【感想】秋期限定栗きんとん事件 上

米澤穂信 / 創元推理文庫
(291件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
38
122
91
7
1
  • シリーズ第3弾

    第1弾を読み終えた後は「このシリーズは駄作!?」と正直思ってしまいましたが、だんだん面白くなってきました。
    今回の事件は”放火”
    小山内さんがどう絡んでくるのか下巻が楽しみです。

    投稿日:2017.01.30

  • 米澤穂信による小市民シリーズ第3弾の上巻

    前作で小山内ゆきと別れた小鳩常悟朗はひょんなことから仲丸さんとつきあうことになる。一方、新聞部に入部した瓜野はちょっとしたきっかけで小山内ゆきとつきあうことになる。本作ではこの常悟朗と瓜野の視点が交互に繰り返されながら物語が進行する。
    連続放火事件とその裏にちらつく小山内ゆきの影。放火事件を学内新聞で取り上げたい瓜野は部長である堂島健吾と衝突しながらもその真相に迫ろうとする。
    本作では瓜野、仲丸という二人の新キャラクターによって常悟朗や健吾の人物像がより立体的になり、特に健吾が懐の深い、意外と物事をちゃんと考えて行動する好人物として描かれている。一方でゆきはその神秘性をより深め、一層謎のキャラクターとして君臨する。
    ところで、タイトルは「秋季限定」だが、物語は上巻の時点ですでに冬になり、秋は下巻なのか?そっちもちょっと気になるところ。
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    投稿日:2014.03.25

  • 下巻必読

    シリーズの主人公小鳩くんの他、もう一人の語り手によりストーリーが進んでいくのだが、もう一人のほうの性格がちょっとアレでウザくて、読むペースが落ちる。。

    けど下巻を読んだ今だから言える。

    だからこそいいんじゃないか。

    下巻必読。
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    投稿日:2013.11.09

  • ここからが本編!

    テンション上がってきたー!
    今までの二冊はプロローグだったの??
    小山内さんは一層手強い感じだし、下巻は小鳩くんの推理に期待せざるを得ない!
    今晩は寝ません!

    投稿日:2013.12.13

  • 小市民シリーズ第3弾は上下巻に

    この『秋期』では話の半分が新しい登場人物・瓜野視点で進みます。
    今までは小鳩君の主観でのみ語られた小山内さんのキャラクターが、瓜野視点で語られると微妙に変わるのが細かい演出です。
    新聞部が発行している『月報船戸』のコラム欄で瓜野は自分の推理を披露し、彼女の小山内さんにいいところを見せようと頑張ります。
    が、小鳩君という探偵役(=主役)のいる物語で華々しく活躍できるはずもなく。
    自尊心の強いタイプで結構鼻につくキャラクターである瓜野が、最後のオチで一気に哀れになりました。
    最初は若干キャラに頼ったライトノベル系探偵物かと思った当シリーズ。
    すみません、侮っていました。物凄く正統派な探偵物ですね。
    しかもさすがに高校三年生になった小鳩君と小山内さんが、紆余曲折を経て自分たちの自然体に気付く流れは、とても自然でしかも青春物としてオーソドックスな展開。
    さすがの米澤節でした。
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    投稿日:2014.04.06

  • 3作目の上下巻長編でキツネとおおかみは小市民となりえるのか

    小市民シリーズの3作目は高校二年生の二学期から始まる。知恵者キツネの小鳩常悟朗と、後輩の功名心に逸る新聞部員瓜野高彦のそれぞれの視点で物語が展開する。
    前回で互恵関係を解消した常悟朗は仲丸十希子さんから告白され、策略おおかみの小山内ゆきは瓜野高彦から告白されそれぞれお付き合いしながら仲を深めていく。
    今回の事件は毎月1回の連続放火事件、新聞部が発行する『月報船戸』にその連載記事を取り入れようとする瓜野の行動、そしてゆきの暗躍が見え隠れする中で、常悟朗は仲丸さんとのデートで知恵を働かしつつ、そのそぶりも見せず小市民であろうとしている。さて二人の行方やいかに・・・・というところでつい下巻も続けて読んでしまった。フフフ!
    小山内さんのスィーツ語りは前回よりはすくないし、栗きんとんは上巻では食べられていない。
    そこは下巻に続く
    続きを読む

    投稿日:2014.07.03

ブクログレビュー

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  • nyabii

    nyabii

    前巻で互恵関係を解消した二人が早速、新たな関係を構築するところから始まる。小山内さんの言葉の節々に凶暴性が見え隠れするのが恐ろしい。危なっかしい瓜野には下巻で辛い結末を予期してしまう。健吾だけが本作の良心ではないかと思えてくる。続きを読む

    投稿日:2024.05.01

  • 久能整

    久能整

    このレビューはネタバレを含みます

     互恵関係を解消した小鳩くんと小山内さんがそれぞれどうなるかと思っていたら、まさか二人とも恋人ができるなんて思わなかった。また今回は小鳩くんと、小山内さんと付き合い始めた野心満々で「小市民」とは程遠い新聞部の瓜野の視点から書かれており、連続放火事件を追っていく(ほとんど瓜野目線)過程は別のキャラの視点だからこそ今までと違う感じがした。下巻でどうなるかが気になる。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.04.27

  • ジェンディー

    ジェンディー

    前作の苦い終わり方から、さあどう来る!と思いきや、こういう展開か…!苦手な種類のやつだ。
    でも、だからこそ、下巻のカタルシスに期待!
    さ、下巻読も。

    (小佐内さんがスイーツを好きな理由には驚いた。だから、このシリーズはスイーツの名前を冠するのか。私は、スイーツ大好きです。)続きを読む

    投稿日:2024.03.24

  • 馬場豊

    馬場豊

    前作までと比べて話がなかなか陰鬱で、読んでいてそこまでハラハラドキドキする展開はなかった

    個人的には、中丸さんの兄の推理みたいな話を沢山読みたかった

    それを踏まえても面白いことは面白い
    下巻に期待、、、続きを読む

    投稿日:2024.03.17

  • tomk59

    tomk59

    夏にアニメ化される「小市民」シリーズの3作目。本作はシリーズの主役である小鳩くんと、一学年下の瓜野くんの視点で描かれる。

    連続放火事件を追っていくプロットや、日常の会話は面白かった。

    ただ、高校生ってこんなにもあっさりと付き合ったりするものなのか(キャラクター的に即決しそうなのは分からなくはないけども)とか、瓜野くんが語る際に、年上である小山内さんを「小山内」と呼び捨てにするのがどうも気になってしまった。あと小山内さんの登場シーンがあまり多くないのが残念。裏でこそこそ動いてはいそうだけども。

    とは言え、読み終えてみると下巻が早く読みたくなる展開に。続きに期待。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.29

  • ゆーだい

    ゆーだい

    読み始めは盛り上がらなさそうだなって思ってたけど、これはなかなか面白くなりそう。こういう別視点で進んでいくストーリーは緻密であればあるほど楽しい。

    投稿日:2024.02.13

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