【感想】スタンフォードのストレスを力に変える教科書

ケリー・マクゴニガル, 神崎朗子 / 大和書房
(103件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
32
42
16
1
0
  • ストレスがあった方が長生き?ストレスがあった方が、パフォーマンスが高くなる?

    前著の「自分を変える教室」を読んで、かなりの衝撃をうけたのえで、今回の本も購入してみました。

    内容としては、ストレスがあることは体にとって悪なのか、というお題に対して、
    前回同様、科学的アプローチによって検証をしていく流れです。

    ストレスが多い方の方が、長生きしている可能性がある。
    ストレスが多い方の方が、より幸福感を感じている可能性がある。
    ストレスが多い方の方が、より高いパフォーマンスを出せている可能性がある。

    上記のようなお題がたくさん出てきます。具体的にどんな調査をしてどんな結果が出たか、は実際に読んでみて下さい。

    科学的アプローチによって、検証を進めていくスタイルは、納得感も高く、すぐに実践してみようと思えるものが多いので、個人的にすごく好きです。
    ただ、今回ストレスというちょっと曖昧なもの(書籍内ではきちんと定義してますので読んでみてください)ということもあり、
    「少し違うのでは?」とか、「影響を与える要素がほかにもあるのでは?」と思うようなところも少しありました。

    ただ、ストレスを感じずに生活をするように頑張るよりも、
    ストレスはさまざまな画面でよくあるもので、ストレスがあった方が、幸せになれると思いながら生きた方が、最終的に楽になると、僕も思います。
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    投稿日:2016.07.30

  • 説得力が弱い。

    この著者の前著である「スタンフォードの自分を変える教室」を読んだら、まさに目から鱗が落ちるようにすんなり頭に入ってきて、お気に入りの一冊となった。

    今作は何かイマイチスムーズに頭に入らないで、ちょっとした拒絶反応を起こした。

    ストレスが有害であることを強く思い過ぎるとますます悪影響が及ぶというもので、逆にいい方に捉えると自分の成長につながるという。

    そうなのかもしれない、ただあまり説得力がなく、「本当だろうか?」という疑問はぬぐえない。

    前著が本当に面白かっただけに期待外れの感もある。読む人が読めば絶品の面白さとなるのかもしれないが。
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    投稿日:2016.06.27

ブクログレビュー

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  • 海老ピラフworld

    海老ピラフworld

    ストレスは体に良くないと思っていると、ほんとに悪影響をもたらし、ストレスは助けになると思うとその通りになる。
    心臓の鼓動が早くなるのは、全身に酸素を行き渡らせてパフォーマンスを発揮するため。
    利他的に思いやり行動は自分自身も助ける。自己のためではない、もっと大きな観点から目標を定める。続きを読む

    投稿日:2024.01.23

  • みらい

    みらい

    ストレスとの付き合い方を学べた。意識を変えるだけで、同じ現実も違ったものにできるのがすごい。「病は気から」とか「気の持ちよう」とかいう言葉があるけど、ストレスに対してもそのスタンスが正解なんだな、先人の教えは普遍的ですごいな、とか考えた。

    提示されているいくつかのワークをしなくても、今後の人生が変わる1冊。それくらい、この考え方・捉え方を知ることは重要。
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    投稿日:2023.10.08

  • kengo

    kengo

    ストレスは嫌がるものでも避けるものでもない。
    ストレスは考え方、捉え方を変えるだけで自分のパフォーマンスを上げたり幸せホルモンが増えたり肉体にもいい影響があるという科学的根拠に基づいた話。
    ストレスに対する考え方が180度変わるインパクト受けました。
    こちらTED動画で著者がわかりやすくプレゼンしています。
    https://www.ted.com/talks/kelly_mcgonigal_how_to_make_stress_your_friend/comments?subtitle=ja
    続きを読む

    投稿日:2023.03.18

  • かーむ

    かーむ

    このレビューはネタバレを含みます

    ・脅威反応場×とチャレンジ反応◎
    →どちらが表れるかは対処する自身があるかどうか
    →チャレンジ反応=思いやり・絆反応=人の為に頑張る=勇気が出る=大きなものの一員だと思う=身振り手振り大きくなる

    ・ストレス反応はこう捉える
    →力になるもの、身体に良い、役に立つ

    ・ドキドキはこう捉える
    →力が湧いてくる
    →成功する、吸収してエネルギーにする

    ・ストレス
    →害ではない、自分を守ってくれるもの

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    投稿日:2022.12.25

  • 健一@スーパー・ブックサマライザー

    健一@スーパー・ブックサマライザー

    ★本書のポイント
    ①ストレスは体に悪いものではない
    ②ストレスは自分の目標を達成させる材料となる
    ③ストレスが無いと早死にする

    ◆まとめ◆
    ★「ストレスは健康に悪」と思うと死亡リスクが高まる→ストレスは人を成長させ、健康で幸せにする
    ◇全ては思い込み
    →「ストレスは役に立つ」と思うと現実もそうなる
    →「考え方」でストレスホルモンの分泌が変わる
    ★ストレスの良い面と悪い面を認識した上で、あえて良い面を見ること。そして、自分が辛い思いをしているのを認めた上で、そのストレスのせいでかえって大切なものとの結びつきが強まってくるのだ、と意識すること。
    ◇感情の高ぶりは学びを助ける
    ◇退屈は死亡リスクを高める
    ◇ストレスに強くなると言うのは、ストレスを感じたときに「勇気」や「人とのつながり」や「成長」
    と言う人間ならではの底力を、自分の中に呼び覚ますこと
    ◇「脅威反応」を「チャレンジ反応」に変える
    ◇良い面に目を向けると自制心が強まる
    →鬱状態も軽減させる

    ★読んで私はこうする!-アクションプラン-
    ①ストレスを感じたら、良い面と悪い面を意識し、あえて良い面を見るようにする。
    ②ストレスを感じたら、自分の目標(副業の成功)に向かって努力するためのエネルギーを得たと考えるようにする。
    ③ストレスを感じたら、ケリーさんの顔を思い出す。
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    投稿日:2022.06.18

  • ***chito***

    ***chito***

    このレビューはネタバレを含みます

    2022.4
    「ストレスは健康に悪い」と心配し、ストレスのせいで病気になるのを恐れているが、問題はストレスではなく、その考え方であることを、いくつかの研究結果を通して書かれている。
    そして、ストレスの考え方しだいで、人々の健康や寿命、幸福感、人生に対する満足度が左右される。
    この本の後半では「ストレスを力に変えるエクササイズ」が紹介されており、ストレスをポジティブなものとして捉えるためのマインドセットも行える。

    マインドセットの方法自体は、知っているものもあったけど、その根拠(研究事例)までは知らなかったので今までの知識と結びつく感じで読めて面白かった。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.04.24

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