い空間。 殺されて怨念となりお花畑の門を通ることができない真理子さんや、土地神の狗山比売やら、結構おどろおどろしい登場人物もいるのだけれど、登天郵便局の他の職員やアズサ自身のキャラが癒し系だからか、なんだかほわんと癒される。続きを読む
投稿日:2015.11.08
getsu
7
ジャンル不詳だけど面白い
あの世とこの世の境目が郵便局という設定がおもしろい。登場人物もみんな個性的で魅力的だし、女性らしいやらかい文体で読みやすかったです。 功徳通帳のはなしだけで1冊書けてしまうくらい面白い発想だと思います…。 ファンタジー? ホラー? サスペンス? ジャンルもよくわからないところがまたいい感じです。映画館のほうも読んでみたいです。続きを読む
投稿日:2014.02.14
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星月夜
前知識無しで読むと、度肝を抜かれる純ファンタジー。展開も唐突でジェットコースターのような読了感の作品。面白くはなかった。
投稿日:2024.03.10
あんず
引っ越しを機に本を整理していたら出てきた、 幻想シリーズ。 生死の境目に立っている郵便局に 就活浪人生のアズサは、何かに導かれるようにアルバイトを始めるが…。 中高生くらいのときに読んでいた本作で…したが、 生死の境で見まえる、生きることへの活力だったり 人間とは違えるものたちとの交わりがとても優しく描かれていると思いました。 続きを読む
投稿日:2024.01.27
白子猫
このレビューはネタバレを含みます
ファンタジーになるのか、タイトルの通り幻想が混じった話(ジブリの千と千尋の神隠しを思い出した。) 真理子さんが成仏してくれてよかった。
投稿日:2023.06.30
うれしいガチョウ
あの世とこの世の境目。 そんなところに存在する郵便局に探し物が得意なだけで、 就職してしまった女の子の奮闘?物語。 ほんのりファンタジーな雰囲気で 亡霊も神様も生きた人間もまぜこぜの世界で のんびり…した主人公がおっかなびっくり関わっていく様子が よかった。 神様は怒らせちゃいけないね。続きを読む
投稿日:2023.06.24
ひろきー
幻想シリーズ第1弾 就職浪人中の安倍アズサは、履歴書のに書く資格がなく、 就職担当の職員に怖いかををされ、特技として「探し物」などと 書いてしまっていた。それが功を奏したのか、就職担当の職員から、 名…指しでアルバイトの求人があるとの連絡があった。 職場は山頂にある不思議な郵便局。次々と不思議な人々に出会う。 作品を読む前の知識として、ファンタジー作家と言うことで、 初めてこの作家の作品を読み始めました。 そこで感じたのは、ファンタジーではあるものの、 ホラーの要素もあり、いろいろと不思議な展開が待ち受けてると期待しつつ 読み進めていきました。作品に登場するある人物の存在が、 最終的には、ファンタジーとホラーにもう一つの要素をプラスして、 読みごたえを与えてくれます。落ちもあり、解説によると、 シリーズ次作の「幻想映画館」にも地続きということで、 近い将来読む予定なので期待が膨らみました。 余談ですが、平成6年に流行った小沢健二のCMソングや飲み物が 出てきたのは、当時をうろ覚えですが知っていた身としては 懐かしさが感じました(笑)。続きを読む
投稿日:2023.05.29
kingbear
あとがきを読んで納得した部分もあるけど、最後まで固有名詞の読み方が覚えられず、読むスピードが上がらず、読みにくかった。
投稿日:2023.05.06
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