【感想】神去なあなあ日常

三浦しをん / 読楽
(751件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
184
323
165
30
0
  • さすがは三浦さんのお仕事小説、キャラ作りが抜群です

    卒業後はフリーターにでもなろうと考えていた男子高校生が
    突如三重の山奥の神去村に放り込まれた!
    一般的には馴染の浅い林業を通じて
    若者が人としての生き方を探し出していく姿が実に爽快です
    あー神去村!住みたいとまでは思わないけど、一夏くらい過ごしてみたいなぁ続きを読む

    投稿日:2014.04.15

  • 日本人は山と生きるし、日本は森の国ですね

    山がなければ、森がなければ、そして、それらに手を懸けなければ、川もないし、海に魚も住めません。そんなこの星の人の生活の原点を静かに思い出させてくれる素敵な小説です。ジャレド・ダイアモンド氏の本にも江戸時代の日本の林業のガバナンスの良さが書かれているように、古来この国は森の木を本当に大切に育て、守ってきました。そんなセンスをなぜか我々が持っていることを寿ぐとともに、この小説をそのまま楽しみましょう。ちなみに、映画もかなりよくできてました。どちらが先でもお勧めです。続きを読む

    投稿日:2014.04.30

  • 穏やかな毎日だけど、読んでいて飽きないのが不思議。

    おもしろかったです。
    読み進めていくうちに、そんな、非現実的な…
    と思いつつ、山の神様って本当にいるのかも…
    自分も時々(低い山だけど)登ったりするので、失礼のないようにしなくちゃいけないな、と思いました。
    主人公の男の子が、林業という、今までの生活とかけ離れた世界に飛び込んで、悪戦苦闘するわけですが、
    自分にはまだまだできないことがある、ということを受け入れて、それでも自分のできることをやる、という姿勢に頭が下がります。
    恋もうまくいくといいな。
    続きがあるようなので、ぜひ読みたいと思います。
    続きを読む

    投稿日:2014.05.06

  • 神去村でのゆっくりのんびりな日常

    平野勇気という青年が、三重県の神去村という村で暮らし、林業で生活していく姿を描いた作品です。辛い林業の仕事や人との交流、恋愛などを経て、平野が成長していく姿も描かれますが、林業の実際の作業もリアルに描かれており、臨場感あふれる内容でした。

    神隠しを信じていたり、人付き合いの深さなど、この神去村はジブリなどで出てくるような、古き良き日本の田舎を感じる村です。そのため林業に関するお仕事小説や青春小説という面だけでなく、日本の原風景という面も描かれていると感じました。そして温かい気持ちにさせてくれた小説でした。
    続きを読む

    投稿日:2014.04.15

  • 爽やかな読後感

     高校を卒業していきなり送り込まれた神去村から始まる青春ストーリー。
    読み始めはこの設定あり得るかな~と感じつつも、山村の暮らしの楽しさに引き込まれていました。
    山のヒル、ダニ、山から眺める風景に、私が子供のころ行った田舎も、似たような所だったなと思い出しました。大人たちがパワフルで、主人公が逞しく成長していくのを一緒に見守ったような、爽やかな読後感でした。
    続きを読む

    投稿日:2014.05.18

  • 勇気くんは持っている!

    山の手入れがこれほど大変なものであることを知りませんでした。
    地球上の人間がみーんないなくなったら、緑豊かな美しい星になるだろうと思っていたので・・・。
    山の木々を守るために、人間の手入れがとても大切なのだと分かってしみじみしました。

    物語だと解っていますが、勇気くんを林業に放り込んだ人も、受け入れた人もなんて素敵なの!とうれしくなります。勇気くんが頑張ったのはもちろんだけど、彼は何かを持っているとしか思えないです。
    こんな風に、今ここにいられることが幸せと思える場所や仕事、人とのつながりに出会えたら最高だろうなぁとうらやましくなりました。



    続きを読む

    投稿日:2014.07.22

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ブクログレビュー

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  • ぽさ丸

    ぽさ丸

    高校卒業間もない主人公ユウキがど田舎である神去村へ林業研修?就職し、成長する物語。

    神去村の住人が次第にユウキを認め、この村を好きになっていく様を描いている。林業にまつわる職業的知識も多くあり勉強になる。

    日本の田舎の古き良き伝統と、よそ者のユウキからみた滑稽な視点は痛快である。気性の荒い先輩ヨキは私生活はだらしないが、林業の申し子的存在。ユウキの良き理解者でもあり、憎めないキャラクター。

    全体的にほのぼのしており、風光明媚な田舎に旅行したくなるようなお話しでした。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.16

  • 2063476番目の読書家

    2063476番目の読書家

    ファンタジーと風習、因習村、田舎、林業をエンタメとして突き詰めるとこうなるというかんじ。ただ林業について想像がつかないから、微妙に話に入り込めなかった気がしたのがちょっと勿体なかった。

    投稿日:2024.03.30

  • メイプル

    メイプル

    主人公は18歳の勇気という男の子。
    フリーターになろうと思っていたら高校の先生と親に林業の現場に放り込まれてしまった。
    最初は携帯も通じない山奥できつい山仕事をするのは大変だったけど、どんどん仕事の楽しさ、自然の美しさに魅了されていく。

    登山が好きでよく山に行きますが、山の整備はこんなに手間がかかっているんだなぁと驚きました。

    林業がどんなものか知れて、物語もほっこりおもしろい素敵な小説です。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.25

  • ゆず太郎

    ゆず太郎

    嫌々始めた林業の仕事。個性的な村の人々との交流を深めていきながら仕事や村の魅力にはまっていく主人公と同じく、自分もそんな村の魅力に引き寄せられました。なあなあな中にも死と隣り合わせの林業の厳しさはじめ情景描写も入り込んで読むことができたと思います。
    後日譚の方も楽しみたいです。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.23

  • deizisiro

    deizisiro

    読後即映画を観てみた
    ワンコが居なくてちょっと不満 でも映画はそれなりに面白い
    小説はもっといい 林業の事もちょっとかじれるし
    その後もあるようなので読んでみたい

    投稿日:2024.03.14

  • taknak

    taknak

    今まで知らなかった地域や仕事がよくわかり、楽しく読めた。ただ、青年の日記という文体なのが残念に感じた。

    投稿日:2024.03.06

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