【感想】私たちは時空を超えられるか 最新理論が導く宇宙の果て、未来と過去への旅

松原隆彦 / サイエンス・アイ新書
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 4.7
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  • タイムマシンの項はあまりに斬新!

    ですね。
    ディヴィット氏のタイムマシンは相対論的にも矛盾がなく、実現可能性があり、これは、既に米軍が開発しているのでは、と疑いたくなりますね。いや、恐ろしいことです。
    そこだけでも、見る価値はあります。
    カーター氏が人間原理の提唱者とは知りませんでした。
    ワインバーグ先生が提唱していると思い込んでいました…。
    まあ、そういう物理についての豆知識と大胆な切り口が読みたければ買いです。
    星5つ。
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    投稿日:2019.07.21

  • 読みやすくて面白い

    面白かった。

    3部構成になっており、最初は時間、次に空間、最後に人間原理について述べられている。タイムマシンによる時間旅行や、想像上の宇宙船での宇宙旅行を通して現代物理学の先端を行く内容が、物語を読むように読める。わかりやすい文章でカラーのイラストなども交え、楽しい読み物となっている。
    宇宙旅行にかかる時間で、数式を使った導出については巻末の付録に丁寧に解説されており、理屈に興味がある人にも満足感を与えてくれると思う。
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    投稿日:2019.11.04

ブクログレビュー

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  • 高坂凪穂

    高坂凪穂

    第1部が「時間を超える」章でタイムスリップ、第2部が「空間を越える」章で宇宙旅行、第3部が「本当の意味で時空を超える」章で人間原理とシミュレーテッドリアリティーと、様々な視点で広く浅く「私たちは時空を超えられるか」を取り扱った本。
     
     第1部の「2 未来へ向かう」の2.11~2.14の「×0年間の往復旅行」は、未来予想の考察が非常に面白い。
     学術的な興味からタイムトラベルの研究をする物理学者は多いが、第1部の「3 過去へ向かう」の3.10「本気でタイムマシンの製作を考える研究者」では、コネチカット大学教授のロナルド・マレットという実際に作動するタイムマシンを発明しようと本気で考えている研究者が紹介されていて驚いた。彼の願いが叶えられるように祈っている。
     『宇宙の誕生と終焉 最新理論で解き明かす! 138億年の宇宙の歴史とその未来』もそうだが、著者の松原隆彦さんの文章が面白い。「宇宙の大規模構造」に関して、『宇宙の誕生と終焉』よりずっと分かり易かった。 
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    投稿日:2022.09.02

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