【感想】ツナグ(新潮文庫)

辻村深月 / 新潮文庫
(1532件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
438
618
307
41
4
  • 前半と後半の二重構造

    死者との再会を叶えてくれるという「使者(ツナグ)」を狂言回しとした物語と思っていたら、後半は使者自身が主人公に。
    前半だけでも、人生の機微が描かれていて面白かったけど、後半で使者自身のドラマが展開されていて、深みも面白さもアップした。続きを読む

    投稿日:2022.07.24

ブクログレビュー

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  • きじお

    きじお

    設定知らずに読み始めたら、あまり得意ではないファンタジーもの。

    話のつながりや展開は良かったけど、それほど合う作品じゃなかったなぁ。

    投稿日:2024.05.21

  • kanchan523

    kanchan523

    初めて辻村美月さんの本を読んだ。
    親友の心得が最も印象に残った。
    使者によって少しの時間だけ亡くなった人と逢うことは出来ても死者は決して生き返らない。だからこそ生きている人は精一杯生きなくてはいけないなと強く感じた。
    そして、自分が死者になった時に会える人、自分が生きているうちに会える死者はそれぞれたった1人しかいない。決められない気がする。となれば生きているうちに自分の周りにいる大切な人を大切にそして正直に生きていきたい。
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    投稿日:2024.05.15

  • ベル崎

    ベル崎

    このレビューはネタバレを含みます

    【親友の心得】
    『道は凍ってなかったよ』
    前の2話にとても感動させられたので、この話も「亡くなった親友に会って、仲直りしてスッキリ」という展開になると軽率に思っていました...

    死者との出会いは、必ずしも感動的に終わるわけではない。それが一生残る禍根になってしまうこともある。
    1番しんどい話でしたが、1番心に残りました。

    使者がいない世界だからこそ、大切な人が生きている内に、できるだけ素直な姿を見せたいと思いました。

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    投稿日:2024.05.12

  • Russian Blue

    Russian Blue

    お勧めされて読んでみました

    死者との再会ものはそれなりに読んでいるけれど、これもまた良いですね
    私に会いたいと、そう思ってくれる人がいる
    確かに嬉しいことだと思う

    でも
    現実世界、生きている人間こそがすべて
    今の私は、ここまでして会いたいと、そう思える人は一人も思い浮かばない

    これから先、そう思う人に出会えるのだろうか
    それとも、出会わないほうがいいのだろうか
    続きを読む

    投稿日:2024.05.12

  • さい☆

    さい☆

    このレビューはネタバレを含みます

    アイドルの心得で、サヲリが平ちゃんに対して言った言葉「謝るのって癖?そうするのが楽なのかもしんないけど、あんまよくないよ。謝って解決しないこと世の中にはたくさんあるし、甘ったれんな。だいたい、周りの人間暗くする、そういうの」の所で、私もすぐに謝る癖があるので自分に言われてるようで心に刺さった。

    親友の心得は読んでいて苦しかった。友達だけどライバルで自分が上にいたい、負けたくないって気持ち、自分も学生の頃に思った事があるから分かるけどそれで殺めてしまおうか?なんて気持ちは沸いた事がないけど、最後に会えたのに嘘な終わり方に辛かった。

    待ち人の心得はただ切なくて‥土谷と輝子に幸せになってほしかった。

    使者の心得では、両親が事件ではなく事故だった事に辛いが少しは救われたのかな、と思った。

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    投稿日:2024.05.04

  • nao

    nao

    知らずに2作目から読んでしまい、分からない箇所があって、1冊目の本作品を読んだ。

    歩美の背景と2作目との繋がりのある人物を知れて良かった。

    純愛の章、後悔の章(なんて終わり方!)、家族愛の章。
    んな方向になかなか心を揺さぶられた。

    1作目はシャープ感じがして、2作目の方は幅があって、雰囲気が柔らかい感じがした。
    続きを読む

    投稿日:2024.05.04

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