【感想】銀河ヒッチハイク・ガイド

ダグラス・アダムス, 安原和見 / 河出文庫
(222件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
47
79
48
9
2
  • ねすみは超知性ですか?

    宇宙も地球もお役所仕事ですか?
    とにかく前半の展開が笑えれば後はSFギミックへのアレルギーが無ければ楽しめます。
    しかし、ねずみ、イルカ、人間の知性の順番…。
    ねずみは霊長類の祖先とはいいますがね。
    宇宙の究極の問いのネタは広がりすぎていて、そうですねえという感慨を抱いてしまいました。
    ですが、その路線の原典ともいうべきこの作品だけは読む価値があるでしょう。
    私も、この神秘の数字の意味付けをして一攫千金の著書を表したいなあ…。
    星5つ。
    続きを読む

    投稿日:2017.03.26

  • 究極の答えは?

    いきなり地球が消滅するところから始まるSFコメディー小説です。シリーズ物ですが一冊で話は完結しています。訳者あとがきにも書かれていますが、笑いのセンスが日本人と違ったり、元ネタなどの予備知識が必要だったりとそれほど笑えはしませんでした。 しかし有名なフレーズ”生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え”が知れて満足です。ちなみにgoogleにこのフレーズを入れると答えが返ってきます。続きを読む

    投稿日:2014.11.09

ブクログレビュー

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  • ukee4121

    ukee4121

    読んでいて意味がわからなく頭がおかしくなりそうだったが、不思議とページを読む手が止まらなかった。50年ほども前の本だとは思えない斬新な話で、タイタンの妖女を読んだときと同じような衝撃を覚えた。

    投稿日:2024.04.15

  • 桐田

    桐田

    このレビューはネタバレを含みます

    いい意味でしょうもなかった。
    バカでかい数字の確率、超主観的な『銀河ヒッチハイク・ガイド』、魚を入れて翻訳すること、…
    汎銀河ガラガラドッカンも飲んでみたい。
    デジタル時計を買って遅れた人間にでもなろうか。

    というか、『銀河ヒッチハイク・ガイド』自体購入できるものならしたいね

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    投稿日:2024.04.12

  • 0541

    0541

    何か科学的知識や真理、テクノロジーを描いている訳ではないけれどこの時代自由に書いておりなんだって起こり得る感じはSFの基本なのかと思った。文章も面白くすんなり読めるし英語で読んでみたい気持ちになる。Rick & Morty に慣れすぎちゃってるのでそれには見劣りした。続きを読む

    投稿日:2024.04.06

  • アラエッサ

    アラエッサ

    このレビューはネタバレを含みます

    “ゼロからトースターを作ってみた結果“という本の著者が、“ほとんど無害“という本が大好きだと語っていたので、今シリーズ1作目を読み始めてみた。

    元々はラジオドラマだったらしく、ラジオドラマでやるような少し緩い語りのSF作品という感じだった。
    平凡な地球人でありながら、宇宙に放り出されるより辛い拷問であるヴォゴン人の詩の朗読(フォードは苦しみのあまり絶叫するほど)に淡々と感想を述べて空気を変える主人公アーサーp88、
    破壊された地球から主人公を救い出して一緒にヒッチハイクしていく説明役フォード、
    犯罪歴があり、目立つのが仕事の大統領で顔が2つ手が3本、フォードのいとこでもあるゼイフォード、
    開閉に喜びを感じるドアを忌々しく思う口の悪いロボット、使われるのが嬉しく無駄口の多いロボットなど。
    登場人物の個性や、細かな舞台設定が面白い。

    実はネズミは人間よりも賢く、人間によるネズミ実験で色々と情報を得ているが、それはネズミ側から教えてやっているのだという。
    そして地球は超ハイスペックなコンピューターであり、あと5分で解明できた謎が地球破壊により潰えた。そして地球の生き残りであるアーサーの脳に謎の解明に繋がる断片があるはずだとねずみは考え、脳をくれないかと言い出す。


    ちなみに“ほとんど無害“とは、銀河ヒッチハイク・ガイドにおいて、『地球』についての解説文である。(惑星が膨大すぎて地球はマイナーであり、元々は無害としか書かれてなかったのをフォードが15年間の滞在の末、ほとんど無害に更新した。)

    〜美しいことで有名な惑星ベスセラミンでは、大量の観光客のせいで侵食が進むのを憂慮し、惑星滞在中に摂取した量と排泄した量に差があると、出国する時にその正味差分を外科的に切除されることになっている。なので、トイレに行ったら何があっても必ずレシートを貰っておかなくてはならない。p104

    ↑トイレでレシートを貰うという発想が面白くてお気に入りだ。

    生命、宇宙、そして万物とは一体なにか?
    超ウルトラスーパーコンピュータが750万年かけて計算した答えは『42』

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.03.26

  • はるさめマン

    はるさめマン

    コメディとしては、正直そこまで面白くはないかなという感じでしたが、有名な「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え」が、どういう流れで語られるのか知れただけで、非常に充実した読書体験になりました。いや、あまりにくだらなくて逆にびっくりしましたが(笑)。とりあえず、今後はネズミとイルカに対して、尊敬の目を向けて過ごそうと思います。続きを読む

    投稿日:2024.01.30

  • たけうち

    たけうち

    後の世に影響を与えた名作、というものがあり
    その名作の影響を受けて生まれた作品が数多くある場合、先に後者の作品を見聞きしてから原典の“名作”にたどり着くと、あなただったんですね…と感慨深くなることがあります
    こちらはそうした作品です
    宇宙人が地球の調査のために地球人に擬態して世間に潜んでいるとか
    無害な動物が人間を凌駕する高い知能を持ち、人類を影で支配しているとか
    生命や宇宙の誕生それに対する哲学的な思考を超高度なコンピューターにやらせたりする場面とか
    こういうのあるよね~好きです~という箇所があちこちてんこ盛りです

    登場人物は、地球が無くなるなどのハードな目に遭ってるのに語り口は軽やか、でもシニカル、ちょいちょい残酷で容赦もない…と思ったらすげー都合のいい展開で助けがもたらされたりする、でもすぐまたピンチにもなる
    そして急にあっちこっちに話が飛ぶ、でも次の展開に驚くほど集約されていく、と思ったらガチの脱線だったりする箇所もあって、そのスカしてくる語り口がおしゃれさんです

    数字の取り扱いがガバガバなのも個人的にはめっちゃ好きですし、この作品がSFの名作古典として扱われているのは、後の世代のSF観に影響を与えたから…ということ以上に
    “宇宙に出かけて色んな宇宙人に会うからSFです”ってくらいのゆるさが素敵だからだと感じます
    今のところ推しキャラは、ウルトラハイパー高性能でスペシャル根暗ロボットのマーヴィンです
    次巻でもぜひ活躍してほしい
    あ、この巻だけだと話が全然終わらないので、続巻をちゃんと揃えてから読んだ方がいいです
    続きを読む

    投稿日:2024.01.13

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