【感想】センゴク権兵衛(27)

宮下英樹 / ヤングマガジン
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
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  • 最終巻

    関ケ原合戦の戦後処理の話で一応の完結を迎え、後日談などの各種エピローグで最終巻としている。ややダラダラと水増し感はあるが、この巻までが緊張感高い合戦シーンが多かっただけに、まあ穏やかな終わり方と言えるだろう。全体を通して、仙石秀久という第二級の人物を主人公にしたなかなかに面白いシリーズであった。続きを読む

    投稿日:2023.02.18

ブクログレビュー

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  • bukuawa

    bukuawa

    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国物語最終巻。
    秀吉が死に、関ヶ原合戦をへて家康の世となる。その中を"縁"を頼りに肩の力を抜いて乗り切る権兵衛。縁故の人々の行く末も描きながらの最終巻は、長い物語の終わりの静けさに満ちている。

    熱血のシリーズ開幕から紆余曲折あって、後半特に終盤は主人公の影が薄くなり気味ではあったけれど、新しい歴史解釈も取り入れ、三河の三英傑をまた違った角度から眺めることのできる、読み応えのある作品だったと思う。長らくお疲れさまでした。
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    投稿日:2023.05.14

  • だまし売りNo

    だまし売りNo

    仙石秀久は関ヶ原の合戦では東軍に属した。三国一の臆病者と笑われた秀久が味方することは家康にとって自信を持てるものであった。強大な敵に逃げ出した過去を持つ秀久が味方をするということは、家康を強いと認識しているためである。石田三成が憎いという理由で東軍に属する武将よりも心強いだろう。当初想定していた敵は石田三成であったが、毛利輝元ら大老や奉行の多くが西軍になり、豊臣家の正統性は西軍にあった。
    秀久は豊臣恩顧の大名ながら徳川家康や秀忠に大事にされた。そこには信州小諸藩五万石という小藩であることも影響しているだろう。何十万国という大大名では隙あれば改易されるだろう。
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    投稿日:2022.07.11

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