【感想】楽園のカンヴァス(新潮文庫)

原田マハ / 新潮文庫
(1451件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
728
479
136
21
5
  • すてきなおはなし

    アンリ ルソーを
    税関吏ルソーと
    呼ぶのはやめます。
    亡くなる傍らに、
    親愛なる人たちが
    いてくれていたと願いたいです。

    投稿日:2018.05.16

  • 楽園のカンヴァス

    このタイプの本は初めてです。
    面白かった。ちょうど、ポーラ美術館へ行ったところだったので、ルソーの絵を味わい深く見ました。
    お土産もしっかりルソーにしました。
    これから読む人は幸せです。楽しい時間を過ごしてください。続きを読む

    投稿日:2017.08.09

  • ドキドキワクワクの美術ミステリー

    「この絵の中に、君の友達がいる。そう思って見ればいい。それが君にとっての名作だ。」「アートを理解する、ということは、この世界を理解する、ということ。アートを愛する、ということは、この世界を愛する、ということ。」主人公の父の言葉に共感。ストーリー展開にドキドキさせられ、わくわくしながら読めた。ルソーへの愛に溢れた内容で、実物の絵にまた会いに行きたくなった。というか、実物の絵をじっくり感じた後に読んで、それからもう一度実物を見たい。「夢」が無理でも、ルソー作品で。美術館と動物園と植物園に行きたくなった。続きを読む

    投稿日:2017.03.08

  • それは、「永遠に生きるヤドヴィガ」への情熱から始まった!

    ピカソ、シャガールなど近代の画家さんたちとは、自分と生きた時代が重なっていたという身近さで好きだし、
    やっぱりルノワール、フェルメールは行列に並び、そして、息をのんだのがマティスの「赤のハーモニー」。
    あの“赤”の、あの迫力!あの感動を今も宝物として大事に持っています。

    膨大な資料の上で裏打ちされたであろう、ルソーのことば・想い、ピカソのことば・行動は人の心を揺さぶります。
    それらを心に刻んでおいて、今度機会があれば、ルソーとピカソの絵に重ね合わせて観たいと思います。
    これは、自分でとってもステキな考えだとワクワクしてしまいます。

    それは、「永遠に生きるヤドヴィガ」への情熱から始まった!
    その鍵は、アルファベットの大文字?
    続きを読む

    投稿日:2017.02.27

  • どこまでが真実でどこが創作なのか

    どこまでが真実でどこが創作なのか。
    ルソーが好きでルソーに取り付かれた人達のフューマンドラマ。
    様々な人生を歩んできた人達が葛藤しながらも自分の居場所を見つける。
    倉敷、バーゼル、ニューヨークと世界を股にかけて展開する物語は壮大でドラマチックです。続きを読む

    投稿日:2017.01.05

  • 絵画を知らなくても美術館に行きたくなります

    絵画についての知識がまったくないのですが、楽しめました。
    でも知ってたらもっと楽しく読めたんだろうなぁ。
    あらすじはアンリ・ルソーの1枚の絵が主題となり、その絵をめぐってミステリーが繰り広げられます。
    次の展開が気になって気になって・・・仕事もしないでこそこそ読んでしまいました。
    とにかく引き込まれるお話でした。美しくて面白い!
    続きを読む

    投稿日:2016.12.09

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ブクログレビュー

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  • hituji8

    hituji8

    このレビューはネタバレを含みます

    ミステリーでもあり美術解説でもあり、恋愛小説でもあり。いろいろな要素がある。これだけ書かれたら「ルソー」を見なくてはと思ってします。7日間でのティムと織江の変化が面白い。人は一瞬で変わる力も持っている。それは、自分の力というより他人からの影響が大きいのでは。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.05.26

  • ゆき

    ゆき

    クセのない文章で理解しやすくテンポも良いところがまず好きです。
    推理や謎解きのようなミステリー要素はあまりないかもしれませんが、話の展開がドラマティック!ハラハラドキドキしながら読み進めました。意外な結末とそれに続くオチにも感動です。ルソーへの情熱で心を通わす登場人物達に胸が熱くなりました。終わり方も美しく、大満足。しばらくは余韻に浸ってしまいそうです。続きを読む

    投稿日:2024.05.16

  • リッキー

    リッキー

    美術館に行ってみたくなりました
    ルソーの絵も見てみたい
    今後はそれぞれの絵画の作者の思いや時代背景に想いを寄せて見てみたい

    投稿日:2024.05.15

  • 真代

    真代

    原田マハさんの言葉で紡がれた物語の素晴らしさに心が震えてます。美術に疎い私ですら、ルソーの描く絵の世界に引き込まれてしまいました。そして今すぐ美術館に行きたい✨

    投稿日:2024.05.11

  • yuki

    yuki

    ルソーだけでなく、絵画の奥深さに読めば読むほど自分も迫っていける感じが良かった。そして、このミステリーが織りなす人間関係も。

    でもやっぱり私は母親目線をどうしても持ちながら読んでしまう。真絵ちゃんはどうなる?
    愛人と別れる決意はいいと思うけど、生まれてくる子どもにもっといい環境を…と考えなかったの?
    という、ストーリーの本質とは全くかけ離れたポイントが気になってしまった。
    続きを読む

    投稿日:2024.05.08

  • 司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    「ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに篭めた想いとは―。山本周五郎賞受賞作。」

    「絵画に対しての見方が変わる作品。史実とフィクションが上手く混ざり合い絵画の書かれた時代背景などにも興味がわく。謎を追ううちに絵画の世界にまぎれこんでいく。読むと美術館に足を運びたくなる。」
    (未来屋書店 本屋従業員によるおススメ本の紹介 2023 の紹介より)
    続きを読む

    投稿日:2024.05.05

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