【感想】長生きしたけりゃパンは食べるな

フォーブス弥生, 稲島司 / SB新書
(12件のレビュー)

総合評価:

平均 3.2
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  • 好きなものを健康なうちに食べておこう

     添加物だらけの加工食品を食べないようにしようという食品関係の本をよく見かける。そのどれもが、添加物が体の不調を引き起こすことを書き、それらを摂取しないことを説く。私は若くないので、健康関連の本は、最後まで興味を持って読んでしまう。この本も、最後まで一気に読んだ。
     この手の本の読後はいつも、自分だけはこのような添加物を摂らないようにして、健康を保とうという感想を持つ。しかし、この本は違った。例示の仕方が私の感性に合わず、気にしすぎやなぁとしか思わなかった。好きなもん食べたらいいねん。としか思わなかった。
    なぜか。三点自分の感性と合わなかったからだ。
    1. 世界ランキング1位のテニスプレーヤー(ジョコビッチ)がグルテンフリー生活をしていて話題になっている例示。→何の説明もなく、突然取り上げていて、ジョコビッチを知らない私は、それ誰やねん!レベルの話しでしかないこと。
    2. 小麦(グルテン)を摂ると、下痢、うつ病、認知症など、とんでもない病気にかかったしまうこと。→パンが主食の欧米人は、みんなうつ病か?みんな下痢気味なのか?また、小麦を止めれば、痩せたり、肌が綺麗になったりと例示が極端。また、私は、パンやパスタ、うどんなどを食べてもそのような症状を感じたことがない。
    3. 例示が極端な割に、その根拠となる科学的説明と論拠がほとんど示されない。
     まぁ、大抵の添加物ものの本は、科学的根拠の例示がなく、人の恐怖心を煽るのがパターンだ。ただなんとなく人工的な添加物は、体に悪そうな気がするので、主張が正しいように思ってしまう。この本もそんな類いの本の一冊。
     好きなものを好きなように食べれば良いし、パンを食べて下痢になる人はパンを止めてみたらいい・・・その程度のお話し。
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    投稿日:2018.11.25

ブクログレビュー

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  • raie

    raie

    小麦粉をなるべく食べないようにはしていたが、腸や頭へのダメージについては深く知らなかったので面白かった。
    今まで小麦粉や砂糖の依存性で抜けきれていなかったなと感じた。もう少しがんばりたい。

    投稿日:2024.03.28

  • 1920637番目の読書家

    1920637番目の読書家

    以前に読んだ内容があるような読み物でした。グルテンフリーは興味あるので、食パンをご飯にかえてみたら、体調よく体が軽くなりました!

    投稿日:2023.12.29

  • mott

    mott

    私の個人的なまとめではあるが、
    グルテン、小麦に含まれる農薬、血糖値スパイク。
    日本人の多くが抱える謎の疲労感や、体調不良に起因しているのだと思う。

    投稿日:2023.10.11

  • muffin

    muffin

    全く小麦を排除するのはなかなか難しそうだが、年齢的にも少しずつ米粉に変えていくなどしていきたい

    それにしても小麦を使っている製品の多いこと…

    投稿日:2023.06.23

  • 美味しいもの食べたい

    美味しいもの食べたい

    やっては挫折するグルテンフリー
    割と効果は感じる気がするけど、
    やっぱり付き合いとかで完全絶ちは厳しいし、
    ここまで徹底しようとは思わない。
    依存性があるっていうのは本当だと思う。
    食べてると食べたくなる。
    だけど、食べないようにしてるからこそ
    食べたくなるのかそれはわからない。
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    投稿日:2021.07.18

  • だまし売りNo

    だまし売りNo

    フォーブス弥生著、稲島司監修『長生きしたけりゃパンは食べるな』(SBクリエイティブ、2016年)はパン食が健康を害すると指摘する衝撃的な書籍である。タイトルの通り、パンを食べないことを提唱する。
    ご飯に比べるとパンは手軽なイメージがあり、パン食を好む人もいるのではないか。しかし、原因不明の体の不調はパン食が原因かもしれない。小麦に含まれるタンパク質「グルテン」は脳に炎症を起こし、腸に小さな穴をあけてしまう。パン食によってグルテンを大量に摂取することになる。そこで本書は小麦抜き生活「グルテンフリー」を提唱する。
    現代人に広がる体の不調の原因がパン食にあるとの指摘は納得できる。日本のパン食普及は敗戦後である。アメリカ産小麦の輸入国にするための陰謀論まである。パン食の普及と並行して、慢性的な体の不調も現代人に見られるようになった。
    恐ろしい点はグルテンに依存性があることである。だから一定の期間、パンなど小麦を食べることを絶つ必要がある。これは危険ドラッグなど依存性薬物の治療と同じである。逆に一定期間パンを絶つとパンを食べたいという気持ちがなくなるという。
    実は食事による健康法を説く最近の書籍では依存症や中毒性がキーワードになっている。塩分取りすぎを戒める書籍では塩分には依存性があると指摘する(島田和幸『専門医が教える高血圧でも長生きする本』幻冬舎、2016年、68頁)。
    糖の取りすぎを戒める書籍でも糖に脳内麻薬分泌による依存性があると指摘する(西脇俊二『難病を99%治す技術』実務教育出版、2016年、21頁)。危険ドラッグ吸引者が激辛の四川料理に病みつきになるなど薬物中毒が味覚をおかしくするとの指摘もある。中毒、依存性問題を真剣に考える必要がある。
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    投稿日:2020.05.29

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